廃棄寸前のクラフトビールは、クラフトスピリッツに。「未来ヅクリ2020」の話・前編【応募期間終了】
この度は、たくさんのご応募、誠にありがとうございました!
10月30日(金)に当選された方にご連絡のメールをさせていただいておりますので、ご確認ください。
当初、戸塚酒造さまのアドレス(kanchiku@valley.ne.jp)より当選連絡をさせていただく予定でしたが、システムの都合上、弊社よなよなの里(yonayonaale@yonasato.com)より送付させていただいております。大変申し訳ございませんがご確認のほどよろしくお願いいたします。
※落選の方にはお送りしておりません。予めご了承くださいませ。
こんにちは、よなよなの里の「忍忍(にんにん)」です。
突然ですが、こちらの写真をご覧ください。
これらは全て、新型コロナウイルスの影響で行先を失ってしまったビールです。写真のものはその中の一部で、総量にすると約12,000Lのビールが余剰。夏になってもコロナの勢いは収まらず、一時これらのビールが全て「廃棄」になるか否かのところまで追い込まれていました。
一生懸命つくったビールを廃棄するのは本当に辛い。どうしよう……と、本当に追い込まれていたのですが……
この度、地元佐久市の酒蔵「戸塚酒造」さん全面協力のもと、余ったビールを蒸留し、クラフトスピリッツをつくっちゃいました。スピリッツ※づくりに挑戦したのは、ヤッホーブルーイング・戸塚酒造ともにはじめてのことでしたが、これがなかなかどうして。かな~り美味しいスピリッツが出来上がったのです!
※スピリッツ…簡単にいうと、焼酎やウイスキー以外の蒸留酒の総称です。ウォッカ、ジン、ラム等が該当します。詳しくはこちら(Wikipedia)
このスピリッツを、普段私たちのビールを楽しんで下さっている皆様にも味わってもらいたい!……というわけでこの度、このスピリッツをボトルに詰めて、製品化することにしました。つけた名前は「未来ヅクリ2020」。10/14(水)~よなよなの里にて抽選のお申込みを開始致します。
この「未来ヅクリ2020(以下、未来ヅクリ)」についての記事を、本日(10/12)と販売日の10/14(水)の二日に分けて、前後編で公開します。
前編にあたるこの記事では「未来ヅクリ」の味わいや、ネーミング・パッケージに込めた想い、「未来ヅクリ」のおすすめの飲み方をご紹介。後編では、未来ヅクリの開発秘話をご紹介しますので、ぜひお楽しみに!
※10/14追記:記事後編を公開致しました!
飲み比べも楽しい。
2種類の「未来ヅクリ2020」
今回リリースする「未来ヅクリ」は2種類。ビールのみを蒸留した「プレーン」と、ビールにジュニパーベリーというスパイスを漬け込んだ後に蒸留した「ジュニパーベリー」です。もともとは1種類しかつくらない予定でしたが、思いのほか両方とも美味しく出来上がり、急遽2種類をリリースすることにしました。
「プレーン」は、麦芽由来のスイートポテトを思わせる甘い香りが特徴。温度が上がるにつれて、マスカットや花を思わせる香りも楽しむことが出来ます。ロックやストレートで飲むのがおすすめです。
黒糖のような甘味を感じるので、甘いものとの相性が良いです。甘すぎない和菓子……例えば「安倍川餅」などにあわせてみるのがおすすめですよ。
「未来ヅクリ2020 プレーン」
■原材料:ビール、発泡酒
■アルコール度数:42%
■容量:470ml
■価格:4,950円(税込・送料込)
「ジュニパーベリー」は、ジュニパーベリーの爽やかでスパイシーな香りが特徴です。口に含むと、ビール由来の麦芽の甘味や、ホップ由来のフルーティさも楽しむことが出来ます。トニックウォーターで割ってジントニック……も美味しいですが、クラフトジン本来の味わいを感じられるソーダ割りで一度飲んでみてほしいです。
ソーダ割りのおともには、カラっと揚がったフライドチキンがおすすめです。「ジュニパーベリー」の爽やかな味わいのおかげで、ジューシーなチキンがパクパク食べれる魔の組み合わせ。ぜひお試しください。
「未来ヅクリ2020 ジュニパーベリー」
■原材料:ビール、発泡酒、ジュニパーベリー
■アルコール度数:42%
■容量:470ml
■価格:4,950円(税込・送料込)
「スピリッツをあまり飲んだことがないから、どっちを選べば良いか分からない…」という方もいらっしゃるかもしれません。そんな方には色々な食事にも合わせやすい「ジュニパーベリー」の方をおすすめします!
……もちろん「2本とも!」という方も大歓迎です。飲み比べをして、味わいの違いを楽しんでもらえたら嬉しいです。
「未来ヅクリ2020」という名前に込めた想い
12,000L近いビールが「廃棄」になってしまうかもしれない……そんな状況が好転するきっかけになったのは、戸塚酒造の方々や、ヤッホーブルーイングのメンバーたちと話したことでした。会話を重ねていくことが、今回のクラフトスピリッツづくり、そして、未来へのアクションの原動力になったんです。
その経験を踏まえて、スピリッツの名前を「このお酒を飲みながら身近な人と話し、明るい未来に繋げていただきたい」という願いを込めて「未来ヅクリ2020」としました。
パッケージの「これ」はなにもの?
ボトルにデザインされているうねうねした「これ」は……つちのこじゃありません。
このスピリッツを飲みながら、沢山の会話が生まれることを願ってつくった、「ふきだし」をイメージしたキャラクターです。
よく見るとそれぞれに柄が入っています。これからまた明るい日常へ戻っていけるよう、古くから日本で使われてきた縁起のいい「唐草」の模様と「立涌」の模様をあしらいました。
このキャラクターも、会話のネタの一つとして使っていただけたら幸いです。
10/14(水)~抽選申し込み開始。
記事後編も同日公開!
「廃棄」になるかもしれなかったクラフトビールを使用して、地元の酒蔵・戸塚酒造さんと一緒につくりあげたクラフトスピリッツ「未来ヅクリ2020」は、10/14(水)12:00~抽選の申し込み受付を開始致します。
注意事項(必ずご確認ください)
※製造数量が限られている中、なるべく多くの方にお楽しみいただけるよう「抽選販売」という販売方法をとらせていただきます。何卒ご了承下さいませ。
※よなよなの里(ヤッホーブルーイング)では「抽選」のみ実施、販売と発送は戸塚酒造が行います。
※なお、2020/11/4(水)より戸塚酒造本店、一部の長野県内酒販店にて数量限定で販売予定です。酒販店での取り扱いについては、各店舗にお問合せください。
※申込フォーム入力後、「申込確認メール」等は届きません。申し込み内容はあらかじめスクリーンショットなどを撮影し、保管をお願い致します。
※申込後の変更・キャンセルはできませんので、あらかじめご了承ください。
また、今回は「未来ヅクリ2020」の販売に合わせて、より良い未来を作っていくための3つの活動を行います。どれも「廃棄 / ロス」を減らしていくための活動です。
①売上寄付:
製品の売上の一部を食品ロス削減と生活困窮者支援を目的に活動している「認定特定非営利活動法人 フードバンク信州」に寄付
②蒸留副産物肥料化:
蒸留の際に発生する副産物を地元農家に肥料として提供
③容器再利用の促進:
使い捨てではなく、飲んだ後も長く使えるステンレス製の容器を採用
最後になりますが、未来ヅクリの開発秘話をご紹介する「「未来ヅクリ2020」の話・後編」も公開しております。こちらもぜひどうぞ。読むと未来ヅクリがもっと美味しくなるかも……?
「未来ヅクリ2020」が、早く皆さんの元にお届けできますように。
それではまた!
(おわり)