【終売】新作「大吉IPA」の開発風景②~ホップ投入~
新作ビール「大吉IPA」の開発風景を皆様にお届け!第2弾となる今回は、香りの決め手「ホップ」の投入シーンに迫ります。
※こちらの記事の商品は2019年のものです。
よなよなの里をご覧のみなさま、こんにちは!ヤッホーブルーイングの「いっくん」です。
「マジ福袋」に入る限定ビール「大吉IPA」の魅力をご紹介する連載・第二弾の今回は、
クラフトビールの命ともいえる「香り」、その決め手となる「ホップ」の投入シーンに迫ります。
クラフトビールの命ともいえる「香り」、その決め手となる「ホップ」の投入シーンに迫ります。
「こんな風につくってるんだ!」とワクワクしながら、どうぞ最後までご覧ください。
(第一弾「色合わせ・試験醸造編」をまだ見ていない方はこちらからどうぞ!)
香りの命「ホップ」
ビールの苦味、そして香りを形作るのがホップの役割。
今回は「おめでたい日にピッタリの華やかな香り」という大吉IPAのコンセプトに則って、柑橘類を思わせるアロマが特徴的な、数種類のホップを使用することにしました。
「カスケード」「シトラ」「センテニアル」という柑橘系の香りを持つ3種類のホップをメインに、「マグナム」というホップを隠し味的に使います。
マグナムをちょこっと入れるだけで、香りがバシッと引き締まり、よりはっきりとした香りになるのです…!(ブレンド比は、秘密です♪)
いざ、ホップ投入…?
モルトを煮込んでつくる「麦汁」が出来上がったらいよいよホップ投入…なのですが、今回仕込むのは「大吉」IPA。飲んだ人に福が舞い込むような、そんな仕掛けが出来たら…ということで、
よなよなの里のブルワー(ビール醸造メンバー)に集まってもらい、
おみくじをひいてもらい、今日一番ラッキーな(大吉な)ブルワーに、ホップを投入してもらう事にしました。
運勢最悪なブルワーがつくる「大吉IPA」なんて、縁起が悪いですからね。この日ばかりは一番ツイているブルワーに、そのツキを分けてもらうことにいたしましょう。
一番ツイているブルワーは果たして…!
ドキドキしているブルワー達に、くじを引いてもらいます。
ドキドキ…
ドキドキドキドキ…!
さあ、全員がおみくじを引き終わりました。
見合って見合って…!!
ドン!
この日一番の運を持っていた大吉ブルワーは…いたっちでした。
その福をビールにも、ホップと一緒に注いでもらいましょう!
ちなみに大吉IPAの担当ブルワー・ナイトは「吉」でした。
「僕の担当なのに…」とちょっと切なそうですが、今回ばかりは運がなかったようです。
「今日は麦酒づくりを見て学ぶのが吉
すぐ横にいて大吉の人から学ぼう」
おみくじの言葉通り、ナイトにはいたっちの横について、ホップ投入を見守ってもらいましょう。
いざ、ホップ投入!
さあ、一番ツイているブルワーが決まったら早速ホップの投入です。
ホップの投入は、タイミングが少し遅れるだけで香りや味わいに大きな変化が生まれるので、手際よくホップの準備をして、投入のタイミングを待ちます。
「そろそろホップ投入のタイミングです。30秒前…」
カウントダウンとともに、ビールの仕込み窯の蓋を開けていきます。
中にはぐつぐつと煮込まれている麦汁。火傷しないように気を付けながら…
「5秒前、4、3、2、1…」
ザーッと一気にホップを投入します。
この日一番ツイているいたっちの福と一緒に、窯に流れ込むホップたち。
見守るナイトのこぶしにも、グッと力が入ります。
「美味しくなれよ…!」と思いを込めて、ホップを投入し終わりました。
この後に再度ホップを投入し、香りがついたところで、お次はいよいよ発酵過程。
ビール酵母に働いてもらい、アルコールや炭酸ガスをつけていきます。
出来上がるのが楽しみですね…!
大吉IPA、お楽しみに!
さてさて今回は、大吉IPAのホップ投入に迫りました。いかがでしたでしょうか。
大吉IPAの仕込みもいよいよ大詰め。もうすぐでビールが出来上がります。
「お客様に美味しいビールを!」という思いとともに、福のパワーがつまった大吉IPA、11月1日(金)の「マジ福袋」の販売開始までどうぞお楽しみに!