
よなよなエールにぴったり!「さっぱりチキン南蛮」

こんばんは、ブルワー(醸造家)の「なおG」です。今日は「よなよなエール」にぴったり合う、鶏肉料理をご紹介します。揚げない「揚げ焼き」なので、意外と簡単にできちゃいますよ。
「よなよなエール」のビアスタイル・ペールエールには、鶏肉料理とのペアリングが定番!ローストチキンと合わせても美味しいのですが、今回はちょっと一風変わった「チキン南蛮」を作ってみました。脂がくどくならないよう、仕上げに甘酢ダレとレモンを使い、甘酸っぱさをプラスしています。
材料(2人分)

- 鶏モモ肉:300g
- サラダ油:適量
- キャベツの千切り:適量
- トマト:適量
- タルタルソース:お好みで
- 下味用
- しょうゆ:大さじ2
- みりん:大さじ1
- にんにく:1かけ
- しょうが:1かけ
- 塩胡椒:少々
- 甘酢ダレ
- しょうゆ:大さじ3
- 砂糖(みりんでも可):大さじ3
- 酢:大さじ3
- レモン:半分
- 衣
- 片栗粉:適量
- 溶き卵:適量
つくりかた
1. 肉の下ごしらえ
鶏モモ肉は食べやすい大きさにカットし、塩胡椒を軽くふる。下味用の調味料と一緒に袋に入れてよく揉む。
2. 甘酢ダレをつくる
しょうゆと砂糖を鍋に入れ、弱火で温める。砂糖が解けたら火を止め、酢を加える。容器にうつして粗熱をとり、レモン半分を絞ってよく混ぜる。
3. 揚げ焼きにする

下味をつけた鶏モモ肉を片栗粉→溶き卵の順にまぶす。

150~160℃の油で3~4分揚げ焼きにする。一度揚げたら取り出して余熱で火を通す。

油の温度を180℃に上げて、表面がカリッとするように1分ほど二度揚げする。揚げ終わったら熱いまま甘酢ダレに浸けて絡める。
4. 完成!

甘酢をからめた鶏肉とキャベツ、トマト、レモンを添える。お好みでタルタルソースや残った甘酢をかけたら完成!
ペアリングのワンポイント
よなよなエールの「モルトの甘味」と「柑橘類のホップ香」を意識する!

ビールと料理のペアリングでは「特徴を合わせる」ことを意識すると◎。今回のレシピでは、以前ご紹介した「ハニーローストポーク」同様、よなよなエールの特徴である「モルトの甘味」「柑橘類のホップ香」を意識しています。
揚げ焼いた鶏肉の香ばしさ(メイラード反応)とカラメルモルトの香ばしさ
甘酢に忍ばせたレモンの香りとCascadeのホップ香(シトラス、ハーバル)
しっかり絡めた甘酢の甘味と、キャラメルモルトの甘味
このような共通点があるので、よなよなエールに合ってくれること間違いなし!
さらに、鶏肉のジューシーさがホップの苦味をマイルドにしてくれたり、甘酢ダレの甘酸っぱさやよなよなエールの酸味が鶏肉のうま味をさらに引き立ててくれるので、最後の一口までペアリングを楽しむことができますよ。
試食担当コメント

衝撃的なやわらかさ!!よなよなエールは脂っこさをゴクゴク流し込むようなタイプのビールじゃないけど、そんな必要がないくらい、ホップの苦味と甘酢の酸味が脂っこさを打ち消してくれる!もはや永遠に食べ続けられちゃいますね。ビールと料理の両方をさらにおいしく感じちゃう、魔のペアリング……。
