【検証】クラフトビールに合うグラスって?「シュピゲラウ」のグラスエデュケーターに話を聞いてみた!

【検証】クラフトビールに合うグラスって?「シュピゲラウ」のグラスエデュケーターに話を聞いてみた!

おじょー

こんにちは、おじょーです。みなさんはビールを飲むとき、どんなグラスで楽しんでいますか?私はイギリスのパブが大好きで、どんなビールも「パイントグラス」で飲むのが一番!と信じてやみません。今回はそれを検証すべく、とあるセミナーに参加してきました。

グラスとビールの関係を楽しく学ぼう

「クラフトビールに合うグラス」と聞いて、みなさんどんなものを思い浮かべますか?

私は冒頭でもお話しした通り、パイントグラスだと信じています。
海外のパブでも、ほとんどがパイントグラスでビールを提供してくれますし。パイントでゆっくりちびちび飲むのがいちばんおいしいし、気分も上がりますよね?

「パイントで飲むのがいちばんおいしい!」

この仮説を検証するために、今回はグラスに詳しい人に話を聞いてみたいと思います。

グラスに詳しい人・・・グラスに詳しい人・・・・・・
うーーーーーん・・・・・・・・・

おじょー
おじょー

あっ!!!
「よなよなエールの超宴」のグラスセミナーでいつもお世話になっているシュピゲラウさんがいるじゃないか!!!

「シュピゲラウ」とは・・・

1521年に南ドイツのバイエルン地方で誕生した、ドイツの名門グラスブランド。
約500年もの歴史の中で培われた技術と最新テクノロジーを融合し、高品質なガラス製品を作り出しています。「吹きガラス製法」により作られる上質で薄いガラスは、ビールの風味と口当たりを最大限に高めてくれます。
グループブランドにはワイングラスで有名な、あのRIEDEL(リーデル)も。

ヤッホーブルーイングのイベント「よなよなエールの超宴」では、グラスによる香りや味わいの違いを体験できるグラスセミナーを開催していただいています。

おじょー
おじょー

シュピゲラウさーーーーーーん!

おしょーさん
おしょーさん

はーーーーーい!

おじょー
おじょー

グラスのこと、教えて下さーーーーーい!(ざっくり)

おしょーさん
おしょーさん

テイスティングセミナーにおいでーーーーー!

・・・というわけで、自然豊かな長野県佐久市の醸造所から、大都会・南青山にある「リーデル 青山本店」へお邪魔することになりました。編集部一同ドキドキです。

こちらのセミナー、5,000円の参加費に5,000円相当のグラス3種お持ち帰りが含まれています(税抜)。実質、グラスのお値段だけで「グラス」も「知識」も、さらには「テイスティング用のビール」までもいただけるという、破格のセミナーなんです。

講師は超宴でもお馴染みの「この方」

今回セミナーを担当してくださるのは、庄司大輔さん(おしょーさん)
シュピゲラウのテイスティングマネージャー兼チーフ グラスエデュケイター兼JSA認定ソムリエです。

よなよなエールの超宴では毎回グラスセミナーを担当してくださっており、クラフトビールとグラスについて聞くには、この上ないお方なのです。

おしょーさん
おしょーさん

人生が変わる(かもしれない)グラスセミナー、どうぞ最後まで楽しんでいってくださいね!

検証開始!実際に飲み比べてみよう

こちらのセミナーでは、3種類のシュピゲラウ製クラフトビールグラスとパイントグラスの飲み比べを体験できます。 ぱっと見どれも同じに見えるけどなあ・・・・・(小声)

おしょーさん
おしょーさん

シュピゲラウグラス第一の特徴は、なんといってもこの薄さです。

ガラスには熱が含まれているため、厚みがあればあるほど、注いだビールにガラスの持つ熱が伝わってしまうんです。注いだ瞬間にビールの温度が下がってしまうのを防ぐため、シュピゲラウのグラスはとっても薄い仕上がりになっています。

たしかに、せっかく冷やしたビールがグラスに注いだ瞬間ぬるくなってしまうなんていやだ!

実際に、ビール1缶を半分ずつ注ぎ比べてみると・・・

ビックリするよなよな編集部一同

全然、冷たさが違う・・・!

シュピゲラウグラスに注いだビールは、グラスにもその温度が伝わって、手のひらにヒヤッと冷たさが伝わりました。一方パイントグラスは・・・言うまでもありません。常温です。

おしょーさん
おしょーさん

次に、パイントグラスのフチに注目してみてください。何色に見えますか?

シュピゲラウと比較すると・・・みどり?
おしょーさん
おしょーさん

そうですね、ガラスは不純物が多いとちょっとくすんで見えてしまうのです。

なるほど。
クラフトビールを目で見て楽しむためにもガラスの美しさは重要、ということですね!

ホップの香りと苦味が調和する『インディア・ペール・エール(IPA)』グラス

おしょーさん
おしょーさん

それでは、テイスティングに入っていきましょう!まずは『インディア・ペール・エール(IPA)』グラスからです。

インディア・ペール・エール(IPA)とは?

大量のホップが生みだす驚愕の苦味と深いコク、そして華やかな香りが特徴のビールです。

18世紀末にイギリスから植民地であるインドへの長く過酷な輸送に耐えられるよう、アルコール度数を高め、劣化防止効果のあるホップを大量に入れたことから誕生しました。

ヤッホーブルーイングの「インドの青鬼」はこのスタイル。

今や世界中でつくられるIPAをリードする醸造所、「Sierra Nevada」と「Dogfish Head」との共同開発(ワークショップ)で生まれたのが、このグラス。

開発の工程では、「ブルワー(ビール職人)がお客さまに本当に楽しんでほしい香りはどれか?」をもとに、多種多様なグラスの中からビールの個性を最大限に引き出す形が探し出されました。専門家達と共に、納得のいくまで幾度となくテイスティングが繰り返されたそうです。

さっそく一口、飲んでみると・・・。

パイントグラスとの差に、一同騒然。

このグラスで特徴的なのは、たまご型になっているグラス上部と、うねうねとしている持ち手の部分。

グラスの先がすぼまっているものは、開いているものに比べて、よりしっかりとフルーティーなアロマを捕まえてくれるんです。さらにこのグラスは、ビールを飲もうとすると鼻先がグラスの中に入る設計なので、ビールの味と香りを一度に体感することができる、というわけ。

鼻先がグラスの中に入る、の図。これでもまだビールに口は届きません。

また、持ち手のうねうねによって、泡が何度もリカバリー!飲むたびに泡が戻ってくる不思議なグラスでした。

そしておしょーさん、くるくるとグラスを回し始めました。スワリングしてビールの膜をつくってあげると、より香りがボリュームアップするんだそうです。

スワリング・・・

グラスをくるくると回すことでビールやワインを空気に触れさせ、アルコールを気化させること。これにより本来のアロマを引き出すことができる。

くるくるくる(真剣)
ふわ~~~~~~~~~っ(至福)

モルトの豊かな風味を引き出す『スタウト』グラス

おしょーさん
おしょーさん

続いて『スタウト』グラスを体験してみてください。

スタウトとは?

18世紀後半に誕生した黒ビールの一種で、当時イギリスで人気だったポーターから進化したスタイル。英語で「強い(Stout)」という意味を持つスタウトは、その名の通り強く濃厚で、コクのあるスタイルです。

その前身となったのが、芳醇なコクが特徴のポーター。

ポーターとは?

古くなり酸味の出たブラウンエールを長く楽しむため、新しいブラウンエールとペールエールをブレンドしたことが、ポーターのはじまりと言われています。特に荷物運び労働者(Porter)に人気があったことから、ポーターと呼ばれるようになったんだとか。

今日テイスティングする東京ブラックはこのスタイルです。

『スタウト』グラスは、アメリカでスタウトをリードする醸造所「Left Hand Brewing」「ROGUE ALES」との数か月間におよぶ共同開発(ワークショップ)の結果、最終的に満場一致で選ばれたグラスです。

おしょーさん
おしょーさん

飲む前にちょっと気分が盛り上がるような注ぎ方をしてみましょうか!

と言うとおしょーさん、ビールを落とすように勢いよくグラスに注ぎはじめました・・・!

おしょーさん
おしょーさん

泡のきめ細やかな動きがよくわかるでしょう?

なんと!綺麗なグラデーションになっています。まるで雪が積もっていくかのように、上から下にスムースな泡がどんどん落ちていくようすを楽しむことができました。

思わず私物のカメラを取り出す「ぎん」

『スタウト』グラスは、わずかに口の部分がすぼまっているのが特徴。
先程の『インディア・ペール・エール(IPA)』グラスよりも、すこしだけ広がっています。

この形状は、スタウトの特徴である焙煎したモルトの豊かな風味を引き出し、コーヒーやチョコレートのような深い香りと苦味をバランスよく調和させてくれるそうです。たしかに、パイントで飲むときよりも、さらにマイルドな味わいになりました。モルトの複雑な甘味が口いっぱいに広がります。

おしょーさん
おしょーさん

このスタイルのビールは特に、味においても見た目においても、缶から直接飲むのはもったいないですよ。

ビールの持つ風味がふわっと広がり、甘みとほろ苦みの間を心地よい酸味がつなぐような、長い余韻がつづく贅沢なひとときでした・・・。

風味をとらえて凝縮する『アメリカン・ウィート・ビール』グラス

おしょーさん
おしょーさん

最後は『アメリカン・ウィート・ビール』グラスです!

「Bell’s Brewery」との共同開発(ワークショップ)で誕生したこのグラスは、アメリカン・ウィートの特徴であるデリケートでフルーティな香りを引き出し、爽やかな風味とバランスよく調和させてくれます。

今までのグラスよりも、さらに大ぶりなたまご型。この形状だから、ビールが口に届くまでの時間は比較的ゆったりになります。口に含むと舌の三角形に沿って、ビールの味わいが喉の奥へパーッと広がっていくのがこのグラスの特徴です。

このグラスは「水曜日のネコ」で試してみましょう。ビアスタイルはベルジャン・ホワイトですが、酵母由来のバナナのような香りをもっと引き出してくれるはず・・・!

新しいおいしさにご満悦

ビールが流れたところに非常にフルーティーな甘みがしっかりと浮かんできて、最後にかなり控えめな苦味が感じられます。

ここで、パイントグラスのものと飲み比べてみると?

ん・・・?

さっきのフルーティーな甘みが全然感じられない・・・。

炭酸も強く感じるし、ちょっと、いや、かなり苦いかも・・・・・・。

おしょーさん
おしょーさん

正直、このスタイルのビールをパイントで飲むくらいなら、缶から直接飲んだほうがかなりおいしいと思います。

グラスとの相性次第ではこんなこともあるのですね・・・!?
もうこれはパイントグラス一択には戻れません。クラフトビールごとに合うグラスは、形状が特に大事ということですね。

クラフトビールごとの「おいしい飲み頃温度(適温)」を守ることもとっても大事ですが、クラフトビールの良さを伸ばしてくれる「グラス」を見付けることも重要。みなさんが「これが理想の味わいだ!」と思えるようなグラスに巡り合えますように!

参加はこちらから

今回ご紹介したセミナーはこちらのページからご予約いただけます。

「南青山はちょっと遠いかも・・・」という方や、「お友達にプレゼントしたい!」という方はこちらから製品情報をご覧くださいね。

加えて、よなよなエールの超宴2019 in お台場(以下:超宴)に参加される方、参加をご検討中の方に朗報です!!

なんと、今回の超宴でもシュピゲラウさんのグラスセミナーを開催していただけることになりましたーーー!!!パチパチパチ

シュピゲラウの『インディア・ペール・エール(IPA)』グラス・『スタウト』グラスの凄さを体感できるだけでなく、さまざまなクラフトビールの香りを一層引き出す「チューリップグラス」を1脚お持ち帰りいただけます。(詳しくはこちら!)

みなさんも是非この機会に、シュピゲラウグラスと暮らす上質な生活を体験してみませんか?

(fin.)

この記事に出てくる商品
インドの青鬼 詳細はこちら
この記事を書いた人
おじょー

元ビールづくり担当のよなよな編集部員1年生。 酒場巡りがなによりも好き。今年こそロンドンのパブに飲みに行く!

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