インドの青鬼(IPA)に合うオリジナル餃子で勝負だ!
餃子っておいしいですよね!王将に行ったらかならず頼んじゃいます。
あなたにとって「餃子」とは?
ビールと餃子の組み合わせは不動の人気。
でも、ヤッホーブルーイングで造っているビールは、日本でよく飲まれているラガービールとは香りや味わいが異なるエールビール。自分たちが愛するビールは、果たして餃子に合うのでしょうか・・・?
ビールと料理をこよなく愛するスタッフ「なおG」と「ぽむ」が、ビールと餃子について激論を交わし、自分たちのビールに合う餃子のレシピ対決を繰り広げます!
(※この記事は2017年5月29日の企画を再度起こしたものです)
2013年入社、人事総務スタッフ。趣味はバスケと料理と酒、休日は珈琲豆焙煎。ニックネームをカタカナで「ポム」と書くと、「ぽむです!」といちいち訂正してくる。
2014年入社、ブルワー(醸造家)。趣味は料理、休日はダムを見に行く。とにかくよくしゃべる、なおGに捕まると1時間は帰れない。
※ここから先は、大変暑苦しい議論になっております。ご了承の上、よろしければご覧くださいませ!
「ビール」と「餃子」の熱い関係
昨日の夜は餃子をつまみにビールを飲んでたんだけど、「インドの青鬼」だと完全に餃子がビールに負けてしまって、餃子がどっかにいっちゃったんだよね。やっぱり餃子にはラガービールだよなぁということを改めて実感したよ!
いやいや、それは「インドの青鬼」のビアスタイル「IPA」に負けない餃子を作らないとダメですよ。
豚肉の脂は触覚由来とされるIPAの渋味をコートする役割があるうえ、香味野菜のアロマはホップと関連付けやすいし、酸味は脂のうま味を適度にカットし、苦みと残ったうま味が連食性、つまり「やめられない!止まらない!」という状態を生むポテンシャルがあるんです!
ちなみに冷凍の餃子を食べながら、このことを考えていたんだよね。「餃子」という言葉で一般化してしまったのがダメだったな~。
いわゆる普通の餃子に関しては、餃子とビール両方の味を損なわず引き立たせるという意味でラガーは良いなぁと感じつつ、じゃあ「インドの青鬼」にはどんな餃子が合うだろうかって考えて・・・なおGほど具体的ではないにせよ、「インドの青鬼」に負けない餃子を妄想してみたよ。
香草もそうだけど、香りやクセの強いものが合うかなぁって思ったから、豚肉も良いけど、マトン餃子とかに香草合わせて、クセ強めだけど「インドの青鬼」と一緒に食べて相乗効果!みたいなの作れたら楽しそうだなぁー。
なるほど「ぽむ論」はごもっともですね。だけど、マトンとかに頼らなくても、豚肉の部位や練り方、皮の厚さ、香味野菜の種類、タネにごま油やガラスープ混ぜるだけでも「インドの青鬼」に負けない餃子は作れるのかなーと思いますよ。「ホワイト餃子」なんて具は普通ですけど焼き方で完全に差別化されてますしね。
こういうこと考えるの大好きなんで、レシピ企画でいつか餃子やりたいなぁ~。
それはおもしろそう。おれも「インドの青鬼」に合う餃子開発してみたいな。
俺もぽむの餃子に負けない餃子を作ってやる!
勝負だ!
というわけで、2人が導き出した考えは・・・
・オーソドックスな餃子ならば、ラガービールが合うだろう。
・「インドの青鬼」などのIPA(ビアスタイルのひとつで、ホップの苦みが強烈なビール)には、ビールの味が餃子に勝ってしまう。
というわけで、「インドの青鬼」に合う餃子をそれぞれ開発して勝負してみました!
エントリーNo.1「マヨネーズでつなぐ!ラムパクチー餃子」byぽむ
「インドの青鬼」との相性だけを考え、「インドの青鬼」のホップに負けないパンチがあり、かつお互いを引き立て合う餃子に仕上げました!( 詳しいレシピはこちらから! )
エントリーNo.2「ナメック星の最長老?餃子120%」byなおG
目指したのは、オーソドックスな食材で作る「インドの青鬼」に負けない餃子。餃子がラガーにしか合わないという発想が間違っているー!!!( 詳しいレシピはこちらから! )
勝負のゆくえは・・・!?
判定するのは、よなよな料理部「G’sキッチン」初代試食係の「おじょー」。
うん、うん、どっちも「インドの青鬼」に合いますね。ゴクゴク。どんどん飲んじゃう。。止まらない。。。
そ、それで、判定は??
ん~、どっちの餃子も美味しいし、どっちも「インドの青鬼」に合うし、あえて勝ち負けとか要らなくないですか?
(ズコッ!)
なんだよ~、でも・・・クラフトビールは美味しく楽しめるのがハッピーだからね、勝ちとか負けじゃないよね。
そうっすね!
今度は「よなよなエール」に合う餃子対決もやりたいね!
臨むところですよ!
改めて、餃子に合うビールは「ラガービール」なのか?
「オーソドックスな餃子」には、確かにラガービールがよく合う。でも、餃子の個性によっては、「インドの青鬼」やクラフトビールに合う餃子もある!ということがわかりました。
個性豊かな「ビール」のバラエティを楽しんでほしい!と私たちが願っているのと同じように、もしかすると餃子業界の人も「餃子を一括りにしないで!バラエティがあるんだ!」と思っているのかもしれません。そして、固定概念にとらわれず、様々な工夫をしてみること、さまざまな料理に合わせてビールもペアリングを楽しむこと・・・そういうひとつひとつのチャレンジが、ビール文化をもっと豊かにしていくのかもしれませんね。
次回予告
次回のG'sキッチンは、現在発売中の「セッション柚子エール」に合う「鯛の昆布ポン〆 あら波仕立て」。
鯛を昆布締めにしつつ、ゆずポン酢でマリネしてみた一品です。おたのしみに!