ペールエール(PaleAle)ってどんなビール?
ペールエール(Pale Ale)って?
クラフトビールは世界中に150種類あるともいえます。その代表的なクラフトビールの種類(ビアスタイル)といえば、ペールエールなんです。
ペールエール(PaleAle)は、モルトのコクやホップの香りがふくよかに感じられるのが特徴のビアスタイル。
イギリス発祥のビアスタイルですが、その後アメリカに渡り、柑橘様のホップの香りが華やかに感じられる「アメリカン・ペールエール」が考案され、世界中に人気が広がりました。
ペールエールの基本情報
発祥国 | イギリス |
発酵方法 | 上面発酵酵母(エール酵母)で発酵 |
アルコール度数 | 4.5%~6.2% |
ビールの色合い | ゴールド~ディープゴールド |
ペールエールの発祥や歴史
ペールエールが生まれたのは18世紀ごろのイギリス。
その当時流通しているビールは色の濃いものがほとんどでした。それらと比較すると色が淡かったことから「ペール(=色が淡い)エール」と呼ばれるようになったといわれています。
現在流通しているペールエールの多くは、大きく2つに分けられます。
・モルトのコクを感じられる、イギリス生まれの「イングリッシュ・ペールエール」
・ホップの香りがふんだんに感じられる、アメリカ生まれの「アメリカン・ペールエール」
自分の好みにあうペールエールを見つけて、楽しんでみてくださいね!
クラフトビール初心者におすすめ
「クラフトビールを飲んだことがない」という方におすすめしたいのが、このペールエール。苦味等も比較的控えめで飲みやすく、食事にも合わせやすいからです。
ビアバーで注文に困ったら「ペールエールはありますか?」とオーダーしてみるのもおすすめですよ。
ぬるめでも美味しい!?
日本で一般的に流通しているラガービールは「キンキン」にして飲まれることが多いですが、ペールエールは少しぬるいくらいでも美味しく飲めるんです。
それは、ペールエールの特徴であるモルトやホップの香りが、温度が上がることでより華やかになるから。
ちびちび、ゆっくり飲みたいときにピッタリなのが、ペールエールなんです。
ペールエールにあう料理
「鶏の照り焼き」や「ローストポーク」などの肉料理がおすすめ。
仕上げにレモンやかぼすなどを軽く絞れば、ホップの香りとも相性がピッタリです。
ちょっと変わり種なら、トマトを使った「洋風すき焼き」もおすすめですよ!
ブルワーおすすめのペールエール
ヤッホーブルーイングのブルワー(ビール職人)がおすすめする「ペールエール」は次の2本!
よなよなエール(ヤッホーブルーイング)
まずは、私たちのフラッグシップである「よなよなエール」。
アメリカン・ペールエールの王道を目指してつくったこのビールは、アロマホップ「カスケード」から最大限引き出した、グレープフルーツを思わせる華やかな柑橘香が特徴です。飲み頃温度は13℃。ゆったりと自分の時間を楽しみたいときに、どうぞ。
SIERRA NEVADA PALE ALE(SIERRA NEVADA BREWING Co.)
アメリカの元祖クラフトブルワリー「シエラネバダブルーイング」のフラッグシップ「シエラネバダペールエール」。
アメリカに渡る前のペールエール本来のモルティさと、柑橘のような華やかなホップ香のバランスが素晴らしいビール一本。クラシックでありながら新しい、そんなペールエールです。
他のビールも知りたい方は
「クラフトビールの種類・一覧表」という特集がありますので、ぜひそちらもご覧ください。
この記事で、ペールエールの魅力が少しでも伝わったら嬉しいです。それではまた。
(おわり)