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「水曜日のネコ」5つのひみつ。「なぜ、水曜日?」に答えます

「水曜日のネコ」5つのひみつ。「なぜ、水曜日?」に答えます

みなさん、こんばんは。
2月22日は“にゃん にゃん にゃん”で「猫の日」だそう。
猫の日にちなみ、「水曜日のネコ」のいろんな「ひみつ」にクローズアップしちゃいます!

誕生のひみつ

水曜日のネコ

水曜日のネコがうまれる2012年より前、「日頃ビールに馴染みのない方」でも手に取りやすいようなビールは、ほとんどありませんでした。
よなよなの里に並んでいたビールも、渋そうな「よなよなエール」、苦~い「インドの青鬼」、真っ黒な「東京ブラック」など、あまりビールに馴染みのない方にはとっつきにくいものばかり。

でも、「ビールは苦いイメージがあって、あまり自分で買うことはないけれど、飲みやすいものや買いやすいものがあったら飲んでみたいな」なんて人はきっとたくさんいるはず。
そんな方々のために、気兼ねなく、手に取ってもらいやすいクラフトビールをつくりたい……!
そんな想いからできたのが「水曜日のネコ」でした。


みなさまに気に入っていただけるかしら……?とドキドキしていましたが、発売直後、水曜日のネコは想定の2倍もの販売数を記録し、当時過去最大の売り上げとなりました。

名前のひみつ

水曜日のネコとススキ

「水曜日のネコ」って、なんで「水曜日」なの? なんで「ネコ」なの?
そう思われている方も多いかもしれません。
実は、水曜日のネコという名前には、並々ならぬこだわりがあるのです……!

このビール、はじめは「水曜日の白」という名前になるかもしれませんでした。
「水曜日」は、毎週月曜日から金曜日まで頑張っているみなさんに、週の真ん中の水曜日はビール片手にちょっとゆっくりしてほしい、というところから名付けました。
そこに、ビアスタイルは「ベルジャンホワイト」なので、「白」をくっつけようとしていたのです。

でも、なんだか「飲みながらゆっくりリラックスしてもらえるようなビールでありたい」という想いが伝わりきらない気がする……。ひとりでのんびり、ゆっくり気ままに飲んでいただけたら……。まるで自由に暮らす「ネコ」のように!

そんな経緯で「水曜日のネコ」になったというわけです。

パッケージのひみつ

水曜日のネコポスター

名前さえ決まったらもう楽勝!パッケージデザインもすぐに完成!……というわけにはいきませんでした。
名前をもとに考えたパッケージのデザイン候補は複数パターンあり、なかには、王冠をかぶっているネコだったり、黒猫だったり、現在とはかけはなれたデザイン案も。今のネコに決まってからも、背景色で悩んだりしました。(もしかしたら、ピンク色のパッケージになっていたかも!)
現在のパッケージが生まれるまでに、実はそんな紆余曲折がありました。

ところでみなさんお気づきでしょうか? このネコ、実は笑っていないのです。
開発当初は笑っているネコバージョンも用意していたのですが、自分の世界を持って凛としている媚びないネコを表現するため、現在の「ツン」とした表情になりました。

味のひみつ ~ブルワーのインタビュー~

水曜日のネコがどんな背景で誕生し、どうしてこの見た目になったのか、お分かりいただけたかと思います。
では、肝心の「味」はどうやって開発されたのでしょう?
当時、水曜日のネコの開発を担当していたブルワーの「もーりー」に話を聞きました。

クラフトビールメーカー「ヤッホーブルーイング」のブルワー「もーりー」

水曜日のネコは、当初から開発メンバーの中で「こんな味にしたい」という味わいの目標があったので、その味わいを目指してビールをつくっていきました。

味わいづくりはとても大変ですが、僕は、試行錯誤を繰り返しながらも「3~4回程度のトライ」で仕上げることを目標としています。まず一回目、これだと思うレシピでつくってみる。二回目は、一回目の味をみて、違うと思ったポイントを大きく変更してみる。そして三回目は、二回目の味を目標に近づけるために振り戻す作業をする。3回でつくりあげるためには、トライするたび、次にどうしたら目指す味に辿りつけるかどうか、熟考する必要があります。水曜日のネコも、3回テストを繰り返してなんとかできあがった製品です。

特に大変だったのは、「狙ったスパイス感」を出すこと。
実は、水曜日のネコは、ヤッホーブルーイングで初めて、製造工程でスパイス(コリアンダーシード・オレンジピール)を入れたビールです。
当時の設備はスパイスを入れられるような設計になっていなかったので、「どうやってスパイスを投入するか」を考えるところから苦労しました。なんとか
編み出したのが、『超巨大ティーバッグを特注でつくる』という方法です。そのままスパイスを入れるとバルブや配管が詰まってしまうので、紅茶の『ティーバッグ』のような袋にスパイスを入れて投入することにしたのです。

醸造過程で使用するティーバッグのような袋
(※) 現在使用している『超巨大ティーバッグ』はこちら。
この写真では、スパイスではなくホップが入っています

でも、探しても『超巨大ティーバッグ』なんてものは見つからず、素材やサイズなどを設計してオーダーメイドで特注することに。素材選びは難航しましたが、最終的に「破けない・衛生的・麦汁で腐食されない」という項目を満たす「ステンレス」素材に辿り着きました。
現在は、『超巨大ティーバッグ(※)』が見つかったので、ステンレス素材ではなく、そちらを使用しています。
スパイスの投入方法が決まってからも、オレンジピールの清涼感があるフルーティさが足りず、スパイスを設計時よりかなり増量するなど、試行錯誤を重ねまし
た。

今でも、微調整はしょっちゅう行っています。レシピ通り同じようにつくっていても、すべて同じ味わいになるとは限りません。味にブレがないかどうか、毎日品質保証のチームに確認してもらっていますが、”香り”は数値ではわからないので、僕たちブルワー同士で毎日チェックしています。

「発泡酒」のひみつ

水曜日のネコと副原料(スパイス)

ところで、もーりーのインタビューで「スパイス」のお話が出てきましたが、スパイスはビールづくりにおいて「副原料」と呼ばれています。
「副原料」が「ビール」と「発泡酒」の分類に関係していることをご存じですか?

水曜日のネコは「発泡酒」です。「なんで発泡酒なのに他のビールと同じ値段なの?」と疑問に思われた方もいらっしゃるかもしれません。
日本では、原材料である麦芽の使用比率が「50%以上」のものを「ビール」、「50%未満」のものを「発泡酒」と表記する決まりがあり、麦芽の使用比率によって「酒税」が決まっています。

水曜日のネコの麦芽使用比率は「75%」。
「麦芽使用比率」の基準でいえば、「ビール」の分類なはずなのに、なぜ?

実はさらに、麦芽使用比率が50%以上であっても、「副原料」の使用比率が「5%未満」でないとビールと名乗ることができないというルールが。
水曜日のネコは5%を超える量の副原料(コリアンダーシード・オレンジピール)を使用しているため、麦芽の使用比率は「ビール」と同量ながら、「発泡酒」に分類されています。

だから、水曜日のネコは「発泡酒」で、お値段はほかの「ビール」と変わらないというわけです。

ポイント 表示
麦芽使用比率 50%以上なら「ビール」
50%未満なら「発泡酒」
使用する副原料 日本の法律上認められているものであれば「ビール」
そうでないものを使うと「発泡酒」
副原料の使用比率 5%以内なら「ビール」
それ以上なら「発泡酒」

ビールと発泡酒の違いについて、さらに詳しく知りたい方は こちらのよみもの からご覧いただけます。

「水曜日のネコ」が買えるお店

水曜日のネコをお買い求めいただけるお店のご紹介です。

  • 実店舗
    ローソン・ナチュラルローソン・イオン・ヤオコー・ライフ・東急ストア・クイーンズ伊勢丹・ザ・ガーデン自由が丘・三浦屋など、全国の取り扱いのあるスーパー・コンビニ・酒販店でもお買い求めいただけます。
    ※在庫・取扱いについては各店舗にお問い合わせください

さいごに

水曜日のネコと花

さて、水曜日のネコのいろんな「ひみつ」をご紹介した今回。いかがでしたか?
水曜日のネコは男女問わずたくさんのかたに愛していただきながら、いよいよ今年で10年目を迎えます。
これからもどうぞ、うちのネコをよろしくお願いいたします!

水曜日のネコのブランドサイトは こちら から。

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