みなさん、こんにちは。よなよなスタッフの「ともとも」です。
毎日寒い日が続いていますね。

わたしたちの醸造所がある軽井沢エリアは、日本を代表する避暑地。夏は冷涼な気候ですが、冬の寒さが厳しいことでも有名です。 気象庁のデータ によると、軽井沢の冬の平均気温は12月-0.5℃、1月-3.3℃、2月-2.6℃。東京の平均気温と比較すると、おおむね8℃ほど低い気温になります。本当に厳しい……

でも、冬ならではのいいところもあるんです！
例えば、寒さが厳しい朝だからこそ現れる「ダイヤモンドダスト」（大気中の水分が冷気によって結晶化する現象）や「霧氷」（気温が氷点下のとき、樹木に空気中の水蒸気が吹きつけられて凍結してできる氷のこと）など、自然が織りなす幻想的な風景に会えること。青空に映える白い霧氷は本当に美しいので、みなさんにもぜひ見ていただきたいです！

それに、寒いからこそ暖炉や薪ストーブの存在が本当にありがたく感じます。例えば、薪ストーブのゆれる炎を見ながら、鍋をコトコト煮る時間は、冬の軽井沢ライフの醍醐味なんですよ。

薪ストーブについて詳しくは、こちらの記事をぜひご覧ください。
冬の軽井沢ライフの象徴、「薪ストーブ」の魅力とは？薪ストーブでつくるレシピもご紹介

そんな時こそ合わせたいのが「黒ビール」。黒ビールは、冷たいものはもちろん、ぬるくなってきてもコクが増しておいしく感じられるビール。だから冬の寒い季節に、煮込み料理をコトコト煮込むときのおともにピッタリなんです。また、味付けの濃い煮込み料理にも負けない味わいですよ。

今日はそんな黒ビールを使ったお料理を３つご紹介します。煮込み料理はもちろん、黒ビールを使ったパンやデザートのレシピもありますので、ぜひご覧ください。

黒ビールの魅力は、ロースト香と濃厚な味わい。

「黒ビール」は、濃色の麦芽（モルト）を原料の一部に用いた、色の濃いビールのことをさします。ビールの主な原材料は「麦芽・ホップ・水・酵母」の4つ。黒ビールが黒いのは、原材料の中でも使用している「麦芽（モルト）」が黒いからです。「チョコレートモルト」や「ブラックモルト」と呼ばれる麦芽をほんの少し使うだけで、黒ビールができるんですよ。

詳しくは、こちらの記事をぜひご覧ください。
黒ビールはなぜ黒い？ビールメーカーが語る「黒ビールの秘密」

黒ビールの魅力は、なんといっても焙煎したての珈琲を思わせるロースト香と濃厚な味わいです。その芳醇な香りは、副交感神経にも働きかけてリラックス効果もあるのだとか。凍えるような寒い日は、どうしても体に力が入ってしまいがちですよね。なので黒ビールの香りで心も体もゆるめるのがオススメです。

さて次の章では、黒ビールを使ったおつまみレシピをご紹介します！

黒ビールを使った、おつまみレシピをご紹介！

今回使用した黒ビールはこちら！

長野県にあるスーパー「ツルヤ」のプライベートブランド、「信州高原地ビール　ブラック」です。

ツルヤ（正式名称：スーパーマーケット TSURUYA ツルヤ）は、長野県を中心に34店舗を展開する地域密着型のスーパーで、特に「ツルヤオリジナル」商品には、その品質の良さから多くのファンがいることで有名です。「信州高原地ビール」シリーズはツルヤプライベートブランド商品で、現在3種類のラインナップがあり、ツルヤ全店で販売しています。今回はそのうちの１つ、「信州高原地ビール ブラック」を使ったレシピを3つご紹介します。

「信州高原地ビール ブラック」以外の黒ビールでも、おいしくつくれます。ぜひつくってみてくださいね！

ツルヤについて気になった方は、こちらをご覧ください。
【厳選8選】ツルヤ軽井沢店のおすすめを軽井沢のビール屋が教えます

①豚肩ロース肉の黒ビール煮込み

お肉を焼く時などに使う、「ミックススパイス」をお肉にしっかり揉みこんで仕上げた、スパイシーな黒ビール煮込みです。黒ビールを入れることで、コクがアップしますし、ビールに含まれる炭酸の効果でお肉がホロホロになりますよ。

また、スパイシーな味が苦手な方やお子様は、ミックススパイスを入れずに、煮込む時に「トマトペースト」や「トマトピューレ」を入れると、旨味がアップしてマイルドな味わいになります。

②黒ビール煮込みに合う、全粒粉パン

黒ビールのほろ苦さが、小麦の甘さを引き立ててくれます。全粒粉は細引きタイプを使うと、粉の甘みがより感じられる仕上がりに。粗びきタイプなら、素朴な歯ごたえを楽しめますよ。しっとりとしたモチモチのパンです。ビールに合わせるなら、粗びきタイプをおすすめします。

③黒ビールチョコブラウニー

黒ビールが入ることで、ほろ苦い大人の味わいのブラウニーに。このレシピはかなり甘さが控えめになっています。使うチョコレートによって甘さを調整できますので、甘く仕上げたい場合やお子様には、ブラックチョコの半量をミルクチョコレートに変更したり、黒糖の量を増やすなどして調整してみてくださいね。

寒さ対策をしたら、冬の軽井沢にもぜひお越しください！

冬の軽井沢は、夏のにぎわいが嘘のように静かです。それもそのはず、軽井沢の観光客は7－9月に集中しているのです。夏だけではなく、ゆっくりと過ごせる冬の軽井沢にも、足を運んでみてください。文字では書き尽くせない自然の美しさを、そしてその景色を見ながら飲むビールの美味しさを、ぜひ体験してくださいね！

（おわり）