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【限定開栓】パッションフルーツ香る、夏専用フルーツエール! ワークスエール#23「Session Passion」8月27日開栓

【限定開栓】パッションフルーツ香る、夏専用フルーツエール! ワークスエール#23「Session Passion」8月27日開栓

記事更新日:2022年8月25日

こんにちは、よなよなの里のブルワー(醸造士)「がみた」です。

わたしのつくったビール「Session Passion」が8月27日(土)から、よなよなエール公式ビアレストラン「YONA YONA BEER WORKS」新虎通り店で、その後8月29日(月)からは「YONA YONA BEER WORKS」全店で、“ワークスエール”#23として提供されます!

ワークスエールとは「ブルワーズチャレンジ」をコンセプトにつくられた、YONA YONA BEER WORKSでしか飲めない「少量・実験的・個性的」なビールのこと。

今回は醸造の際にパッションフルーツピューレを使った、トロピカルな香りと心地よい酸味が特徴のセッションフルーツエールです。 前回のワークスエール にひき続きフルーツをつかったビールですが、味わいは全く違いますよ! 残暑のリフレッシュにぴったりな「Session Passion」、ぜひ飲んでみてください。

※ワークスエールは数量限定のビールです。売り切れの際はご容赦ください。

夏にぴったり!
ザ・トロピカルな香りのビール

ビールタンクからグラスにビールを注いでいるところ

夏に飲んでもらうことを考えた時、真っ先に「爽やかな酸味と香りを感じられるビールがいいな」と思ったんです。でもってそれをどうやってつくろうか……と考えていくうちに、フルーツをつかった今回のスタイルに行きつきました。あまりチャレンジしたことがなかったので、今回やってみようと。

フルーツの中でもパッションフルーツにした決め手は、やっぱり香りです。様々なフルーツの香りを嗅いでいく中で、一番キャッチーで印象に残る香りだったのと、トロピカルな香りが夏にぴったりだなあと思ったんですよね!(そして、そもそも僕自身が好きな香りだから、というのも大きな理由です(笑))

オレゴンから取り寄せたパッションフルーツピューレの袋

パッションフルーツピューレをジャグに移すところ
今回使用したパッションフルーツピューレ。

フルーツピューレは皮も種も入った状態なので、いわゆるジュースよりも成分が多く、香りも良いのが特徴です。今回はパッションフルーツのキャラクターを前面に出したかったので、ピューレを醸造に使用しました。

パッションフルーツピューレをビールタンクに投入しているところ

ピューレを発酵中のタンクに投入して、ビールにパッションフルーツの香りや酸味を付けていったら出来上がりです。簡単そうに聞こえるかもしれませんが、実はレシピが完成するまでに、かなり試行錯誤があったんです。

「ジュース」にはしたくない!    
フルーツの個性と「ビールらしさ」のバランスにこだわりました

実は最初に試作品を醸造したとき、すごく軽い味わいになってしまって。

パッションフルーツの香りや味わいを前面に出したかったので、ホップの香りや苦味は控えめに設計していたのですが、それが裏目に出てしまいました。

ホップの渋みや草っぽさをおさえて、香りの成分を抽出した「CRYO(クライオ)」というタイプのホップをメインに使っていたのですが、それだとパッションフルーツが強すぎて「ビールらしさ」が弱くなってしまったんです(試作品をテイスティングしてもらった他のブルワーから「……ちょっとジュースっぽいよね」と言われてしまうくらい(苦笑))。

ビール醸造に使用するホップの一種・CRYOホップ(クライオホップ)

ビール醸造に使用するペレットホップ
(上:CRYOホップ 下:普段使用しているホップ。見た目はあまり変わりませんが、CRYOホップは、ホップの香りや苦味の成分である「ルプリン」のみを抽出して固めているので、香味が大きく変わります)

そのため使用するホップや、そのバランスを再設計する必要がありました。パッションフルーツを前面に出しつつ、それを下支えするホップの青々しい香りや柑橘香を上手く出せる塩梅を探って探って……大変でしたが、おかげで「パッションフルーツ感」「ビールとしての香りや味わい」も感じられるビールにすることができました。

爽快さを出すために、モルト(麦芽)の糖分はほぼ残さずに発酵させていますが、それだけだとパッションフルーツの酸味が強すぎるので、やわらげるために「液糖」(分かりやすくいうと、ガムシロップですね)も投入しています。これによって、酸味と甘みのバランスがとれたジューシーな味わいになるんですよ。ああ、書いてたら飲みたくなってきました!

ビールタンクに液糖を投入している様子
ビールタンクに液糖を投入している時の様子

ごくごくと楽しんで欲しいので、アルコール度数は低めの4%。日本のじめじめとした猛暑を真正面から受け止められる、爽快なビールに仕上げています。「Session Passion」、ぜひYONA YONA BEER WORKSで飲んでみてください。

きれいな夏の青空の下でビールグラスを掲げている写真
青空に映えます!

「Session Passion」にあう、限定ペアリングフードも登場

限定のペアリングフード「サクサクサーモンとローストパイン」

今回は「Session Passion」に合わせて開発したオリジナルのペアリングフード「サクサクサーモンとローストパイン」も提供予定です。サクサクのカダイフ(麺状の衣)で包んだサーモンとクリームチーズを、ローストパイン、白ワインの特製ソースでいただくメニュー。クリームチーズの濃厚な味わい、パインの甘酸っぱさがビールの爽やかな酸味を引き立ててくれますよ!

数量限定のビールですが、たくさんの方に飲んでもらえたら嬉しいです。ご感想やご意見をもらえると、次回の開発の励みになります。YONA YONA BEER WORKSでご案内しているアンケートでお聞かせください。皆さんからのご感想、楽しみにしています。

ヤッホーブルーイングのブルワー・がみた(田上峻)

ビール提供情報

ワークスエール#23「Session Passion」

ビアスタイル:セッションフルーツエール
アルコール度数:4.0%
IBU:17
Hop:Cashmere、Bravo、Mosaic、NelsonSuvin、Citra

開栓スケジュール:
8月27日(土)YONA YONA BEER WORKS新虎通り店で先行開栓
8月29日(月)YONA YONA BEER WORKS全店で開栓
※各店数量限定 なくなり次第終了

YONA YONA BEER WORKS公式サイトはこちら(来店のご予約もこちらからどうぞ!)

(おわり)

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