
「ビアEXPO 2025 in幕張メッセ」史上最多200社500種類以上のビールが飲める!クラフトビール30周年イベント
こんにちは。ヤッホーブルーイング よなよな未来課(ブランド戦略・開発担当)のごろうです。今回は、2025年4月、クラフトビール業界の総力を挙げた一大イベント「ビア EXPO2025」を、クラフトビールファンの目線で紹介します。
老舗から新進気鋭まで、全国約200のブルワリー500種類以上のビールを味わおう
最近、面白いビールをつくる新しいブルワリーがどんどん増えているよなー。でも、遠いところも多いし、近くで開催されるビアフェスに出るかわからないし、いつ飲めるんだろか……と悩んでいるクラフトビールファンのみんなに朗報! 4月10日(木)~13日(日)に幕張メッセで、文字通り全国のブルワリーのビールが飲めるイベントが開催されます。間違いなく日本のクラフトビール史上最大のイベント。ビールファンなら行くしかないでしょう!
▼ビアEXPO2025のチケットはこちらから!
で、ビアEXPOって何?
さかのぼること3年前。
2022年4月23日(クラフトビールの日)、日本のクラフトビール関連3団体(日本地ビール協会、全国地ビール醸造者協議会、日本ビアジャーナリスト協会)が結集し、日本のクラフトビール業界をさらに盛り上げるべく、「日本クラフトビール業界団体連絡協議会(通称:クラビ連)」が発足しました。その際に発表されたのが、日本のクラフトビール誕生から30年目にあたる2025年に「ビアEXPO」を開催することでした。
そして、準備は着々と進み、いよいよ今年4月10日(9日は関係者限)に開催が迫ってきました。今回の、クラフトビールファンなら参加マストなこのイベントは、これまでにない見どころがいっぱいです。
※4月9日は関係者限定です
会場は日本最大級のコンベンション施設「幕張メッセ」!
今回は、会場がとにかく広い! サマソニや東京ゲームショウの会場としてもお馴染みの「幕張メッセ」が舞台。展示面積は約6700平方メートルと、ビアフェス横浜の会場(大さん橋ホール)の3倍以上! 1日で回り切れるか心配になってきました。
※イメージ
日本のクラフトビール業界初、つくり手も飲み手もともに参加する統合イベント
ビアEXPO2025は、クラフトビールを楽しめるビアフェス、クラフトビールについて学ぶ、カンファレンス、クラフトビール業界の最新技術や環境を見る展示の3つのパートに分かれています。
日本全国約200ブルワリーのビールが楽しめるビアフェスパート!
ビアEXPOのために日本全国から約200のブルワリーが集結します。
おそらく日本のビールイベントでは史上最多ではないでしょうか? ビアフェス常連の老舗ブルワリーから、ここ2、3年で開業したブルワリーまで様々! ヤッホースタッフも飲んだことがないブルワリーがいっぱいでとても楽しみです。
チケットは3時間制なので、計画的に回らないと……。
クラフトビールの楽しみ方を有名ブルワーから学ぶカンファレンスパート!
一般のお客さまも参加可能な12日、13日のカンファレンスには、コアなビールファンならお馴染みの有名ブルワーや、有名なビールのプロの登壇プログラムが目白押し。
内容もビアスタイル、注ぎ方、ペアリング、ビアカクテルまで、多彩です。ここでしか聞けないビールづくりの裏話を聞いたり、マニアックな知識を得たりすれば、ビールの世界にもっと深くダイブできるはずです。
完全マニア向け! ビールづくりの最新技術を見る展示パート!
ビールのすべてが集まる、ビアEXPO2025には、出展社による展示もたくさん。おもに業界関係者向けですが、最新の醸造設備や、ホップやモルトなどの原材料、提供設備など業界の裏側が垣間見えると思います。もちろん、ブルワリーの立ち上げを検討している方や、クラフトビール業界で仕事をしたい方には絶好の情報収集の機会になるはずです。
開催概要
名称:ビアEXPO2025
主催:ビアEXPO運営事務局(日本クラフトビール業界団体連絡協議会(クラビ連))
会場:幕張メッセ 国際展示場「展示ホール3」(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)
アクセス:JR京葉線 『海浜幕張駅』から徒歩約5分 (JR東京駅から快速利用で約30分)
期間:2025年4月10日(木)~13日(日) ※4/9は業界関係者のみ
時間:
・4月10日(木)・11日(金):15:00~19:00
・4月12日(土):10:00~21:00
・4月13日(日):10:00~19:00
※土日は3時間制になります ※ビールのラストコールは各部終了10分前です
チケット:
・平日チケット【ビアEXPO20025平日アフター3】(15:00~19:00) ¥2,000(税込)
・週末チケット【ビアEXPO20025】(第一部10:00~13:00/第二部14:00~17:00/第三部18:00~21:00※土曜のみ) ¥6,000(税込)
※詳細は、
ビアEXPO2025公式ホームページ
をご確認ください。
ブルワーもーりー(クラビ連事務局長)が語る「ビアEXPOの楽しみ方」
日本クラフトビール業界団体連絡協議会(クラビ連)とビアEXPOの企画運営に、私たちヤッホーブルーイングも業界の一員として関わっています。クラビ連の発足以来、事務局長を務めるブルワーもーりーに、ビアEXPO開催の目的や、おすすめの楽しみ方を聞きました。
アメリカの大規模イベントのような業界全体を盛り上げる企画を
―――――ビアEXPO開催のきっかけは?
もーりー 「クラフトビール30周年の2025年に、何かお祝いをやろうという声がクラビ連の中からあがったのが、そもそものスタートだったんですね。じゃあ何をやろうかと考えた時に、ビアコンペとかだとあまり変わり映えしないなと。そこで思い出したのが、アメリカで行われているCBC(Craft Brewers Conference)とGABF(Great American Beer Festival)という2つの大規模イベントだったんです」
―――――CBCやGABFはどんなイベント?
もーりー 「いまや毎年開催されている大規模なイベントです。僕も含めてヤッホーのスタッフも何人か視察に行っているけど、とてつもないイベント。
CBCは完全に業界向けで、クラフトビールのビジネスに関するあらゆることが学べるし、業界内の交流もできて、出展社も多く、新しいビジネスチャンスが生まれる、そんなイベントですね。ビールづくりの技術的な向上はもちろん、クラフトビール産業の成長について真剣に考えることができるんです。
ひるがえって、自分たち日本のクラフトビール業界を考えた時に、ブルワリーはどんどん増えているけど、ビジネスとして健全に利益を生む産業になっているかといえばそうとは言い切れないし、ビールづくりのレベルももっと底上げできると思っています。
30周年のイベントは、ビールづくりとビールのビジネスに関するあらゆることが学べて、業界全体がレベルアップできるようなきっかけになるといいと思ったんですね。
GABFは一般のビールファンのためのビアフェスなんですが、全米からブルワリーとお客さんが集まるすごく楽しい雰囲気のイベントです。それならば、僕らは、クラフトビール業界の人と、ビールファンの垣根をなくして、学びも楽しみも合わせたイベントにしてしまおうと思ったわけです」
ビールの数がとにかく多い!ビールファンは公式本を読んで作戦を立てるべし!
―――――ビールファンとしてはどんな楽しみ方がおすすめ?
もーりー 「これはヤッホーのスタッフも楽しみにしていると思うけど、ファンとして楽しいのはやっぱりビアフェスですよね。今回は日本全国の約200社が出展するんだけど、この数は国内のビアフェスでは史上最多だと思います。
200社あれば、1ブルワリーあたり2~3種以上は持ってくると思うから、ビールの種類としては500~600はあるんじゃないかと思います。もちろん3時間で全部飲むことはできないので、何かテーマを決めて回るのがいいと思います。
たとえば自分の出身地のブルワリーから回ったり、ここ2~3年でできた新しいブルワリーをなるべく回るとか、ビアスタイル縛りとか……。3月にはビアEXPOの公式本が発売されるので、事前に読み込んで作戦を立てることをおすすめしますよ」
日本のクラフトビール巡り 全国203ブルワリー集合!ビアEXPO公式本
北海道から沖縄まで、203の醸造所(=ブルワリー)をフルカラーで一挙紹介。日本発クラフトビールの「今」がわかる。家でも旅先でも役立つ、決定版ガイド。
詳細はコチラ
―――――カンファレンスも面白そうですよね。
もーりー 「平日のカンファレンスは業界向けなんだけど、一般のお客さんも参加できる土日のカンファレンスも興味深いですね。
たとえば、国際ビアコンペ常連審査員のおかぽん(北海道そらとしば責任者)も登壇するビアコンペ必勝法のセッションとか、ビアスタイルごとにビールづくりの秘訣が聞ける”〇〇の達人に訊く”シリーズのセッションとか、一般のビールファンが聞いても興味深い内容になっていると思いますよ。
でも、カンファレンスにばっかり参加しているとビールを飲む時間がなくなっちゃうから、ここの時間配分も重要!!」
ビアEXPOをきっかけに、クラフトビールをみんなで盛り上げよう!
―――――最後に、もーりーはクラビ連の事務局長を務めていますが、ビアEXPOに期待することは?
もーりー 「ビアEXPOがアメリカのCBCやGABFみたいに、毎年開催されるイベントになるといいんですが、とりあえずは今回のビアEXPO2025を成功させることが第一です。
我々としては、産業としての日本のクラフトビールが思ったほど成長していないという危機感がある。だからこのビアEXPOをきっかけに、世の中の注目を集めてほしいし、もっとクラフトビール産業全体がいろいろな意味で伸びてほしいと本当に思っているので、業界関係者だけじゃなくて、一般のビールファンも、そういった気持ちで参加してもらえるとうれしいです」
いかがでしたでしょうか。単なるビアフェスにとどまらないスケールの大きなイベントですね。本当に今から楽しみです。私もとりあえず、ビアEXPO公式本の予約ボタンを押しました。みなさん、会場で乾杯しましょう!
(おわり)