足湯につかりながらよなよなエールが飲める足湯BAR「栂ベース」に行って来たら最高だった!
こんにちは、よなよなスタッフのおっくーです。
よなよなの里の11月特集では、「温泉」をテーマに記事をお届けしています。
「お酒を飲みながら温泉に浸かってみたい……!」
お酒好きの方なら、そんなシチュエーションを夢見たことはありませんか? そんな夢を叶えてくれるお店が長野県・小谷村(おたりむら)にあるのです。その名も、立ち飲み足湯BAR『栂(つが)ベース』! なんと足湯につかりながらよなよなエールを楽しむことができるらしい……。今回は、お店の魅力について取材してきました。
※長時間の入浴中の飲酒は、体温が上がっているため通常時よりも酔いが回りやすく、またアルコールと温泉の熱による発汗で、水分不足となりやすいです。体調と相談し、適度に楽しみましょう。
栂ベースってどんなところ?
立ち飲み足湯BAR「栂ベース」は長野県北部・小谷村の栂池高原の近くに位置します。美しい北アルプスに囲まれたこの地では、夏は登山、冬はスキーなどのアウトドアアクティビティを楽しめるほか、泉質の異なる温泉がいくつもあり疲れを癒すこともできます。
見渡す限りの山々!美しい!
私たちの醸造所がある長野県佐久市から車を走らせること2時間半。栂池高原スキー場から徒歩10秒のところに「栂ベース」はあります。オープンスタイルで開放感あふれる店内がとっても素敵! ここからは、栂ベースの魅力を一挙ご紹介します。
魅力その①足湯しながら多種多様なクラフトビールを楽しめる!
栂ベースの魅力はなんといっても、足湯に浸かりながら豊富な種類のお酒を楽しめること!
最初に目に飛び込んできたのは、多種多様なドリンクメニューが書かれた看板です。栂ベースではコーヒーやソフトドリンクなどのカフェドリンクをはじめ、アルコール類も充実しています。なかでも、クラフトビールの取り扱いは常時6種類! しかもそのうち2種類がよなよなの里のビールである「よなよなエール」と「水曜日のネコ」。これは飲まずにはいられない……!
さっそくカウンターでよなよなエールと水曜日のネコを1杯ずつ注文。タップから注がれるビールをガン見しながら早く飲みたい衝動をぐっとこらえます。注ぎたてのビールを受け取り、いそいそとお店の奥にある足湯コーナーに移動します。
こちらの足湯は、源泉かけ流し! テンション爆上がりです。肌寒さを感じる長野の秋。さっそく足を浸けると、熱すぎない丁度いい温度のお湯がじわじわと体を温めてくれるのが分かります。そこで待ってましたとばかりに、冷たいよなよなエールを一口飲む……!
くうううううううううう!最高!
ここは天国なんだろうか……。
ちなみに、うっかりタオルを忘れちゃった!という人も大丈夫。無料でお借りできるのも嬉しい! 手ぶらでいけちゃうのはGOODポイントの1つです。
魅力その②地元食材をふんだんに使ったおいしい料理を楽しめる!
地元食材にこだわったおいしいフードも、栂ベースの魅力の一つです。お店のスタッフさんにイチ押しを伺ったところ、看板メニュー「TSUGA BURGER」をおすすめしてくれました。10時間じっくり煮込んだホロホロジューシーなプルドポークと、シャキシャキキャベツのコールスローサラダの相性が抜群のバーガー。もうおいしいに決まってるじゃないか……。
ボリューミーで満足感もあるのに、おいしすぎて食べる手が止まらない……! 気づけばペロリと完食しちゃいました。よなよなエールとも相性抜群ですよ。
しょっぱい物をたべたら、甘いものが欲しくなるのが人間のサガ。栂ベースはデザートも充実しています。今回は、「白馬産ブルーベリーレアチーズマリトッツォ」を注文。フルーツは季節によって変わるそうですよ。一口食べて、水曜日のネコを飲むと、マリトッツォのほど良い酸味がビールの酸味と調和して爽やかに楽しめました。
足湯につかりながら、ビールやおいしいお食事も楽しめる栂ベース。そもそも足湯BARなんておもしろいコンセプトはどうやって生まれたんだろう……? 代表の福岡哲也さんにお話を伺いました。
「栂ベースを地元のハブにしたい」
栂ベース代表・福岡哲也さん。5年前に栂ベースを立ち上げ、現在はカフェ2店舗の経営やホテルのマネージャー業務などマルチに活躍。趣味は山登りと半ズボン。
おっくー:
福岡さん、こんにちは。「足湯BAR」ってとってもユニークなコンセプトですよね。どんな経緯で誕生したんですか?
福岡さん:
実は、今の栂ベースができる5年前までは、足湯のあるうどん屋さんだったんですよね。インバウンド需要が高まる中で、何か新しいことをしたいなと考えた結果、足湯をそのまま残して足湯BARにリメイクしたんです。
おっくー:
うどん屋さんからBARに……! 大チェンジですね。
福岡さん:
このお店の内装はスタッフのみんなとDIYしてつくりあげたんですよ。カウンターやテーブルをはじめ、ライトや壁のペイントも全部手作りなんです。
おっくー:
そうだったんですね! どれもおしゃれで温かみがあって素敵だなぁ。特に、足湯ブースの壁は様々な文字やイラストが描かれていてインパクトありますよね。
福岡さん:
ありがとうございます。実はこの壁、小谷村周辺の観光スポットが描かれているんですよ。
おっくー:
へぇ、そうなんですね! 小谷村に来たのが初めてでして、福岡さんにぜひ案内していただきたい(笑)
福岡さん:
小谷村のことなら任せてください! 私、出身がこの小谷村ですから。
おっくー:
え! 福岡さん、地元の方だったんですか。幼少期からこの町で育った福岡さんから見た、小谷村の魅力を是非お伺いしたいです。
福岡さん:
観光地と居住地が両立していているところです。小谷村は、アウトドアアクティビティや温泉などが充実しているので、観光地としての側面があります。一方で、昔からこの地域で暮らしている方々の暮らしももちろんある。私はその双方が、うまく共存できているのはとても魅力的だなと思っているんです。
おっくー:
なるほど! ちなみに、福岡さんが栂ベースを立ち上げたのも、地元愛によるところが大きいのですか?
福岡さん:
お店をはじめたのは、地元愛ももちろんですし、小谷村の盛り上げに貢献したいというチャレンジ精神もありました。
おっくー:
お店を続けるうえで意識されていることはありますか?
福岡さん:
色々ありますが、一番は地元の方々とのコミュニケーションですかね。栂ベースは地元を盛り上げたいという気持ちから始まりました。だから立ち上げ当初から今に至るまで、いかに地元の方々に遊びに来ていただけるかを常に考えて行動するようにしています。
福岡さん:
お店をはじめて5年ほど経ち、最近では幅広い年代の方が栂ベースに遊びに来てくださるようになりました! 地元情報の交換や今後の栂池についての熱い話など、交流を楽しませていただいています。
おっくー:
そういえばさっき、お子さん連れのおじいちゃんも足湯だけを楽しまれて帰って行かれていたのが印象的でした!
福岡さん:
なかには、朝から飲みに来てくださる方もいるんですよ(笑)
おっくー:
それはうらやましい限りです……(笑)
福岡さん:
栂ベースが将来的に、観光客の方や地元の方々をつなぐハブのような存在になれたら嬉しいなと思っています。
おっくー:
福岡さんの地元愛、温泉並みに熱々ですね……! 本日はありがとうございました。
店舗情報
立飲み足湯BAR TSUGA BASE
住所:〒3999422 長野県小谷村大字千国乙12840-1 栂ベース
公式ホームページは
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公式Instagramは
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