あっつ~い夜は、ホラー映画で晩酌だ。パニック、そして愛の「ゾンビ映画」に乾杯
こんばんは、よなよなスタッフの「いっくん」です。もうすぐ8月も終わりますが、まだまだ暑い日が続いていますね。
暑い、というと想起されるのが「怪談」です。
日本では昔からこの季節に霊やお化けの話をする文化がありました。最近でも、ホラー映画の公開が夏に多かったり、雑誌などで心霊特集が組まれたり……と、「暑い季節にホラー」は比較的多くの方がしっくりくる組み合わせなのではないでしょうか。
……まだまだ蒸し暑い夜が続くこの季節。
こわ~い映画でひんやりしながら、晩酌を楽しんでみるのはいかがでしょうか。
今回は私の独断と偏見で、晩酌しながら見るのに丁度良い「ゾンビ映画」をご紹介します。
なぜホラーの中でもゾンビ映画か?
それは、和製ホラーだったりすると怖すぎて「肝が冷える」を通り越し、夜眠れなくなってしまうから(僕、怖がりなので!)。ビールを飲みながらギャーギャー言いつつ、ハラハラ楽しむには、ゾンビ映画がすごーく丁度良いのです。
王道のパニックものから、ちょっと変化球で「愛」がテーマの(?!)ものまで幅広くご用意しました。「愛」のほうはホラーやゾンビが苦手な方でも、比較的見やすいものをチョイスしてみましたので、ぜひこの機会にトライしてみてくださいね。もちろん映画のおともは、「 よなよなエール 」で参りましょう。
王道その1:『ゾンビ』(1978)
怖さレベル:★★☆
「ゾンビの神様」ジョージ・A・ロメロ監督の代表作。「ゾンビ映画」というジャンルが確立されるきっかけになった作品です。
この映画で生まれた「異常の発生→安全な場所に移動→安息地を確保→外部から新しい敵襲来→戦い→次の安息地へ……」という構成は、世界的にヒットしたドラマ『ウォーキング・デッド』などでも使われています。ゾンビ映画のみならず、様々なジャンルに影響を与えた名作、映画好きなら一度は見てもいいかも。
パニックやホラーでよくある「急に襲われる・大きな音が出る」がないため、こういうジャンルが苦手な方でも比較的見やすいですよ。ゾンビの動きもノロノロとしていて、(他の映画のものと比べると)可愛らしいです。上映時間は139分。
王道その2:『28日後…』(2002)
怖さレベル:★★★
『スラムドッグ$ミリオネア』等で有名なダニー・ボイル監督による作品。この映画をきっかけにゾンビがダッシュするようになります(この映画の公開後から「走るゾンビ」が他の映画にもよく出現するようになります)。
ロメロ監督が『ゾンビ』で作り出した「ゾンビはノロノロとしか歩けない」という設定を大きく裏切り、全速力で襲ってくるゾンビに、ハラハラしてしまうこと間違いなし。
普通に怖いので、お気を付けください!手に汗握りながら、グビリとビールを飲み干しましょう。上映時間は114分。
王道その3:『ランド・オブ・ザ・デッド』(2005)
怖さレベル:★★☆
こちらもジョージ・A・ロメロ監督の作品。この映画ではついに「道具を使うゾンビ」が登場します。知性を持ったゾンビです(「それゾンビなの?」というツッコミはなしです)。
人間に襲われないようにするためにはどうしたらいいのかを学習し、鈍器や銃で武装してから襲ってくるゾンビたち!どうなっちゃうの…!と、ハラハラすることも出来ますし、ゾンビ目線で見ると「いけいけ!」とワクワクすることも出来るという、2つの楽しみ方が出来る映画です。上映時間は93分。
変化球その1:
『ウォーム・ボディーズ』(2013)
怖さレベル:★☆☆
ゾンビ ミーツ ガール。
ゾンビが人間に恋をします。
……それだけだとすごくB級っぽいな、と感じるかもしれませんが、人間とゾンビの交流が丁寧に描かれており、B級臭はまったくしません。あっという間に最後まで見れちゃう映画です。果たしてその恋は成就するのか、悲しい終わりを迎えるのか。ぜひご自身で見てみてください。
ちなみに、作中に登場するゾンビは音楽を嗜んだり、車を運転したりと、かなり万能。もうなんでもアリだな!とツッコミながら見ていくのもいいかも。上映時間は98分。
変化球その2:
『高慢と偏見とゾンビ』(2016)
怖さレベル:★☆☆
イギリス文学の名作、ジェーン・オースティンの『高慢と偏見』……の世界にゾンビがいたら……という設定の小説『高慢と偏見とゾンビ』を映像化した作品。
こちらも一見B級っぽいですが、ナタリー・ポートマンがプロデュースしていたり(!)、高額な制作費を掛けていることもあり、見ごたえ十分。衣装やセットのつくりが綺麗なんですよ……。
また、18~19世紀が舞台のゾンビ作品、というのも新鮮でついつい見入っちゃいます。主人公がバッサバッサとゾンビを切り倒していく姿は爽快です。上映時間は108分。
ゾンビ映画に乾杯!
いまや一大ジャンルとなった「ゾンビ映画」の中から5本を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。王道から変化球までありますので、好みにあいそうなものをぜひ見てみてくださいね。背筋が冷えるので冷房代も減って、家計にも良いかもしれません……(?)
ちなみに「よなよなエール」を含むよなよなの里のクラフトビールはすべて「エールビール」というタイプのビール。冷えているのを飲んでも美味しいですが、時間がたって少々ぬるくなっても、おいしく飲むことができるビールです(温度があがることで、香りの成分がより感じられるようになるのです!)。
じっくり映画を見ながら飲むにはピッタリですよ。よかったら、おともにぜひ。
皆さんのおすすめの「ビール×映画」があれば、Twitter等で教えてくださいね。楽しみにしております!
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それではまた!
(おわり)