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創業360余年の酒蔵とつくりあげたクラフトスピリッツ「未来ヅクリ2020」の話・後編【応募期間終了】

創業360余年の酒蔵とつくりあげたクラフトスピリッツ「未来ヅクリ2020」の話・後編【応募期間終了】

この度は、たくさんのご応募、誠にありがとうございました!
10月30日(金)に当選された方にご連絡のメールをさせていただいておりますので、ご確認ください。

当初、戸塚酒造さまのアドレス(kanchiku@valley.ne.jp)より当選連絡をさせていただく予定でしたが、システムの都合上、弊社よなよなの里(yonayonaale@yonasato.com)より送付させていただいております。大変申し訳ございませんがご確認のほどよろしくお願いいたします。

※落選の方にはお送りしておりません。予めご了承くださいませ。

こんにちは、よなよなスタッフの「忍忍(にんにん)」です。

クラフトスピリッツ 未来ヅクリ2020 2種

新型コロナウイルスの影響で余剰してしまったビールを、蒸留してつくった2種類のクラフトスピリッツ「未来ヅクリ2020(以下、未来ヅクリ)」。

前編のよみものではそれぞれの味わいや、パッケージやネーミングに込めた想いについて紹介しました(まだ前編を見ていないという方はぜひご覧ください!)。

後編となる今回は、未来ヅクリが出来あがるまでのお話をお届けします。

「スピリッツをつくるのはどうだろう」

ヤッホーブルーイングスタッフ・忍忍

「余剰してしまったビールで、スピリッツをつくるのはどうだろう」。

社内でそんな話が持ち上がったのは今年の5月のことです。

新型コロナウイルス流行拡大による影響で、飲食店向けのクラフトビールが大幅に余剰することが決定的になったころ。私たちが行きついたビールの救済策は「ビールを蒸留し、スピリッツにすること」でした。12,000Lの余剰ビールをほぼ全て活用することが出来るのは、もうこの方法しか残されていなかったんです。

佐久市の酒蔵 戸塚酒造

そんな時、「スピリッツを一緒につくろう」と言ってくれたのが、私たちの醸造所がある佐久市に同じく居を構える「戸塚酒造」でした。創業360余年、酒蔵の多い長野県でも三番目に古い歴史を持つ老舗の酒蔵です。以前から私たちとも繋がりがあり、今回のスピリッツづくりの相談をしたところ、すぐに快諾してくれたのです!

戸塚酒造 16代目の戸塚繁さん
戸塚酒造 16代目の戸塚繁さん。

今回のスピリッツづくりにいち早くOKしてくれたのには、戸塚酒造もまた新型コロナウイルスの影響を受けていたことが理由の一つだったそう。「何か新しいチャレンジが出来ないか……と考えていた矢先に、スピリッツの話が来たので、すぐに『やろう!』ってなったんだよね(戸塚さん)」

こうして、老舗酒蔵の戸塚酒造と、私たちのスピリッツづくりがはじまったのでした。

戸塚酒造

佐久市の酒蔵 戸塚酒造 看板

承応2年(1653)創業。『第一にうまい酒造り』という企業方針の元、信州の恵まれた自然水よし、米よし、空気よしの中で品質一筋に醸し続けている。「清酒 寒竹」「焼酎 草笛」を主に製造。酒造りに適した気候、八ヶ岳水系の良質な水を存分に生かし創業以来”品質一筋”を貫き、今では地元の人達に広く愛されるお酒に。公式ホームページ

老舗酒蔵との初コラボレーション

樽ビール
余剰したビールの一部。

とはいえ、スピリッツづくりに挑戦するのは私たちも、そして戸塚酒造さんもはじめて!最初はかなり手探りでした。色々なスピリッツの飲み比べをして「これは面白い」「こういう味わいを目指したいね」という議論を重ね、少しづつ、目指す味わいの方向性をすり合わせていきました。

戸塚酒造 杜氏の西村和彦さん
戸塚酒造 杜氏の西村和彦さん。

戸塚さんや、杜氏の西村さんには特に「蒸留」に関して、沢山のアドバイスをもらいました。蒸留はビールづくりにはない製造工程なので、私たちには勝手がまったく分からなかったのですが、戸塚酒造では蒸留をしてつくるお酒「焼酎」もつくっていたために、様々なノウハウがあったんです。

なるべく早めに余剰ビールをスピリッツにしたい!という想いもあり、レシピ開発のスケジュールはかなり急でしたが……「蒸留方法はこうした方が綺麗な味わいになるよ」「蒸留の際の圧力はこれくらいがいいよ」など、はじめて教えていただくことが沢山あり、すごく楽しい開発期間でした(また一緒にお酒をつくる機会があったらいいな!)。

ホワイトボード
そして蒸留へ。

写真で見る「スピリッツが出来るまで」

未来ヅクリ2020 蒸留の様子

スピリッツのレシピも固まって、いよいよやってきたビール蒸留当日。佐久醸造所から持っていた大量のビールを、戸塚酒造のタンクに移していきます(日本酒の酒蔵の中にビールの良い香りが充満する、不思議な体験でした!)。

その後、ビールを蒸発させ、その蒸気を冷やして液体にすると出来上がるのがスピリッツの原酒です。ポタポタと溜まっていく原酒を見た時には思わず「おおー!」と興奮しちゃいました。

スピリッツの原酒が溜まっていく様子
蒸留後のスピリッツ

元がビールだったとは思えないくらい透明な色合いになっていますよね。でも、ビールらしい香りはしっかり残っているんですよ……!(蒸留って面白い!)

この原酒をもう一度蒸留したものが「未来ヅクリ2020 プレーン」、ジュニパーベリーを漬け込んでから蒸留したものが「未来ヅクリ2020 ジュニパーベリー」になっています。ぜひ、違いを楽しんでいただけたら嬉しいです(それぞれの味わいについては前編のよみものをご覧ください)。

香りづけのスパイス・ジュニパーベリー
ジュニパーベリー。ジンづくりには欠かせないスパイスです。爽やかな香りがたまりません…!

杜氏とブルワー、それぞれの違い

ヤッホーブルーイングスタッフ・忍忍

余談ですが、今回の開発で面白いな……!と思ったのは、お酒づくりの時に使う言葉の違いでした。

例えば、スピリッツの試作品の香りを嗅いだ時。ビールづくりをしている私たちと、日本酒づくりをしている戸塚さんや西村さんでは、香りの表現に使う言葉が違うんです。私たちは「青々しい」や「柑橘類のような」という言葉を、戸塚さんや西村さんは「メロンのような」や「リンゴのような」という表現をよく使っていました。

これは、お互いに作っているお酒の特徴(ビールであればホップの香りが前面に出やすい、日本酒であれば酵母由来の吟醸香が前面に出やすい、など)によるもの。同じお酒の作り手でも、こんなところに違いが生まれるんだな、と新鮮な気づきがありました。

クラフトスピリッツ 未来ヅクリ2020 2種

今回の「未来ヅクリ」は、ブルワー(ビール醸造家)と杜氏、両方の視点があったからこそ見えたアイデアや工夫が沢山つまっています。もちろん、両方が自信を持って「美味しい!」と言える出来に仕上がっていますので、お楽しみに!

未来ヅクリ2020の開発を担当したヤッホーブルーイング・戸塚酒造のメンバー
(左から)西村さん、未来ヅクリの企画を担当したよなよなスタッフ・さあや、私、戸塚さん。

「未来ヅクリ」の抽選申込を受付中です(~10/28)

クラフトスピリッツ 未来ヅクリ2020 2種

「未来ヅクリ」が出来るまでのお話をお届けしましたが、いかがでしたでしょうか。ちょっとでも「気になる!」「飲んでみたい」と思っていただけていたら幸いです。

現在「未来ヅクリ」の抽選申込の受付期間中です(~10/28まで)。こちらにお申込みいただかないと、購入していただけませんので、ご注意ください。

注意事項(必ずご確認ください)
※製造数量が限られている中、なるべく多くの方にお楽しみいただけるよう「抽選販売」という販売方法をとらせていただきます。何卒ご了承下さいませ。
※よなよなの里(ヤッホーブルーイング)では「抽選」のみ実施、販売と発送は戸塚酒造が行います。
※なお、2020/11/4(水)より戸塚酒造本店、一部の長野県内酒販店にて数量限定で販売予定です。酒販店での取り扱いについては、各店舗にお問合せください。
※申込フォーム入力後、「申込確認メール」等は届きません。申し込み内容はあらかじめスクリーンショットなどを撮影し、保管をお願い致します。
※申込後の変更・キャンセルはできませんので、あらかじめご了承ください。

未来ヅクリ2020 抽選申込バナー
未来ヅクリ2020の開発を担当したヤッホーブルーイング・戸塚酒造のメンバー

みなさんに「未来ヅクリ」を飲んでいただけるのを、楽しみにしています。味の感想も、ぜひSNS等で教えてくださいね。よろしくお願いします!それではまた!

(おわり)

この記事を書いた人
忍忍(にんにん)

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