「ビアスタイル」ってなに?ビアスタイルを知るとビールがもっと楽しめる!
突然ですが皆さんは「ビアスタイル」という言葉を聞いたことがありますか?
最近ではクラフトビールを取り扱う飲食店も増え、メニューに「ビアスタイル:○○」と表記してビールを販売しているお店もありますよね。「そういえば見たことはあるなあ」という方も、意外と多いのではないでしょうか。
……実はこの「ビアスタイル」をよく知っておくと、もっとビールが楽しめるようになっちゃうのです!今回のよみものでは「ビアスタイル」について解説していきます。
ビアスタイル=ビールの種類。全世界に100種類以上!
ビアスタイルとは、簡単にいうと「ビールの種類」のこと。
※「よなよなエール」や「インドの青鬼」のような「銘柄」ではないので注意です。
世界には様々なビアスタイルが存在しており、その数なんと、全世界に100種類以上もあるといわれています。
ビールづくりに使われる主な原材料は「麦芽・ホップ・水・酵母」ですが、「数ある原材料の中かからどれを使うかを決め」「どんな組み合わせで」「どんな醸造方法で」つくるのか……等々……で、ビアスタイルは細分化されているんです。
例えば「 よなよなエール 」は「アメリカンペールエール」というビアスタイルのビールですし、
「 インドの青鬼 」だったら「アメリカンIPA」というビアスタイルのビール、という風に。
ビアスタイルの中には、100年以上前から確立されていた伝統的なビアスタイルもあれば、ここ数年の間に一気に流行し、ビアスタイルとして新たに認められたものもあります。
普段飲んでいるビールが、どんなビアスタイルのビールなのか?を知るだけでも、きっともっとビールが美味しく・楽しく飲めるようになりますよ!
「自分の好きなビアスタイル」を知っておこう
「自分の好きなビアスタイルは何か?」を知っておくと、スーパーやコンビニ、飲食店などでビールを選ぶ時の目安になります。
「”IPA”みたいに、苦味の強いヤツがいいな……」
「フルーティなビールが好きだから”白ビール“にしよう!」
といった具合です。もっとハマっていくと、
「今日はちょっと疲れてるから、”セゾン”でリフレッシュしよう」
「今夜のパーティはおめでたい席だから、”バーレーワイン”でも差し入れようかな」
自分の気分や、飲む時のシチュエーションでビアスタイルを選ぶ……なんてこともできるようになりますよ!
まずは自分の好きなビアスタイルはなんなのかを知ることが第一歩。
今夜ビールを飲む時には、ビアスタイルを意識しながら飲んでみましょう。
ビアスタイルによってグラスを選ぶ楽しみも
例えばドイツの名門グラスメーカー「 シュピゲラウ 」では、ビアスタイルごとの専用グラスを著名なクラフトブルワリー(クラフトビール醸造所)と共同開発しているのですが、
このグラスで飲むビールは、普通のグラスで飲むビールとは味わいがまったく違うのです……!(こればっかりは、体験していただくしかありません……!)
※よなよなの里のスタッフで、 シュピゲラウのグラスセミナーを体験してきたレポート もありますので、よかったらあわせてご覧ください!
「今日飲むビールは○○だから、こんな形状のグラスが良いだろう……」なんてところまで行きついたら、もうビアスタイルは極めたと言っても過言ではないでしょう。
ぜひ、奥深いビアスタイルの世界(そして、グラスの世界)にハマっていただけたら幸いです。
どんなビアスタイルがあるの?
「じゃあ、世界には一体どんなビアスタイルがあって、それぞれどんな特徴があるの?」というギモンにお答えする「世界のビール図鑑」というよみものもご用意しております。
今回のよみもので「ビアスタイルに興味を持った!」という方はぜひ「世界のビール図鑑」もご覧くださいませ。
また、「そもそもクラフトビールって何?もっと知りたい!」という方は、ブルワー(醸造家)の「もーりー」がクラフトビールについて解説した、こちらの動画をご覧ください。
それではまた!
(おわり)