【#本にあうビール】ネコづくしの幸せな時間 「ネコ」がつなぐ本とビール

【#本にあうビール】ネコづくしの幸せな時間 「ネコ」がつなぐ本とビール

ぎん

水曜日のネコを飲みながら、ネコを愛でて、ネコの本が読める。そんな夢のような空間にお邪魔してきました。水曜日のネコにあう本ってなんだろう?

ビールと本のペアリングを探る旅

みなさん、最近本読んでますか?

こんばんは、ヤッホーブルーイング随一のインドア派「ぎん」です。

クラフトビールを飲みながらする読書って最高なのでは? という私の独断と偏見ではじまった企画【#本にあうビール】。 第1回は「かもめブックス」の柳下恭平さんに選書していただきました。

第1回はこちら: https://yonasato.com/column/bunka_2_1

よなよなエールと「星の王子さま」、水曜日のネコと「るきさん」。どちらもペアリングしてみたのですが、素晴らしい時間を過ごせました・・・。改めて「本」と「クラフトビール」のペアリングは間違いない! と確信しましたね。まだの方はぜひ、ペアリングしてみてくださいね。

ということで、今回は【#本にあうビール】第2回。

テーマは「ネコづくし」です!

なぜ今回このようなテーマになったかと言うと、「本好きにはネコ好きが多い」というわたしの仮説があったからです。作家の方でネコ好きな方も多いですし、ネコが出てくる本も多いような気がします。

ネコを愛でながらネコが出てくる本を読む・・・。

そんなことができたら最高ですよね。しかも、ビールも飲めたら・・・。そんな天国どこかにないかなぁ~。

と探してみたら、ありました。

そう、あったんです!!! 天国が!!!

本当にそんな天国がこの世に存在しているのか? と半信半疑で訪れたのは、三軒茶屋の住宅街の中にある「キャッツミャウブックス」

扉を開けると、そこには・・・

ネコの本…!

そして…! ネコさん…!!!

水曜日のネコもあるーーーー!!!

なんということでしょう。噂通りの天国が、たしかに三軒茶屋に存在していたのです。

キャッツミャウブックス店主(ニンゲン) 安村正也さん

安村 正也さん

猫のいる/猫本だらけの/猫と人を幸せにする本屋として、2017年に三軒茶屋の住宅街に「Cat’s Meow Books(キャッツミャウブックス)」をクラウドファウンディングも利用してオープン。会社に勤めながらお店を運営する。オープン前から話題になり、ネコ・本好きが全国から訪れる人気の本屋さん。

ネコ好きのための天国「キャッツミャウブックス」をつくった安村さん。「本」「ネコ」「ビール」が大好きで、すべてに囲まれて生きたい・・・と思い立ち「キャッツミャウブックス」をオープンされました。

お店に並ぶ本は、すべて「ネコ」にまつわるもの。安村さんが新刊・古本をチェックし、ネコが出てきた本をお店に並べているそう。タイトルや表紙に入ってなくても、文章中やイラストに必ずネコが登場します。

本棚の並びにもこだわりが。夏目漱石の『吾輩は猫である』から始まる「吾輩は〇〇の棚」、招き猫の本から始まってネコの手や目の本が続く「ネコの部位の棚」などなど。本の背表紙を眺めているだけでも楽しくなっちゃいます。いろんな「ネコ本」に出会うことができる、こだわりの本棚です。

それだけでもネコ・本好きのハートをつかんで離さないのですが、お店のファンが多い理由は「ネコ店員」たちの存在。彼らは元保護猫で、縁あってこのお店にやってきました。不遇のネコたちを少しでも減らしたいという想いから、お店の売り上げの10%は猫の保護活動に寄付される仕組みになっています。

ネコを愛でながら、ネコの本を読んで、水曜日のネコを飲めちゃう。

そんなネコ好きの天国をつくった安村さんに、水曜日のネコにあう本を選んでもらいました。

ネコと本とビールが揃う「天国」

ぎん:
こんにちは。・・・ここは天国なんですかね

安村さん:
そう言ってもらえるととても嬉しいですね。僕にとっての天国をつくったので。本とネコとビール、すべてに囲まれたいという願望を叶えたかったんです。

ぎん:
正直に言うと、わたし犬派なんです。ネコとあまり接点のない人生だったので。でも今日来てまだ10分くらいですけど、完全にネコ派になりました(笑)

安村さん:
そういう方、けっこういらっしゃるんですよ。ネコはちょっと・・・って言ってた方が30分後にはもうネコのしもべになっている、なんてことがよくあります(笑)

ぎん:
ネコには不思議な力がありますね・・・。

安村さん:
そうなんですよね。実際にネコが出てくる本ってとても多くて。人類はすっかりネコに心を支配されてしまっているのではないでしょうか。

ぎん:
同意しかないです。

ぎん:
安村さん、もともとビールはお好きだったんですか?

安村さん:
はい、もちろん! 昔から大好きだったのですが、海外のビールは現地で飲むからこそおいしいのだという事に気付いてから、よりビール好きになりましたね。シンガポールで暑いなか飲むタイガービールって最高じゃないですか。

ぎん:
シチュエーションによって、あわせたいビールって違いますもんね。

安村さん:
そうなんです。なので、お店で出すビールも本を読みながら飲みたいビールにしたくて「水曜日のネコ」を選びました。コンビニで初めて出会ってから、ちょっとしたご褒美がほしいときに飲んでいるビールで。ちょっといいことがあったときとか、がんばったときとか。その時の気分を盛り上げてくれる存在なんですよね。

生粋のネコ好きが選ぶ「水曜日のネコにあう本」

ぎん:
お店中にたくさんのネコ本がありますが・・・この中で「水曜日のネコ」にあう本を選ぶとしたら、どれになりますか?

安村さん:
やっぱり、読んでいて気持ち良くなる、ホッとする話がいいなぁと思いまして。青山美智子さんの『猫のお告げは樹の下で』はいかがでしょうか。

安村さん:
一気に読み終わるというよりは、毎週ちょっとずつ読み進められるほうがいいなと思ったので、短編集にしました。『猫のお告げは樹の下で』は、7編のストーリー集になっていてそれぞれのお話がリンクしているんです。1編読んで終わりではなくて、全部読むとそれらが少しずつ繋がっていることがわかってくる、そんな物語になっています。

ぎん:
ネコが登場人物たちに「お告げ」をしてくれるんですね。

安村さん:
ネコが物語を導いてくれる存在として登場します。この本の好きなところが、嫌な人が一人も出てこないところなんですよね。出てくる人たちが本当に良い人ばっかりで・・・レジの中で何気なく読み始めたら、めちゃくちゃ泣いちゃって(笑)。若い頃だったらそんなに素直に泣いたりできなかったと思うのですが、年取っちゃうとダメですね。どこかで誰かと繋がって、人生って進んでいくんだなぁ、いいなぁ・・・ってもう涙がとまらなかったです。

ぎん:
この本買って帰ります。

安村さん:
ありがとうございます(笑)

安村さん:
良い話ばっかりの本つながりで、伊吹有喜さんの『BAR追分』も水曜日のネコにあわせたいですね。

ぎん:
さつきちゃん(ネコ店員)にそっくり!

安村さん:
ほんとだ! ぜひ撫でながら読書してみてください。おいしそうな料理がたくさん出てくるお話なので、ぜひビール片手に読んでほしいです。

ビールとネコと本に囲まれて

ぎん:
ネコづくしの空間ってこんなに幸せだったんですね・・・。

安村さん:
本やビール好きの方に「ネコ」の良さを伝えたり、ネコ好きの方に「本やビール」の良さを伝えられるようなお店にしたかったんです。

ぎん:
まさにわたしのような・・・(笑)

安村さん:
実際にこのお店をはじめて、人とのつながりって素晴らしいなと改めて感じましたね。実は以前はあまり人付き合いが得意じゃなくて。でもネコや本、ビールがいろんな人とのつながりをつくってくれたんです。

ぎん:
ビール飲むと楽しくなっちゃいますしね。

安村さん:
ビールを一緒に飲むとポジティブな気持ちになりますよね。ポジティブな気分でポジティブな文章を読むってとてもいい体験だなぁって思います。嫌なニュースばっかりでネガティブになっちゃうこともあるんですけど、せめてフィクションの世界では気持ちよく過ごしたい。みなさんにも是非、日常をすこし忘れて本の世界に没頭する時間をつくってください。オススメです。

ぎん:
ネコが傍にいるとなお良し! 今日はありがとうございました!

「#本にあうビール」であなたの一冊教えてね

あなたのオススメの「 クラフトビールにあう一冊」を教えてください。

#本にあうビール

のハッシュタグをつけてSNSで発信してくれたら、よなよな文化部がくまなくチェックします。実際にペアリングしてみたら最高だったので、みなさんの感想も聞いてみたいです。

「こんな人にも選書してほしい!」 のリクエストもお待ちしております。

「ビール好きだし選書できるよ!」という方も募集中。取材に行きます(笑)

おまけ

ぎん:
いやぁ~。ほんとにネコっていいなぁ~~。モフモフしてる!

安村さん:
ふっふっふ。もう完全にネコのしもべですね。

ぎん:
く~~!

取材協力:キャッツミャウブックス

キャッツミャウブックス

住所:東京都世田谷区若林1丁目6−15
営業時間: 14:00 ~ 22:00頃(日祝20:00頃)
定休日:火曜日
Tel : 03-6326-3633

『夢の猫本屋ができるまで』特設サイト:https://hb.homesha.jp/special/yumeneko/

Twitter: @CatsMeowBooks

Facebook:@CatsMeowBooks

Instagram:Cat’s Meow Books

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この記事を書いた人
ぎん

「よなよな文化部」部長、兼、会報誌「月刊月の生活」編集長。 実は理系出身。iPS細胞研究者の端くれだったという噂だが、気付けばヤッホーブルーイングに。

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