クラフトビールと料理の“ペアリング”を楽しむ!「ペアリング教室vol.2」イベントレポート
2019年9月1日、横浜元町で開催した「よなよな料理部 ペアリング教室 vol.2」。食べること・作ることが大好きなみんなで盛り上がったこのイベント、その様子をレポートします!
クラフトビールと料理の「ペアリング」を紐解きたい!
「よなよな料理部 ペアリング教室」は、クラフトビールに合う料理をみんなで作り、実食しながら、ペアリング理論のことを五感で学んでいくイベントです。
年明けに開催した第1回は、おかげさまで大好評!
「また参加したい!」「参加できなかったから、今度はちゃんと応募します!」という声がたくさん寄せられ、第2回の開催につながりました。応援してくださったみなさま、本当にありがとうございました!
今回も多数のエントリーの中から抽選を勝ち抜いた20名が、横浜元町に集結することとなりました。食いしん坊たちの集合場所は、元町ショッピングストリート内にある」ツヴィリングJ.A.ヘンケルス 横浜元町店 クッキングスタジオ」です。
ツヴィリングJ.A.ヘンケルスといえば、ツヴィリング(ZWILLING)とヘンケルス(HENCKELS)の包丁や、ストウブ(STAUB)のピコ・ココットなど、キッチン用品を専門に扱うメーカー。
よなよな料理部「G’sキッチン」では、その中でも料理をおいしくする魔法のお鍋「STAUB」とのコラボ記事をたくさん打ち出してきました。今回のイベントも、実は「STAUB」とのコラボ企画なんです!
包丁やまな板の調理器具はもちろん、さまざまな形のSTAUB製品がならぶ棚に、スタッフ一同大盛り上がり。どこを撮っても映えるこのクッキングスタジオで、下準備をしながら皆様の到着を待ちました。
ところで「よなよな料理部」って?
ビールと料理の「ペアリング文化」を広げることを目標に活動している、「ヤッホーブルーイング公式部活動」です。
ビールはビアスタイル(種類)ごとに大まかに分類できますが、そのビアスタイルによって、ばっちり合う料理も違ってきます。それこそ、白ワインには魚料理が、赤ワインには肉料理が合うのと同じですね!
ビアスタイルに合わせて料理とのペアリングを楽しめるのも、クラフトビールの醍醐味。
よなよな料理部は、ただ「ビールに合うレシピを紹介する」のではなく、「日々のビールライフを思う存分楽しむために、ビール×料理の楽しみ方を模索・実践・発信する」ことをモットーに活動しているのです。
まずは「お互いを知る」ことから
さあ、時間になったので「ペアリング教室」をはじめましょう!
スタッフ・参加者様をまじえての「自己紹介」タイムからスタートです。「得意料理がある人は得意料理を、試食専門の人は最近おいしかった食べ物を教えてください!」という私の無茶ぶりに、みなさま大真面目に答えてくださいました。
ちなみに回答で多かったのは「餃子」でした。おいしいですよね、餃子……。(ぽむとなおGの餃子対決を思い出しました)
もちろん、ヤッホーブルーイングのスタッフだけでなく、ツヴィリングJ.A.ヘンケルスの野田さんも自己紹介。
時短料理がお上手な野田さん、「STAUBにお野菜と鶏肉を入れて、そのまま蓋をして火にかけます。これだけで蒸し野菜と蒸し鶏が一気にできるので、あとはもうゴマドレをかけてそのまま食べちゃう」と教えてくれました。
STAUB製品だからこそできる時短料理ですね……さすがです……!
さっそく調理スタート!
エプロンを着けて手を綺麗に洗ったら、さあ、さっそく調理に取りかかりましょう!
今日作るのは、以下の3品です。
・よなよなエールに合う「ハニーローストポーク~レモンバターソース~」
・インドの青鬼に合う「スパイシージャンバラヤ」
・水曜日のネコに合う「豆乳のバーニャカウダ」
今回のテーマは「おもてなし料理」。ちょっとしたホームパーティーが増える季節なので、いろんな人とワイワイ囲みながら食べられるペアリング料理、というテーマになりました。
一見難しそうですが、意外と簡単。1時間ちょっとで3品を作ります。
まず取り出したのは、ずっしりとした豚肉ブロック!
事前にはちみつとハーブ類、そして塩を塗りこんで、3日間ほど下味を染み込ませておいたものです。「これを塊のまま焼いていきます!」と言うと、ワッと歓声が上がりました。テンション上がりますよね。
STAUBのココットに入れ、ひっくり返しながらすべての面に焼き目をつけていきます。お肉と漬け込んだハーブのいい香りがスタジオいっぱいに広がり、「香りだけでビール一杯いけますね!」とみんな笑顔。ビールが待ちきれません!
こちらは、ジャンバラヤ班。まずは野菜をみじん切りにしていきます。使うのは、たまねぎ、パプリカ、セロリ、にんにく。4人分ともなれば結構な量になります。がんばって!
お肉の全面に焼き目がついたら、いったん取り出して休ませ、その間にじゃがいもを炒めていきます。たっぷりの肉汁とオリーブオイルを吸って、外はカリカリ、中はホクホクのじゃがいもになりました。お肉を戻し入れ、じゃがいもと一緒にしばらく蒸し焼きにします。
その間にジャンバラヤ班は、海老と鶏肉、そしてホーリートリニティ(パプリカ・たまねぎ・セロリ)を炒めていきますよ!
豚肉とはまた違う香りが、ジュワーッという音とともに充満していきます。うぅ……おいしそうぅ……。
そしてケイジャンスパイスとお米を加えてさらに炒め、鶏がらスープと水を投入!沸騰してきたら蓋をして、このままお米を炊いていきます。
さあ、こちらはバーニャカウダ班。ディップして食べる野菜(パプリカ・セロリ・大根)を、スティック状に切り分けていきます。切り分けた野菜は、ラップをかけて電子レンジでチン。手を抜けるところは抜く、それがよなよな料理部です。
もちろんディップソースの準備も忘れません。すりおろしたパルミジャーノチーズ、刻んだアンチョビ、そしてやわらかく煮てから潰したにんにくを、豆乳にイン。弱火でくつくつ、ひと煮立ちするまで待ちましょう。
いよいよ調理も終盤戦
さあ、ここでタイマーが鳴りました!たまらず鍋の蓋を開けてみると……?
うわ~~~~~~~~~っ!!!
いい焦げ目!いい香り!それより何よりおいしそう……!!早速切り分けにかかりましょう。塊肉を切り分けるために作られたミートフォークを片手に、どんどんスライスしていきます。
取り出したココットに残っている肉汁は、もちろん有効活用。ローストポークにかけるレモンバターソースを作りましょう。
レモンは1/4個を輪切りにして……
塊ブロックを蒸し焼いたあとの肉汁に、バターの塊と一緒に、ドボン!
今日ばかりは、カロリーのことを気にしたら負けです。だって「おもてなし料理」がテーマなんですから。
そうこうしているうちに、ジャンバラヤも炊きあがったようですよ……!
1時間で3品の「おもてなし料理」完成!
よなよなエールに合う「ローストポーク レモンバターソース」
インドの青鬼に合う「スパイシージャンバラヤ」
水曜日のネコに合う「豆乳のバーニャカウダ」、完成です!
長机に並べてみると……壮観。
同じ机にクラフトビールを1人3缶ずつ、さらに取り分け皿も置いてしまえば、まさにパーティー会場のようですね。STAUB製品がズラリ並んでいることもあって、華やかさも申し分なしです。
いざ!実食タイム!
さあ、作った料理は冷めないうちにいただきましょう!
みんなでたのしく食べて・飲んで・語り合うために、まずはビールを注いで……
「「「乾杯!」」」
自己紹介のときと比べると、調理時間にたくさんお話したからか、みなさんすっかり打ち解けているようです。調理実習と同じく、やはりチームワークが生まれるものなのでしょうか。
実食中には、なおGが今回のペアリングについて詳しくご説明しました。
ビールと料理は「特徴を合わせる」とより香りと味わいが引き立ちます。たとえば今回の「ローストポーク~レモンバターソース~」では、よなよなエールの特徴である「モルトの甘味」と「柑橘類のホップ香」を意識して作っています。
豚肉の焼けた香りや焦がしバターの香り(メイラード反応)とカラメルモルトの香ばしさ
レモン、ハーブ類の香りとCascadeのホップ香(シトラス、ハーバル)
はちみつが焼けたカラメル香と、キャラメルモルトの甘い香り
このような共通点があるので、よなよなエールのもつ香りや味わいと、ローストポークのそれが見事に調和してくれるんですよ。
おもてなし料理というテーマからどのように広げていったのかを訊かれたときは、「ビールを何種類も飲むなら、アルコール度数が弱く、色が薄いものから飲んでいくことを推奨しています。そして、おもてなし料理には”前菜→メインで肉か魚→主食”の流れがあるので、ビールの飲み順とあわせて考えました」と回答。
まずは水曜日のネコでバーニャカウダをつまみ、あつあつの状態で出てきたローストポークをよなよなエールと一緒に堪能し、最後はジャンバラヤとインドの青鬼で〆……とっても嬉しいペアリングパーティーですね……。
もちろん、参加者様からもたくさんご質問いただきました。ペアリングのことや料理のコツ、STAUB製品についてなどなど、ビールと料理に関する質問があれこれ飛び交う2時間半。楽しい時間はあっという間に過ぎ去っていきました。
今後もよなよな料理部の活動は続きます
週末の横浜元町で、ペアリングのことを五感で楽しんだ「ペアリング教室」。
ご参加いただいた皆様、そして応援してくださった方々、本当にありがとうございました!きっとまた「ペアリング教室」は開催しますので、再会を楽しみにしております。
ビールと料理の「ペアリング文化」を、ぜひ一緒に広げていきましょう!
今回のイベントに参加してくださった方だけでなく、よみものを読んでくださったみなさまも、力を貸していただけるとうれしいです!
ハッシュタグ「#よなよな料理部」での活動報告、じゃんじゃんお待ちしております。(見付け次第、らうがポチッと「いいね」を送ります!どうぞよろしくお願いします!)