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【開発秘話】4種のウイスキー樽が織りなす至高の1杯。「バレルフカミダス Batch No.62」の深遠なる世界

【開発秘話】4種のウイスキー樽が織りなす至高の1杯。「バレルフカミダス Batch No.62」の深遠なる世界

「バレルフカミダス」とは、ウイスキーやワインの製造で使用した木樽(バレル)でビールを熟成させる“バレルエイジ技法”を採用してつくられているビールです。
海外では一般的なビアスタイルですが、国内ではまだまだ認知度が低く、醸造しているブルワリーも限られています。

そんなヤッホーブルーイングのバレルエイジドビール最新作「バレルフカミダス Batch No.62」が、11月3日(火・祝)より一般販売を開始する「マジ福袋2027」極夢セットのラインナップに登場します!

今回は、今作の開発メイン担当を務めたブルワー「ピーピー」と、今作で初めて開発に携わったブルワー「ふーきー」の2名に、味わいのこだわりや開発中の裏話、今後の展望について詳しく話を聞きました。

1.「バレルフカミダス Batch No.62」の基本情報

・内容量:350ml
・原材料:大麦麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、乳糖
・ビアスタイル:バレルエイジドビール
・アルコール度数:12%

2.二年目の挑戦。ウイスキー好きブルワーが目指した至高の味わい。

(左から、ピーピー、ふーきー)

ー ピーピーは前作「Batch No.61」に続いて、メイン担当として二度目の挑戦となりますね。今回挑むにあたってどんな想いがありましたか?

ピーピー: 私は入社10年半でブルワー歴としては7年目になるのですが、前担当だったブルワー「がみた」のつくるバレルが本当に大好きだったんです。だからこそ「クオリティを絶対に落としちゃいけない」という緊張感が強くありましたね。でもその一方で、私自身ウイスキーが大好きなので、「ウイスキー好きな私だからこそ表現できる開発をしたい!」という意気込みも半分持っていました。


ー 熱い想いが込められているんですね!そして、今作から開発に初参加したのが、「ふーきー」です。簡単に自己紹介をお願いできますか?

ふーきー: よろしくお願いします!私は大学で醸造学を専攻しており、ブルワーとしては10年目ですが、ヤッホーブルーイングに入社してからは、まだ10ヶ月なんです。

今回初めてバレルフカミダスの醸造に関わりましたが、木樽それぞれの個性や管理・取り扱い方を現場で深く知ることができて、すごく楽しかったですね。

ー 知識も経験も豊富な心強いコンビですね!開発中、二人にとって印象に残っているエピソードや苦労した点はありますか?

ピーピー: 木樽にビールを入れたら隙間から漏れてきてしまったときは、ハラハラしましたね。ガマ(※1)を打ち込めない場所だったので、ただ見守るしかなくて祈るような思いでした。身体的な苦労でいうと、重い木樽を転がして移動させる作業が大変で!でも、ふーきーが力持ちでしっかりサポートしてくれたので、本当に助けられました(笑)

ふーきー: 樽転がし、力いっぱい頑張りました(笑)!

ピーピー: あと印象に残っているのは、ダンピング後の木樽の上でふーきーと一緒にお弁当を食べたことかな!現場ならではの思い出だよね。

ー えっ、木樽の上でですか(笑)!?

ピーピー: あ、もちろん、ラップを巻いた状態なので衛生面はしっかり気をつけてますよ(笑)!作業は1日続くし、ビールの様子をみながら払い出すので、どうしても現場でササっとご飯を食べる必要があって…。作業の合間の楽しい一コマでした。

(※1 ガマ:木樽の隙間や継ぎ目に打ち込み、水分で膨らませてビール漏れを塞ぐために使われる植物「蒲(ガマ)の葉」のこと)
 

3. 「バレルフカミダス Batch No.62」ってどんな味わい?

ー それでは注目の今作「Batch No.62」について聞かせてください。今回はどのような木樽を選抜してブレンドしたのでしょうか?

今作では、タイプの異なる4種類のウイスキー樽を厳選してブレンドしています。使用した樽のラインナップはこんな感じです!

・海外モルトウイスキー樽 
・グレーンウイスキー樽(ライトタイプ)
・グレーンウイスキー樽(ミディアムタイプ)
・グレーンウイスキー樽(ヘビータイプ)

木樽1本1本からサンプリングしてテイスティングを行い、熟成具合や理想とする味わい、そして払い出しのベストなタイミングを見極めてブレンドしました。

ー 4種類ものウイスキー樽を組み合わせているのですね。この構成にはどんな狙いがあったんでしょうか?

ピーピー: モルトウイスキー樽は、力強い樽香とふくよかなボディ感を出してくれる主軸となる存在です。そこに、ドライでウッディなニュアンスを持つグレーンウイスキー樽をライト・ミディアム・ヘビーとバリエーション豊かに合わせることで、香りに複雑な奥行きを出す狙いがありました。

目指したのは、単一の樽では表現できない、しっかりとしたウイスキーの存在感がありながらも上品で複雑な余韻が広がる味わいです。

ー なるほど!単に混ぜるだけでなく、それぞれの樽の役割を計算し尽くしているんですね。実際に完成した「Batch No.62」はどんな味わいになりましたか?

ピーピー: レーズンやシェリーを思わせる甘く豊かな熟成香と、木樽由来のウッディなニュアンスが何重にも折り重なり、本物のウイスキーを思わせるキリッとしたシャープさがありながらも、重厚で上品な余韻が心ゆくまで楽しめる1杯に仕上がったと思います!

ー 聞いているだけで、飲みたくなってきました……!前作「Batch No.61」と比較すると、どのような違いがありますか?

前作は、ベースとなるバーレイワイン(原酒)由来のベリーやカカオの風味が主役でした。一方、今作はウイスキー樽のウッド香と熟成香が調和しているところが特徴です。

ー 今回で二度目の開発でした。ピーピーにとってバレルフカミダスはどんなビールでしょうか?

ピーピー: 原酒が同じ木樽でも出来上がる味わいが変わるので、狙いどおりにコントロールすることが難しいのですが、その中で木樽ごとの個性を楽しみながら熟成の変化を追いかけ、最高だと思う瞬間に払い出し、ブレンドしながら理想の味わいに仕立て上げていく。このクラフトマンシップを感じられる部分が、バレルフカミダスの何よりの魅力かなと思っています。

4. バレルフカミダスのこれから

ー 実は来期のバレルフカミダスは、ふーきーへメイン担当が引き継がれる予定と聞きました。

ふーきー: はい。実は私、入社前の学生時代から、一人のクラフトビールファン・飲み手として「バレルフカミダス」を飲んでいたんです。

だからこそ、この製品に携わることができ、すごく嬉しいです。その反面、「絶対に美味しいものをつくらなきゃいけない」というプレッシャーもひしひしと感じています。

ー ファンだった製品をつくる側になるなんて、胸熱な展開ですね。次作に向けてどんな意気込みを持っていますか?

ふーきー: ベースビールの特徴をしっかり残しつつ、バレル熟成による奥深い味わいをしっかり楽しんでいただけるような製品をつくっていきたいと思っています。これからのバレルフカミダスも、みなさまに楽しみに待っていただけたら嬉しいです。

5. バレルフカミダスはどこで買える?

今回ご紹介した「バレルフカミダス Batch No.62」は、11月3日(火・祝)より一般販売を開始する「マジ福袋2027」極夢セットのラインナップとして登場します。

ブルワーの情熱とクラフトマンシップ、そして木樽熟成のロマンが詰まった特別な1杯。ぜひグラスに注ぎ、手のひらでゆっくり温めながら、刻一刻と変化する香りと重厚な余韻を贅沢にお楽しみください!

(おわり)

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