【超簡単】外で缶ビールをキンキンに冷やす方法|ビールメーカーが検証!
こんにちは! 「よなよなエール」のメーカー・ヤッホーブルーイングの「まりも」です。
アツ~い日に外でキンキンのビールを飲む瞬間が、この世の幸せの頂点だと思っているのは私だけでしょうか?(銭湯帰りのビールも同率……っ!)
外飲み好きにとって気になりがちなのが、ビールぬるくなっちゃう問題。好きな缶ビールを買ってピクニックやアウトドアに持っていきますが、目的地に行きつくまでにぬるくなってしまうんですよね。
この問題、何か解決法はないのだろうか……!
ということで、私が夏日にガチ検証しました!
圧倒的正解が見つかったので、お悩みの方はぜひご覧ください。
※家でぬるいビールを冷やしたい方は、「
ビールメーカー直伝!ぬるいビールを最短で冷やす方法 【真夏日にガチ検証した結果】
」の記事をご覧ください
検証条件は、「夏日の屋外」
今回の検証は、「外気の温度」と冷やしはじめる前のビールの液温によって、結果が大きく異なります。お試しいただく際は、その点にご留意ください。
検証日と検証場所:夏日(外気の温度25℃)の屋外
※最高気温が25℃以上の日を「夏日」、30℃以上の日を「真夏日」と呼びます
今回の検証で目指すビールの液温:5℃(=キンキン)
検証するのは、クラフトビールと同じ製法・原料でつくった低アルコール飲料「正気のサタン」。私たちがおすすめしている正気のサタンの飲み頃温度は「5℃(=キンキン)」です。今回は5℃を目指して検証していきます!
【検証】缶ビールの冷えはどのくらい保てる?
そもそも、家で冷やしていたビールやコンビニで買ったビールが、目的地に行くまでに冷えを保てていれば問題ないですよね。
ということで検証してみました。セブン-イレブンでキンキンに冷えた正気のサタンを購入し、3通りの方法で、目的地まで30分移動します。
方法①:ビールをむき出しの状態で持ち運んだ場合
むき出しの状態で持ち運んだ場合、キンキンだったはずのビールは30分で17.3℃に……! 恐るべし夏日!!! めっちゃぬるくなってしまっています。
方法②:ビールを100均で購入した保冷バッグに入れて30分歩いた場合
保冷バッグで持ち運んだ場合、11℃。目的地まで10分ぐらいの距離であればキンキンを保てたかも?
方法③:ビールを100均で購入した保冷バッグに「保冷剤」を入れて30分歩いた場合
保冷剤を入れた保冷バッグで持ち運んだ場合、6.7℃! 保冷剤の効果はてきめん! でもやっぱり夏日には勝てず……キンキンとまではいきませんでした。
また、家からビールを持っていくときは保冷剤を入れられますが、コンビニで買ったときはなかなか難しいのもこの方法の難点です。
【結論】
家で冷やしていたビールやコンビニで買ったビールを、目的地に行くまでキンキンに保つことは難しい
※今回はピクニックや手軽なアウトドアシーンを想定しました。キャンプで使うようなタンブラーや特別な保冷ツールを使えば、キンキンの状態を保てると思います!
【検証】常温のぬるいビールを現地で冷やす方法
ビールがぬるくならないように気をつかいながら目的地まで移動するのはストレスなので、保冷は忘れて、ぬるくなったビールを現地で冷やす方法を検証しました。
ぬるいビールを楽してキンキンにする方法
いきなり結論です。
この方法が圧倒的正解でした。
セブン-イレブンでロックアイス(氷)を買って、太陽の下ぬるくなりまくったビールをそのまま入れます。
そのまま目的地まで30分歩いたところ……えっ!? 2℃!?!?!?
30分放置してただけで、冷蔵庫で冷やすより冷たくなってる!!! 1時間ぐらい置いていたら、もしや氷点下に……?
飲んでみたところ、超~キンキン! 炭酸を強く感じ、喉がピリピリします。これはこれで爽快感がありおいしいですが、味わいとしてはちょっと物足りなく感じます。
それでは、同じ条件で20分放置はどうだろう?
……4.1℃! 惜しい! 正気のサタンの飲み頃温度の5℃にしたい!
15分はどうだろう?
……7.1℃! 15分では足りないようです。
【結論】
ぬるいビールを楽して屋外でキンキン(5℃)にしたいなら、ロックアイスに入れて15分以上~20分未満放置するだけ!
ロックアイスはどこのコンビニやスーパーでも買えて、一袋だいたい200~300円。移動中に勝手に冷やしてくれて、現地に着いたらゴミ袋として使って捨てて帰るだけ。家で保冷剤を冷凍し、かさばる保冷バッグに入れて持ち運ぶ必要もありません。ロックアイスには複数本のビールが入るので、お友だちの分も一緒に冷やせます!
ぬるいビールをたった2分でキンキンにする方法
移動時間のことも考えると、手間が少なく楽に冷やせるのは先ほどのロックアイスを使った方法。
ですが、到着後にすぐにキンキンでカンパイしたい方もいらっしゃいますよね? そんな方のためにおすすめの方法がこちらです。
コンビニでロックアイスを買い、ぬるいビールを氷と一緒にバケツに入れて2分間回転させるだけ。
2分回転させれば……ちょうど飲み頃温度の5℃に! 早い、最高だ~!
【結論】
ぬるいビールを最速で屋外でキンキン(5℃)にしたいなら、バケツに氷を入れてビールを2分回転させればOK!
ちなみにこのバケツは、300均の「3COINS」で購入したもの。
蛇腹式になっていて、持ち運びはかさばらない優れモノ! ピクニックやアウトドアに持っていったら、キンキン大臣としてヒーローになれるかもしれません。
セブン-イレブンで買ったランチと一緒に、お昼からピクニック。夏日ということで日差しは強いですが、キンキンのビールを飲むにはぴったりの日です。
5℃に冷やした正気のサタンは、爽やかでジューシー! 先ほど冷やしすぎたものと比べると、やはりこちらの方がシトラスやトロピカルフルーツを思わせるフレッシュな香りがしっかり感じられます。
【検証結果まとめ】外でビールをキンキンに冷やす方法
【結論】
ぬるいビールを楽して屋外でキンキン(5℃)にしたいなら、ロックアイスに入れて15分以上~20分未満放置するだけ!
ぬるいビールを最速で屋外でキンキン(5℃)にしたいなら、バケツに氷を入れてビールを2分回転させればOK!
ビールの「飲み頃温度」って?
実はビールは、どれもキンキンが最強!、というわけではないんです。例えば「よなよなエール」は13℃、「インドの青鬼」は香りが引き立つ9℃、「水曜日のネコ」は10℃、というように、ビールの種類によっておいしさを引き立ててくれる温度があります。飲み頃温度について詳しく知りたい方は、 こちらの記事 で。
とはいえ、記事でご紹介している「飲み頃温度」は、あくまでも私たちの推奨する温度です。ビールの温度の好みは人それぞれ! 飲み頃温度を参考にしていただきつつ、ご自身が一番おいしいと思う温度でおたのしみくださいね。
参考情報
・真夏日に屋内でぬるいビールを冷やしたい方は、「 ビールメーカー直伝!ぬるいビールを最短で冷やす方法 【真夏日にガチ検証した結果】 」の記事をご覧ください! 専門家に聞いた「冷えのメカニズム」についても掲載しています。
・正気のサタンの販売店情報は、 こちらの記事 で。