【父の日レシピ】ずっと元気でいてほしいから。さっと作れて、からだ想いのおつまみ2品 料理家・今井真実さん
皆さま、こんにちは。料理家の今井真実です。
今年も父の日が近づいてきましたね!
私はいつも父の日にビールをプレゼントしています。昔は色々と考えて雑貨を買ったりしていたのだけど、結局一番喜ばれるのは、大好物のビールだったのでした。
夕食どき、今頃送ったビールで父と母は乾杯しているかしらと考えるのも、私としては嬉しい時間。そして、我が家は我が家で、子供たちと「お父さんありがとう」と乾杯しています。
父の日は、そんな大切な人たちの笑顔を願う日です。
大好きなビールを楽しみながら、ずっと元気でいてほしいから。ちょっぴりヘルシーなお魚とお野菜のおつまみを考えました。ゆっくり泡や苦みを味わいながら、「ああいいねえ」と喜んでもらえる2品です。
サーモンの串焼き
ビールに合わせるレシピを考える時はいつも、ちょっと凝ったものを出す居酒屋さんの女将さんの気持ちになります。
若い時には、揚げ物やお肉にきゅーっとビールを飲むのが至福でしたが、この頃はお魚のお料理と合わせることが多くなりました。
ビールに合うおつまみの代表格ともいえる焼き鳥。でも、意外とお肉を串に刺すのが難しいんです。その点、サーモンなら簡単! お子様とも一緒に作れます。
しっかりと脂の乗ったふんわりサーモンにバリっとした皮の香ばしさ。「おいしい!」と思わず声が出て、そのあとぐぐっとビールを飲んだなら……。たまらない瞬間です。
材料
サーモン 切り身1枚
長ネギ 1/2本
マヨネーズ 適量
木の芽 1枚(なければ大葉の千切りや粉山椒)
焼肉のたれ 適量
竹串 3本
作り方
サーモンの切り身を6等分に切り分け、長ネギもサーモンと同じ長さに切ります。
サーモンの皮目を上にして、竹串に刺していきます。串を少しくるくると回しながら刺すと簡単です。
両面にまんべんなくお塩を振ります。
魚焼きグリルで皮目を上にして焼き始めます。
香ばしく焼き色がついたら、裏返して表面が白っぽくなるまで焼きます。
お好みで、マヨネーズ+木の芽をトッピングしたもの、焼肉だれを絡めたもの、とバリエーションを楽しんでください。
これだけで、なんだかさらに凝ったようなお料理になります。とにかくおいしい。串に刺しただけなのに、見た目も新鮮で、食べた時に驚きがあるのです。
サーモンの串焼きは、「よなよなエール」と合わせましょう。
よなよなエールの上品な香りときめ細やかな泡が、魚料理を爽やかに盛り上げます。
余韻を感じるぐっとしたコクと苦みは、サーモンのうまみ、マヨネーズの油脂と酸味、木の芽の香りとぴったり! 焼肉だれの甘辛味もよなよなエールにとても合い、どの味も少しずつビールと味わいたくなります。
ズッキーニとなすのトースター焼き
私の今年の父の日料理のテーマは、ビールに合ってからだも喜ぶおつまみです。お野菜をつまみながら飲むビール、良いですよね!
並び始めた夏野菜を使って、トースター任せの一皿はいかが? なすとズッキーニにオリーブオイル小さじ1とお塩を絡めてトースターで焼いたら、びっくりするほどのジューシーさ!
さっと作れて、これは普段の献立にも便利なレシピの出来上がり! と嬉しくなりました。
さらに、汁気を絞った大根おろしをたっぷり載せてポン酢をちょろり。さっぱりとしていくらでも食べれちゃうのが困ったところです。
材料
なす 1本
ズッキーニ 1本
オリーブオイル 小さじ1
塩 4つまみ
大根 5cm
ポン酢 適量
作り方
なすを半分に切り、厚さ1cmの薄切りにします。耐熱皿に載せて、オリーブオイル小さじ1を和えましょう。
なすと同じ長さで、少し薄めに切ったズッキーニも入れて和えます。
塩4つまみを振り、行き渡るようにざっとひと混ぜしたら、240度のトースターで15分焼きます。この間に大根をすりおろし、汁気を切っておくと良いです。
焼き上がった野菜に、大根おろしとポン酢をかけて出来上がり。
ズッキーニとなすのトースター焼きは、「軽井沢高原ビール 2022年限定」を合わせましょう。
しっかりとしたモルトの香りが、油とお塩を利かせたお野菜によく合います。
軽井沢限定、2022年だけの特別なビールは、父の日のお祝いにふさわしい贈り物。私も飲んだ瞬間、このビールのおいしさに驚きました。爽やかな香りですが、ビールの味がしっかりしていて、包容力がすごい。
ズッキーニとなすのジューシーさやオイルを、軽井沢高原ビールとともに味わえば、とっても良い気持ち。大根おろしの辛みや苦みともすっとマッチします。
「父の日のクラフトビールギフト」は、ビールが大好きなご家族にぴったりのギフトです。
父の日のあとは、よなよなのビールがあるおかげで、晩酌もいつもよりさらに楽しみになりますよ。いろんな味を飲み比べてみるのも楽しみの一つですよね。
ご紹介したお料理とともに、ぜひ日頃の感謝の気持ちと贅沢な時間を贈ってみては?
きっと、ビール好きのお父様やご家族に喜ばれることにちがいありません。
(おわり)
撮影:今井裕治
この記事を書いた人:今井真実(料理家)
「これだけで、こんなに美味しい!」と小さな喜びを感じられ、作った人が楽しく嬉しくなる新しい家庭料理を提案。キャンプで燻製をしたり塊肉を焼くのが一番のストレス解消法。料理教室を10年以上開催してきたが、現在はオンラインを中心にレッスンを行っている。神戸市生まれ。 Twitter 、 note