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「山の上ニューイ」ができるまで|長野・山梨を新しく表現する「甲信モダナイズ」とは?

「山の上ニューイ」ができるまで|長野・山梨を新しく表現する「甲信モダナイズ」とは?

長野・山梨エリアのセブン-イレブンで販売しているクラフトビール「山の上ニューイ」。

この記事では、山の上ニューイが生まれるきっかけと開発秘話をまとめました。ビール片手に読んでみてくださいね。

山の上ニューイがうまれたきっかけ

長野山梨限定のクラフトビール「山の上ニューイ」とホップの写真

長野県と山梨県のエリア限定のクラフトビールとして販売中の「山の上ニューイ」。開発のきっかけは「地元を盛り上げたい」という想いでした。

わたしたち ヤッホーブルーイングは、長野県に醸造所を構えるクラフトブルワリー。地元である長野・山梨エリア(以後、甲信エリア)をクラフトビールでもっと盛り上げることができないだろうか?

そう考えていたときに目に留まったのが、甲信エリアで新しい価値を生み出す活動をされている方々。元々独自にあった自然やカルチャーに、現代的なセンスを加えて新しく表現するという活動に共感し、さらにこの活動を盛り上げていけるクラフトビールをつくりたい。そしていつかクラフトビールを県民が誇る文化のひとつに加えたい、と考えたのです。

山の上ニューイのコンセプト「甲信モダナイズ」とは

長野県の山脈の写真

わたしたちは甲信エリアに元々あった良い文化と新しい価値観をかけあわせ、よりよくしていこう……という考えや活動を「甲信モダナイズ」と名づけ、ビール開発のコンセプトにしました。

「古いけど、昔から愛されてきたもの」が時代と共に失われていくのではなく、よいところは残しながら、新しい視点や価値観を取り入れることで、さらによいものができる。わたしたちは、そう考えています。

「甲信モダナイズ」にこめた想いをさらに知りたい方はこちら▼
「山の上ニューイ」で長野・山梨を盛り上げたい! コンセプト「甲信モダナイズ」に込めた私たちの思い

「甲信モダナイズ」を体現する サステナブルなビール

手にいっぱいのホップの写真

開発コンセプトの「甲信モダナイズ」を体現した味わいをつくりあげるべく、醸造士(ブルワー)たちは試行錯誤を繰り返しました。昔から守り育てられてきた長野・山梨発祥のものを取り入れながら、今まで私たちがやったことのない製法で新しいビールをつくれないか……。

そこでお声がけしたのが山梨のホップ農家 北杜ホップスさんでした。
長野県発祥のホップ「信州早生(しんしゅうわせ)」と山梨県発祥のホップ「かいこがね」をつかい、上品で爽やかなホップ香を引き立たせたビールを目指すことに。

甲信育ちのホップ由来の、ハーブや森林を思わせる香りの爽やかなビールに仕上げました。

ホップの水蒸気蒸留の写真

さらに新たな製法にも挑戦。流通缶ビールでは日本で初めてエッセンシャルホッピング(水蒸気蒸留)製法を用いることにしました。

この製法は、ホップを水蒸気蒸留してできた、香りがつまった芳香水をビールに添加するというもの。手間がすこしかかる分、良質なホップアロマを抽出できるだけでなく、ホップをそのまま添加するときよりもビールのロスが少なくすみます。

貴重な地元産のホップを余すところなく最大限活用しつつ、サステナブルな製法で「甲信モダナイズ」なビールを表現しました。

ホップ農家さんとの対談記事はこちら▼
「山の上ニューイ」、業界初の挑戦【ブルワー×国産ホップ農家対談】

「山の上ニューイ」ネーミングと缶デザインの秘密

長野山梨限定のクラフトビール「山の上ニューイ」の缶デザイン

缶のパッケージを見ていただくと、「山の上ニューイ」という名前となんだか不思議なキャラクターがいます。そして裏面には詩。

このネーミングとパッケージデザインにも「甲信モダナイズ」が息づいています。

甲信エリアを表現するときに真っ先に思い浮かんだのは「」でした。壮大な山々は長野県民と山梨県民にとっての心のシンボル。そしてその山の上から、新しくなっていく甲信エリアを見守る存在を、新しい=New(ニュー) から発想し「ニューイ」と名づけました。

長野山梨限定のクラフトビール「山の上ニューイ」の缶裏写真

缶の裏面には、長野県在住の詩人ウチダゴウ氏が書き下ろした自筆の詩が印刷されています。

新たな文化やライフスタイルを生み出そうとする「ひと」と「かみがみ(自然)」の関係性を描いていただきました。

書き下ろしの詩のフルバージョンは公式ブランドサイトにてご覧いただけますので、ぜひご覧ください。

ブランドページ: https://yohobrewing.com/newee/

ウチダゴウさんのインタビューはこちら▼
「ニューイの住む世界(ふるさと)」制作ウラ話。想像もしない場所・カタチに詩をつくるということ

山の上ニューイがつなぐ「甲信モダナイズ」な仲間たち

わたしたちがこれから広めていきたいと思っている「甲信モダナイズ」な活動の数々。今回、山の上ニューイがきっかけで、つながりが生まれた甲信モダナイズな仲間たちを紹介します。

株式会社バリューブックスの内沼晋太郎さんの写真

株式会社バリューブックスの内沼晋太郎さんがきく「甲信モダナイズな仲間たち」スタートします!
https://yonasato.com/column/story/detail/newee_modernize/

「もっと森はおもしろくなる」やまとわが目指す、森と人がつながる暮らし
https://yonasato.com/column/story/detail/newee_yamatowa/

長野県の詩人ウチダゴウさんの写真

「ニューイの住む世界(ふるさと)」制作ウラ話。想像もしない場所・カタチに詩をつくるということ
https://yonasato.com/column/story/detail/newee_gouchida/

藤原印刷がつくった山の上ニューイのパンフレットと缶の写真

世界でたった1つの色から生まれた、「山の上ニューイ」のリーフレットができるまで。思いを印刷する藤原印刷のものづくり
https://yonasato.com/column/story/detail/newee_fujiwarainsatsu/

おわりに

山の前にある山の上ニューイの缶とビールの写真

長野・山梨らしい街並み・産業などの文化を、現代的なアレンジでモダナイズする取り組みで地域活性化する「甲信モダナイズ」。そんな活動をわたしたちは山の上ニューイで応援し、どんどん広げていきたいと思っています。

クラフトビールを飲みながら、あたらしくなっていく長野・山梨にちょっと想いを馳せてみる。そんな時間をみなさんに持ってもらえるとうれしいです。

(おわり)

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山の上ニューイ
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