
ビール屋が教える本当においしい無水ビール鍋3選!【香ばし ほろにが さっぱり!】

すっかり寒くなりましたね。こんな時期は体の芯からあったまるような温かい鍋料理を食べたくなりませんか?
みなさんこんばんは、よなよなの里の「うえぴ」です。
私は最近、鍋の中でも「無水ビール鍋」というあったか鍋料理にハマっています。無水ビール鍋とは、水を使わず、野菜の水分と少しのダシと”ビール”を使った鍋のことです。

ただ、無水ビール鍋のレシピでよく使用されているビールは「ピルスナー」というビアスタイル(ビールの種類)のビールであることが多いんです。ピルスナーはキレのある爽やかなのどごしと、ホップの苦味が特徴。ボディが弱くホップの香りがそこまで強くないため料理など”飲む”以外にも、よく使用されます。(ピルスナーについて詳しくはコチラ)
もちろん、ピルスナーを使用したビール無水鍋も美味しいのですが……こんなことを思ったんです。
「味わいに個性があるクラフトビールを鍋に使うとどんな味になるんだろう?」と……!!

考えて考えて……考え抜いたところでこたえは出なかったので、よなよなの里のブルワー(醸造家)に相談し、今回は「ペールエール」「白ビール」「黒ビール」の3つのビールにベストマッチなオリジナルレシピを開発してみました!今回は、クラフトビールを使った本当においしい「クラフトビール無水鍋」3選をご紹介します!
作り方は超簡単 !
クラフトビールは香り高かったり、ボディ感が強いことから、調理などに使われるなどはあまりみかけませんよね。

「それぞれ個性があるクラフトビールを使うと、不味くなってしまうのでは……?」
なんて思っている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?しかし、実は、クラフトビールを活かしつつおいしい鍋レシピがあるんです。
これを読み終えたころには、必ず作りたくなるはず。
どの鍋レシピも超簡単!野菜を切ってビールと具材を入れて煮込んで待つだけ!ビールが手元にあるとどうしても飲みたくなりますが、ぐっと我慢!(出来上がりまでビールを待ちきれない方は煮込んでいる隙に余ったビールをこっそりどうぞ……!)
ペールエールのほろ苦鍋
まず始めに紹介するのは、よなよなエールを使った「ペールエールのホロ苦鍋」。
なべ底にキャベツ、白菜の順番で敷き詰めていきます。野菜を敷き詰めたら上から、お肉をドンと野菜にかぶせるようにセット。具材が鍋に乗ったら、白だし(大さじ5)とビール(150ml)を入れます。
あとは蓋をかぶせ、野菜がしんなり、肉に火が通ったら完成!
ごぼうや春菊のほろ苦さと、よなよなエールが相性抜群!野菜が多ければ多いほどしっかり水分が出て野菜とよなよなエールのうま味を堪能できますよ!
白ビールのさっぱりトマト鍋
次に紹介するのは、水曜日のネコを使った「白ビールのさっぱりトマト鍋」。
よなよなエールの鍋と同じく、キャベツ、白菜の順になべ底に敷き詰めていきます。鶏むねは食べやすい大きさにスライスしてくださいね。
塩コショウで味を調え、白だし(大さじ5)と水曜日のネコ(150ml)を入れ煮込みます。お好みでハーブソルトやローリエをプラスすると香りが豊かになりますよ。
トマトや鶏むねでさっぱり、しかしビールのコクやハーブの香りがあり、まるで、上品な野菜スープのよう。本当においしくさっぱりと食べすすめることができます!男女問わずオススメの一品です。
黒ビールの香ばし豚バラ鍋
最後に紹介するのは、東京ブラックを使った「黒ビールの香ばし豚バラ鍋」
まずはじめに、鍋にうすく油をひき、豚バラ肉を焼き色がつく程度までしっかりと焼きます。
肉を一旦、別皿に移し替え、今までの鍋と同様に野菜を敷き詰めていきます。最後に焼き色をつけた豚肉を野菜のうえにかぶせ、白だし(大さじ5)と東京ブラック(150ml)を加え蓋をして煮込みます。
野菜がしんなりしてきたら、召し上がれ。焼き色のついた豚肉と野菜を黒ビールで煮込む……これがすごくおいしいんです。
コーヒーのようなコクのある深い苦味がわずかに残っていますが、まったく食材を邪魔することのなく、とってもいいバランスを保っています!
寒い冬はちょっと贅沢にビール鍋
鍋ができたら、ビールを「ぷしゅっ」と開けていざ、乾杯。
それぞれの鍋と使ったビールは相性抜群!よなよなエールや東京ブラックは、不快な苦味や渋みなど一切残らずホロ苦いゴボウや春菊、香ばしい豚肉に本当によく合います!水曜日のネコのうまみを吸った野菜もとっても美味しい!
今回は、ビール150mlとレシピで紹介しましたが、お好みで足したり引いたりして、オリジナルの味の鍋をつくるのも楽しいかもしれませんね!

また、この無水ビール鍋、白菜だけでもいいのですがキャベツを入れることで、味や歯ごたえの違う葉野菜が織りなす触感を楽しめることもできる鍋なんです!
香りが豊かなクラフトビールの持つ特性や味を生かすとこんなにおいしい料理ができちゃいます。これを機に、ビールを使った料理やペアリングの奥深さにハマってみるのもいいかもしれませんね。

ビールを飲むのではなく鍋に入れて煮込む……少し贅沢な使い方ですが、冬の定番料理になること間違いなし!この冬は是非、クラフトビール無水鍋お試しあれ!(コチラのマップからお近くのコンビニやスーパーなどでよなよなの里のビールを見つけてみてくださいね)
(おわり)