【終売】新作「大吉IPA」の開発風景①~色合わせ・試験醸造編~
「マジ福袋」に入る新作ビール「大吉IPA」の開発風景を皆様にお届け!
※こちらの記事の商品は2019年のものです。
よなよなの里をご覧のみなさま、こんにちは!ヤッホーブルーイングの「いっくん」です。
11月1日から販売開始する「マジ福袋」!
ビールが最大10種類も楽しめる、よなよなの里でも年に一度の超豪華セットなのですが…ビールの中でも特におすすめしたいのが今日ご紹介する「大吉IPA」なんです。
なぜおすすめなのか…?
それは、この「大吉IPA」がおめでたさを詰め込んだビールだから!!!
「一体どんなビールなの?」を、開発風景を織り交ぜながらご紹介していきます。
年末年始に飲みたい「大吉IPA」
大吉IPAは「年末年始に飲むなら、こんなビールが良いね!」とブルワー(ビール職人)が想像力を働かせながら作ったビール!
「年末年始の雰囲気にピッタリのビールとは…」と、議論に議論を重ねてビールの色味や味わいが決まっていきました。
「年末年始は、新らしい年を迎えるハッピーな日。そんな日にふさわしいおめでたい色合い…赤い色合いのビールがいいんじゃない?」
こんな一言から、ビールのビアスタイルが決定。ちょっと珍しい「レッドIPA」。その名の通り、赤みがかった色合いが特徴のIPAです。
その後、
「年末年始のハッピーな雰囲気…飲んだ人が家族や仲間と楽しく過ごせるように、大吉って名前をつけるのはどう?」
なんて一言がきっかけで「大吉IPA」というネーミングで世に出ることが決まったのです…!
開発風景①~色合わせ~
通常ヤッホーブルーイングでビールをつくるときは、「こんな香り・味わいが良いね」というところから開発がスタートしていくことが多いのですが、今回は最初から「赤い色のビール」というコンセプトがあったため、開発前に「色合わせ」を行いました。
「色合わせ」とは、ビールの色に影響するモルト(麦芽)を様々な比率で組み合わせ、それを煮込んで出てきた色で「これくらいの色合いが良いね」と事前に確認することです。
今回は6パターンの比率で試しました。
光に透かしてみると、結構色が違うのがお分かりいただけるでしょうか?
少しの配合の違いでこれだけ色合いが変わっていくのです…!
開発メンバーで集まり「これだ!」と決めたのがこの色。
澄んだ赤い色合い…目指していた色合いです!これでモルトの配合が決まりました。
開発風景②~試験醸造&テイスティング~
モルトの配合が決まった後は、華やかなホップの香りを引き出すためのレシピを考え、いよいよ本格的にビールづくり…
の前に「試験醸造」を行いました。
ビールを本格的に仕込む前に実験的にビールをつくって、レシピの改善などを試みるのが「試験醸造」。少ない量(20L程度)ではありますが、実際にビールをつくることが出来るため、本番の時の参考になるのです。
今日は、そうやってつくったビールのテイスティング。ブルワーのナイト・せるべえに加えて、
営業チームのメンバーも加わって、喧々諤々。
色や香りが想定していた理想像から外れていないか、自らの感覚を使ってチェック。普段は楽しく楽しくビールを飲んでいる私たちですが、この時ばかりは超真剣です。
その評価を「テイスティングシート」に書き込み、味の方向性がずれていないか、メンバー間で目線を合わせます。
「香りは凄くシトラシーで華やか。これ、凄く良いね!」
「香りは良いね…!コクはどう?」
「外で飲むんだったらこういう感じにした方が…」
と、意見を交わします。こうすることでレシピをよりブラッシュアップし、更に美味しいビールをつくるのです!
これにて色合わせから試験醸造までは終了。お次はいよいよ本仕込み!
仕込みの様子も今後「よなよなの里」で公開予定ですのでお楽しみに。
そして大吉IPAは、ぜひ年末年始に「マジ福袋」でお楽しみください!
それではまた!