よなよなエールにぴったり!「さっぱりチキン南蛮」
こんばんは、ブルワー(醸造家)の「なおG」です。今日は「よなよなエール」にぴったり合う、鶏肉料理をご紹介します。揚げない「揚げ焼き」なので、意外と簡単にできちゃいますよ。
「よなよなエール」のビアスタイル・ペールエールには、鶏肉料理とのペアリングが定番!ローストチキンと合わせても美味しいのですが、今回はちょっと一風変わった「チキン南蛮」を作ってみました。脂がくどくならないよう、仕上げに甘酢ダレとレモンを使い、甘酸っぱさをプラスしています。
材料(2人分)
- 鶏モモ肉:300g
- サラダ油:適量
- キャベツの千切り:適量
- トマト:適量
- タルタルソース:お好みで
【下味用】 - しょうゆ:大さじ2
- みりん:大さじ1
- にんにく:1かけ(チューブも可)
- しょうが:1かけ(チューブも可)
- 塩胡椒:少々
【甘酢ダレ】 - しょうゆ:大さじ3
- 砂糖(みりんでも可):大さじ3.5
- みりん:大さじ1
- 酢:大さじ3
- レモン:¼
【衣】 - 小麦粉:適量
- 溶き卵:適量
つくりかた
1. 肉の下ごしらえ
鶏モモ肉は食べやすい大きさにカットする。ドリップがある場合はふき取り、塩コショウを軽く振り、下味用の調味料と一緒にビニール袋に入れ、よくもみこみ味を馴染ませる。そのまま常温で10~20分馴染ませる。
2. 甘酢ダレをつくる
甘酢用のしょうゆ・砂糖・みりんを鍋に入れ、弱火で温める。砂糖が溶けたら火を止め、酢を加える。容器にうつして粗熱をとり、レモン1/4を絞ってよく混ぜる。
3. 揚げ焼きにする
下味をつけた鶏モモ肉を小麦粉→溶き卵の順にまぶす。150~160℃の油で3~4分揚げ一度取り出して余熱で火を通す。180℃で表面がカリッときつね色になるまで二度揚げする。揚げ終わったら熱いまま甘酢ダレに浸けて絡める。
4. 完成!
甘酢をからめた鶏肉とキャベツ、トマト、レモンを添える。鶏肉の上に千切りにしたレモンの皮を乗せ、お好みでタルタルソースや残った甘酢をかけたら完成!
ペアリングのワンポイント
よなよなエールの「モルトの甘味」と「柑橘類のホップ香」を意識する!
ビールと料理のペアリングでは「特徴を合わせる」ことを意識すると◎。今回のレシピでは、以前ご紹介した「ハニーローストポーク」同様、よなよなエールの特徴である「モルトの甘味」「柑橘類のホップ香」を意識しています。
揚げ焼いた鶏肉の香ばしさ(メイラード反応)とカラメルモルトの香ばしさ
甘酢に忍ばせたレモンの香りとCascadeのホップ香(シトラス、ハーバル)
しっかり絡めた甘酢の甘味と、キャラメルモルトの甘味
このような共通点があるので、よなよなエールに合ってくれること間違いなし!
さらに、鶏肉のジューシーさがホップの苦味をマイルドにしてくれたり、甘酢ダレの甘酸っぱさやよなよなエールの酸味が鶏肉のうま味をさらに引き立ててくれるので、最後の一口までペアリングを楽しむことができますよ。