【6カ国総集編】またいつか、あの国であのビールを飲みたい!「旅するビールリレー」
「旅先で飲むビール」って、最高においしくありませんか?
旅行に行けない日々が続いているけれど、気持ちだけでも、あの気分に浸りたい……!
そんな想いから、昨年夏、「月刊月の生活」(クラフトビール定期宅配サービス「ひらけ!よなよな月の生活」会員様にお送りしている会報誌)の誌面で「旅するビールリレー」という連載企画をスタートしました。
「旅するビールリレー」:
旅先で飲むビールは、格別の味。
現地で飲んだビールにまつわる思い出をリレー形式でつなぎ、あわよくば世界一周を目指す連載コーナーです。
今年のゴールデンウィーク、海外旅行に行きたかった!という方も多いはず。
今回、「旅するビールリレー」の連載のなかから、よなよなの里の旅行好きスタッフ6名が味わった6カ国のビールと、旅の思い出をまとめてみました。
旅行気分で、ぜひご覧ください。
インドで味わった『“KINGFISHER”(キングフィッシャー)』
味わった現地のビールは『“KINGFISHER”(キングフィッシャー ) 』です。
ブルワリー:United Breweries Holdings Limited
ビアスタイル:Pilsner(ピルスナー)
ビールの感想
スッキリながらコクもしっかり感じるピルスナー。
やっぱりインド料理との相性が良いですね。バターチキンカレーや、サモサ(インド版餃子)、辛いスナックと一緒に飲むのがおすすめ!
日本でも、インド料理店で飲めるところが多いですよ!
インドのビール事情
「インドといったらやっぱりIPA(インディア・ペールエール)!」と言いたいところですが、インドではクラフトビールを飲む文化はまだ浸透しておらず、IPAに出会うのは難しい環境。
でも最近では、首都のニューデリーやベンガルールでクラフトブルワリーが誕生したとのことなので、是非行ってみたいですね!
インド発のIPAが飲める日も近いかも!?
ドイツ・ミュンヘンで味わった『“Augustiner Helles” (アウグスティーナ・ヘレス)』
味わった現地のビールは『“Augustiner Helles” (アウグスティーナ・ヘレス)』です。
ブルワリー:Augustiner-Bräu
ビアスタイル:Helles(へレス)
ビールの感想
「アウグスティーナ・ヘレス」は下面発酵らしい爽快さと心地よい麦芽の風味を兼ね備えたビール。
エールに傾倒していた私にラガーの魅力を教えてくれた一杯でもあります。
塩気の強いプレッツェルやバイスブルストとはもちろんのこと、意外にも(?)パンとの相性も抜群です。
ドイツ・ミュンヘンのビール事情
ビール大国ドイツの中でも優れた銘柄を輩出し、高品質の原料の産地でもあるバイエルン州。
なかでもミュンヘンは世界最大のビアフェス「オクトーバーフェスト」が開催される都市です。
最近はビール離れもささやかれるようですが、 文化に溶け込んだビールDNAは素晴らしいの一言。
街並み、お料理、そして空気までもが、ビールを飲むためにあるようにすら感じる場所です。
アメリカ・ポートランドの『“Total ReKolsch”(トータルリケルシュ)』
味わった現地のビールは『“Total ReKolsch”(トータルリケルシュ)』です。
ブルワリー:StormBreaker Brewing
ビアスタイル:German Style Ale(ジャーマンスタイルエール)
ビールの感想
到着から2日目のお昼過ぎ、5軒のパブを巡り、ちょっぴりホップ疲れを感じていたときに出会ったのがこの一杯。
爽やかな香りとライトな甘み、そしてパリッとした後味が絶妙においしいジャーマンスタイルエールでした!
ホップ疲れを忘れ、あっという間に飲み干していました。
アメリカ・ポートランドのビール事情
アメリカ西海岸のオレゴン州の都市・ポートランドは、70軒以上のブルワリーがあるクラフトビールの街!
ホップの生産地が近く、特にIPAの種類が豊富なので、パブに行くとIPAだけで10種類以上あることも。
迷ったときは店員さんにオススメを尋ねるのですが、必ず「好みの味は?」と細かく聞いてから選んでくれます。
好みのビールをおいしく味わってほしいという気持ちと、自分たちのビールへの誇り。いつでも最高の一杯に出会える街です!
ナミビアの『“URBOCK”(ウルボック)』
味わった現地のビールは『“URBOCK”(ウルボック)』です。
ブルワリー: Namibia Breweries
ビアスタイル:Dunkel Bock(ドンケル・ボック)
ビールの感想
世界一周していたとき、ナミビアのナミブ砂漠で味わったビー ル。
アフリカ道中で知り合った友人達とレンタカーで回りましたが、何度もタイヤがパンクし波乱万丈。
最後にナミブ砂漠で、夕日を見ながら飲んだビールはぬるくなっていたけど、ローストしたモルトの香りが心地よく、格別な味でした。
ナミビアのビール事情
アフリカの南部に位置するナミビア。実は、アフリカでは国別1人当たりビール消費量が1位!世界で見ても消費量8位の、ビール大国です!
ナミビアはかつてドイツの植民地だったこともあり、現在でもドイツの伝統的なスタイルのビールが多く製造されています。
近年ではご多分に漏れずクラフトビールの波が来ているようで、街中でよく見かけました。
ドイツのクリスマスマーケットの『“Glühbier”(グリュービール)』
味わった現地のビールは『“Glühbier”(グリュービール)』です。※グリュービール=ホットビールのこと
屋台で飲んだので銘柄は覚えていないですが、有名なホットビールは 『“Liefmans Gluhkriek”(リーフマン・グリュークリーク)』。
ビアスタイル:Lambic(ランビック)
ビールの感想
クリスマスマーケットで飲んだ、温かい「グリュービール」!
スパイスやドライフルーツが入ったビールに、熱した鉄の棒を挿入すると、ビール内の糖分がキャラメリゼされてカラメルの風味がつきます。
温かくてコクがあるので寒い時期にピッタリで、演出も楽しめる素敵なビールでした!
ドイツ・ミュンヘンのビール事情
ビール大国の主要都市、ミュンヘン。
世界一のビアホールと言われる「ホフブロイハウス」は、収容人数1,000名以上の大ホールで圧巻!
ビアホールで、街角で、人々が昼夜問わずビールを片手に過ごしています。
クリスマスマーケットでは、クリスマス専用ラベル・マグカップも並び、街を華やかに彩っていました!
ベルギーの『“TUNGRI”(トゥングリ)』
味わった現地のビールは『“TUNGRI”(トゥングリ)』です。
ブルワリー:Amburon Belgian Craftbrewery
ビアスタイル:Bitter(ビター)
ビールの感想
ベルギーで最も古い都市のひとつ、トンゲレンで数年前に誕生したブルワリーがつくっている『TUNGRI』。
黄金色の爽やかな見た目に対して、意外と苦味がしっかりしているビールです。
少し塩味が効いたナッツと共に流し込むと、「私の身体が喜んでいる」、そんな気がしました。
ベルギーのビール事情
とにかくビールの銘柄が多い! その数約1,600種類ぐらい。
どのレストランに行っても複数のスタイルが楽しめて、我々ビール好きには最高の国です。
2016年には「ベルギービール文化」がユネスコ無形文化遺産に登録されたそうで、ビールはベルギーの人々の生活に欠かせない存在のようです。
あぁ、日本にも早くそんな未来が訪れますように。プロスト!
「旅するビールリレー」は「月刊 月の生活」で連載中です
「旅するビールリレー」6カ国総集編、いかがでしたか?
実は今回の企画の記事は、第二回目。
第一回、よなよなスタッフ「まりも」が、東南アジアの国「カンボジア」のシェムリアップを旅したときの旅行記はこちらから。
「旅するビールリレー」は、「月刊 月の生活」8月号からはじまった連載企画。
これからも、旅とビールが大好きなよなよなスタッフの間で、さまざまな国のビールとその思い出を引き続きリレーしていく予定です。
今後もぜひご期待ください!