「クラフトビール」にまつわるギモンに
「よなよなエール」の醸造所・
ヤッホーブルーイングの
ブルワー(ビール醸造士)が答えます。
ようこそ、クラフトビールの世界へ!
クラフトビール基本の「き」
自分に合った
クラフトビールの選び方
クラフトビールができるまで
さあ、飲んでみよう!
クラフトビール
基本の「き」
クラフトビールってどんなビール? 一般的なビールとの違いは?
クラフトビールとは「つくり手たちの革新性から生まれた多様な味わいのビール」のこと!
一般的なビールとの違いは、味わいにあり。
クラフト(craft)は英語で「技術」「工芸」「職人技」などを意味する言葉。クラフトビールとは、ブルワー(ビール醸造士)たちの創意工夫で生まれた、個性とおいしさが両立した多様で魅力的なビールを指します。
「のどごし重視」の一般的なビールと比べ、どれもユニークで個性的。果物のような香りのものから、濃厚な味わいのものまで、様々なビールがあるんですよ。
香りや味のバラエティが、クラフトビールの大きな魅力! ぜひ、お気に入りの1本を探してみてください。
動画でも解説!
【4分で解説】クラフトビールとは?その豊かなバラエティや楽しさを醸造士が解説します!
クラフトビールと地ビールは、何が違う?
「地ビール」が十数年の時を経て、「クラフトビール」と呼ばれるようになったんです!
日本では1994年の酒税法改正をきっかけに、小規模なビール醸造所が日本全国で生まれました。「地ビール」の名前で親しまれましたが、ブームは数年で廃れてしまいます。しかし、一部の醸造所は地ビールブーム終焉後も醸造技術を磨き続け、次第に世界レベルで評価される高品質なビールをつくるようになりました。
2000年代に入り、アメリカでクラフトビールが人気を集めるようになった頃、日本の地ビールも「クラフトビール」として再評価されることに。以降「クラフトビール」という呼び方が定着しています。好きな方で呼んでくださいね!
自分に合ったクラフトビールの選び方
ビールにも種類があるの?
世界には150を超える
ビールの種類があります!
ビールの種類のことを「ビアスタイル」といいます。ビールの基本的な原材料は「モルト(麦芽)」「ホップ」「水」「酵母」ですが、使う原材料や製造工程の違いによって様々な種類に分けられるんです。今日では、世界になんと150を超えるビアスタイルがあるんですよ!
日本で一般的に飲まれているビールのほとんどは「ピルスナー」というビアスタイルですが、クラフトビールの広がりをきっかけに、ほかのビアスタイルのビールが飲める場所やお店も増えました。ぜひ色々なビールを飲み比べて、あなたにピッタリなビアスタイルを見つけてみてくださいね!
初心者にもおすすめのクラフトビールは?
まずはペールエール・IPA・セゾン・白ビール・黒ビールの5つをおさえましょう!
代表的なクラフトビールの種類といえば、ペールエール・IPA(インディア・ペールエール)・セゾン・白ビール・黒ビールの5種類。
中でもペールエールは、クラフトビールの原点ともいえる王道のビールです。ペールエールをベースに、自分好みのビアスタイルを開拓するのがオススメです。
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ペールエール
すべてのビアスタイルの原点・基本ともいえる。王道のクラフトビールを飲みたい方におすすめ。
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IPA
(インディア・ペールエール)ペールエールよりもホップを多く使い、苦みや香りを効かせた、世界で最もポピュラーなビアスタイルの1つ。
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セゾン
ベルギーで農作業の合間にのどを潤すために造られていた歴史を持つ。飲み口が軽く爽やかな香りが特徴。
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白ビール
大麦だけでなく、小麦を多く使ったビールの総称。苦みが少なく、小麦由来のなめらかな口当たりが特徴。
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黒ビール
濃色の麦芽を使った色の濃いビールの総称。香ばしい香りや甘味、コクが感じられるのが特徴。
- 有名なクラフトビール
- ギネス「ギネススタウト」
クラフトビールが
できるまで
クラフトビールの原材料は?
「モルト(麦芽)」「ホップ」「水」「酵母」の4つだけ!
クラフトビールの基本的な原材料は、モルト(麦芽)・ホップ・水・酵母の4種類。モルトはビールに色合いやコクを、ホップはビールに香りや苦味をつけてくれます。水に含まれるミネラル分や、酵母の違いでも香りや味が変わってくるんですよ。ときには柚子やラズベリーなどのフルーツ、ごまやきなこなどの副原料を使うことも!
これらの原材料を組み合わせて、イメージ通りのビールをつくるのがブルワー(ビール醸造士)の腕の見せ所なんです。
動画でも解説!
【5分で解説】知ればビールがもっと美味しい!クラフトビールの個性を生む4つの原材料【醸造士が教えます!】
クラフトビールのつくり方が知りたい!
基本は「仕込み→発酵→貯酒→充填」の
4工程
ビールは、主に「仕込み」「発酵」「貯酒」「充填」の工程を経て出来上がります。まず最初の仕込み工程で、モルト(麦芽)を煮てビールの元になる「麦汁」をつくります。そこにホップを入れて香りや苦味をつけてから、酵母を投入して発酵させるんです。その後低温で熟成する貯酒工程を追えたら、缶や瓶・樽に充填して、完成!
仕込みを始めてから出来上がるまでは約1か月。狙った通りの味わいにできあがるか……つねに気を使いますが、ビールが出来たときの喜びはひとしおです!
動画でも解説!
【おうちで醸造所見学】クラフトビールができるまでを醸造士が解説【前編|仕込み】
【おうちで醸造所見学】クラフトビールができるまでを醸造士が解説【後編|発酵・貯酒・充填】
さあ、飲んでみよう!
クラフトビールのおすすめの楽しみ方を教えて!
グラスにこだわったり、パッケージで選んだり。シチュエーション別に紹介します!
バラエティ豊かなクラフトビールは、その楽しみ方も人それぞれ。グラスに注いでビールの色や香りを楽しんだり、おしゃれなパッケージに見とれたり。プロの技が光るクラフトビール専門店や、ビールの飲み比べができるイベントに足を運んでみるのもおすすめです。ここではおすすめの楽しみ方をご紹介するので、あなたにあった楽しみ方を見つけてくださいね!
家飲みを楽しもう
クラフトビールは、実はちょっとしたコツを知っているだけで、よりおいしく楽しめるんです! お気に入りのグラスを選んだり、温度によって変わる香りを楽しんだり……初心者でも簡単に実践できる「家飲みのコツ」をご紹介します。
クラフトビール専門店で
飲んでみよう
最近では注ぎたてのクラフトビールが味わえる「ビアパブ」や、自家醸造したクラフトビールを楽しめる「ブルーパブ」、ビールの量り売り専門店など、クラフトビールを楽しめる専門店が増えてきています。あなたの家や職場の周りにも、そういったお店があるかもしれません。一度足を運んでみると、ビールがぐっと楽しくなりますよ!
専門店ならではの楽しみ方や、事前に知っているとより楽しめる豆知識、よなよなエール公式ビアレストラン「YONA YONA BEER WORKS」についてご紹介します。
イベントに行ってみよう
全国各地で開催されている「ビアフェス」や「オクトーバーフェスト」のようなイベントに参加してみるのもおすすめです。ビール好きの仲間と一緒に乾杯する時間は、かけがえのない思い出に。青空の下、外でおもいきりビールを楽しむ開放感は格別です。私たちも、クラフトビールがもっと楽しくなるイベントを随時開催中です。さぁ、最高にビールがうまい時間を一緒に楽しみましょう!
製品一覧
よなよなの里の醸造所が手がける
クラフトビール
よなよなエールやインドの青鬼、水曜日のネコなど
バラエティ豊かなビールをラインアップ。
さらにグラスやTシャツなどの限定グッズもご紹介。