クラフトビールにあう「自家製ソーセージ」のつくり方!初心者でも自宅で簡単レシピ3種
自家製ソーセージを作ってみよう
こんにちは! 「よなよなエール」のメーカー・ヤッホーブルーイングのザックです。
クラフトビールと相性抜群のソーセージ。実は自宅で簡単に作れるってご存じでしたか? 自分好みにアレンジはもちろん、キッチンラップなどで簡単に作れて美味しいのです。
今回は3種のソーセージの作り方をお伝えします。それぞれのソーセージに合うクラフトビールも解説していくので、ぜひ休みの日の晩酌に試してみてくださいね。
- もくじ
キッチンラップで簡単「サルシッチャ」の作り方
サルシッチャの作り方
【材料】
- 豚ひき肉 400g
- 塩 8g
- ニンニク 1/2かけ
- ナツメグ 少々
- レモンの皮 適量
- ローズマリー 適量
- セージ 適量
- 白ワイン 大さじ1
①ひき肉に塩を加え、粘り気が出て、全体が白っぽくなるまでこねます。このとき、氷水などでボウルを冷やしながら混ぜるとジューシーな仕上がりになります。
②ひき肉にハーブや香辛料を加えます。今回は生のセージとレモンの皮を加えてみましたが、決まりはないのでお好みのハーブを加えてください。
③キッチンラップに肉だねを100gほど乗せ、両端を持ち、手前に転がして直径3センチの円柱型に成形します。空気が入らないように密着させるのがポイントです。
中身が飛び出さないように両端を結んで下準備完成です。火を通していきましょう。
④弱火で30分程蒸していきます。
蒸し器がない場合は、キッチンラップを2重に巻き、80℃のお湯で40分ほど茹でて火を通す事もできます。
⑤蒸し上がったら、粗熱を取り、冷蔵庫で30分ほど冷やしたら完成です!
サルシッチャと相性のいいビールは「水曜日のネコ」
今回作ったサルシッチャにはセージやローズマリーなどフレッシュハーブをふんだんに使用しているので、爽やかな香りが口いっぱいに広がります。
「水曜日のネコ」は副原料にコリアンダーやオレンジピールを使用しているため、サルシッチャの爽やかな香りと調和します。
ドイツの定番「チューリンガー」の作り方
チューリンガーはドイツ・チューリンゲン地方の伝統焼きソーセージ。シンプルな味付けなので、肉本来の味わいを存分に味わえる、おつまみにもってこいのソーセージです。腸詰めの工程があるので、少しハードルは上がりますが、着色料や保存料が入っていない自家製ソーセージは絶品です。試す価値アリです!
チューリンガーの作り方
【材料】
- 豚ひき肉400g
- 塩8g
- ニンニク1/2かけ
- ショウガパウダー小さじ2
- オールスパイス小さじ1
- セージ適量
- 白ワイン適量
- 羊腸2m
※羊腸はAmazonで購入しました
①羊腸を冷水に30分漬け、塩抜きをします。
②ひき肉に塩を加え、粘り気が出て、全体が白っぽくなるまでこねます。このとき、冷やしながら混ぜるとジューシーな仕上がりになります。
③ショウガ、刻んだセージ、ニンニク、オールスパイスを加え混ぜ合わせます。
このとき、少しずつワインを加え、ハンバーグより少し固いくらいの粘度に調整しましょう。肉だねが固すぎると上手く絞りだせないので注意してください。
④空気を抜くために、ソーセージ用絞り袋に肉だねを詰め、先端から肉だねがでるまで押し出して下さい。※ソーセージ用絞り袋はAmazonで購入
⑤塩抜きをして、キッチンペーパーで水気を切った羊腸を、ソーセージ用(内径1センチ)の絞り口に付けます。
⑥片方の手で肉だねを絞り出し、もう片方の手で太さを調整します。好みのサイズでひねって、成形しましょう。
搾り終わったら、皮の中に気泡が出来ているか確認してください。気泡がある場合は、包丁などで小さな切れ込みを入れてください。空気が入っていると破裂する恐れがあるためです。
時間に余裕がある場合は、冷蔵庫などで1日乾燥させてください。乾燥することでつなぎ目が接着して中身が飛び出るのを防止できます。
⑦内径1センチの絞り口を使用し、長さ5センチに成形したチューリンガーを80度のお湯で20分茹でます。均一に火が通るように、耐熱のお皿などを重しにして、浮いてくるのを防ぎましょう。
⑧焦げ目を付けるために、茹であがったソーセージを、弱火で熱したフライパンで焼いて完成です。
チューリンガーと相性のいいビールは「よなよなエール」
ひとくちかじるとお肉本来のうま味が口いっぱいに広がり、ふわっとショウガの香りが抜けていきます。柑橘類のような香りが特徴の「よなよなエール」を飲めば最後まで、さっぱりと食べれます。
ピリ辛が最高「チョリソー」の作り方
チョリソーはスペイン発祥のソーセージの一種です。
ひき肉や塩やスパイスなどの調味料を混ぜて腸詰めにして自然乾燥させてつくります。
一般的には、パプリカパウダーで赤く着色するのが特徴です。ピリ辛で、スパイスの香りが豊かなチョリソーとクラフトビールは、言わずもがな相性抜群です。
チョリソーの作り方
【材料】
- 豚ひき肉400g
- 塩8g
- ニンニク1/2かけ
- カイエンペッパー大さじ1
- パプリカパウダー大さじ2
- ローズマリー適量
- 白ワイン適量
- あらびき胡椒適量
- 羊腸2m
※羊腸はAmazonで購入しました
①羊腸を冷水に30分漬け、塩抜きをします。
②ひき肉に塩を加え、粘り気が出て、全体が白っぽくなるまでこねます。このとき、氷水などでボウルを冷やしながら混ぜるとジューシーな仕上がりになります。
③ニンニク、カイエンペッパー、パプリカパウダー、ローズマリー、あらびき胡椒を加え、均一に混ぜ合わせます。
自分好みの辛さに合わせて作れるのも、自家製ソーセージの魅力のひとつ。肉だねを少量焼いて味見をして、好みの辛さや塩味に調整しましょう。
④白ワインを加え、腸詰めのときに絞り出しやすい粘度に調整します。ハンバーグより少し固いくらいが目安です。
⑤ソーセージ用絞り袋に肉だねを入れ先端まで押し出し、絞り袋の先端の空気を抜きます。次に塩抜きしてキッチンペーパーで水気を切った羊腸を絞り口に付けます。
⑥片方の手でで肉だねを絞り出し、もう片方の手でで太さを調整します。好みのサイズでひねって、成形しましょう。
搾り終わったら、皮の中に気泡が出来ているか確認してください。気泡がある場合は、包丁などで小さな切れ込みを入れてください。空気が入っていると破裂する恐れがあるためです。
時間に余裕がある場合は、冷蔵庫などで1日乾燥させてください。乾燥することでつなぎ目が接着して中身が飛び出るのを防止できます。
⑦内径1センチの絞り口を使用し、長さ8センチに成形したチョリソーを80度のお湯で20分茹でます。耐熱のお皿などを重しにして、浮いてくるのを防ぎましょう。
⑧焦げ目を付けるため、茹でたソーセージを弱火で熱したフライパンで焼いて完成です。
チョリソーと相性のいいビールは「インドの青鬼」
チョリソーはニンニクの香りとカイエンペッパーのスパイシーな辛味をガツンと感じることが出来る1品です。
そんなインパクトの強いチョリソーと相性抜群のクラフトビールが「インドの青鬼」です。グレープフルーツのような香りと味わい。ホップ由来の強烈な苦みが、チョリソーの特徴的な味わいとマッチします。
クラフトビールにあう自家製ソーセージの世界
手前味噌ですが、ほんとうに美味しいペアリングでした。
スパイスや使うお肉の部位を変えてみて、自分好みの味わいにカスタマイズ出来るのも自家製ソーセージの魅力です。ぜひ、ビール片手に自家製ソーセージ作りにチャレンジしてみてください。
クラフトビールに合うレシピは料理部でも更新しているのでよかったらチェックしてくださいね。それではまた!
(おわり)