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黒ビールとは？おすすめ銘柄も合わせてビールメーカーが解説！
一般的な黄金色のビールとは見た目も味も一味違う「黒ビール」。コンビニやスーパーでも見かけることのある黒ビールですが、実は世界と比べると、日本ではまだまだマイナーなビールです。どんな銘柄のビールがあるのか、あまり知らないという方もいるのではないでしょうか。
今回は、「よなよなエール」のビールメーカー・ヤッホーブルーイングが黒ビールの特徴とおすすめ銘柄を合わせてご紹介します。
黒ビールとは？
「黒ビール」とは、その名の通り色が濃く茶色～黒っぽく見えるビールの総称。よく飲まれているビールが黄金色っぽいのに対し、黒ビールが黒いのは、原材料に茶色がかった濃色の麦芽（モルト）を多く使っているためです。
黒ビールとモルトの関係について、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。
黒ビールはなぜ黒い？ビールメーカーが語る「黒ビールの秘密」
黒ビールの味
黒ビールは基本的に濃厚でロースト感のある味わいですが、実は酵母など原材料によって味も少しずつ違い、中にはスッキリとした味わいのものもあります。
たとえば麦のロースト香やアルコール度数が強めの「スタウト」や、スッキリした味わいの「シュバルツ」など、黒ビールの中にも複数のビアスタイル（ビールの種類）があるんです。
「黒ビールは重くてニガテ……」という方も、お気に入りの黒ビールが見つかるかもしれませんよ！
おすすめの黒ビールの銘柄
では実際に私たちの周りにはどんな黒ビールがあるのか、ご紹介します。（）内はビアスタイルを示しています。
ドラフトギネス（スタウト）
画像引用元：
キリンビール
アイルランド生まれで、1759年から作られている歴史ある黒ビール（スタウト）。クリーミーな泡となめらかな喉越しが特徴で、今や世界で最も有名な黒ビールと言っていいでしょう。日本のスーパーでも売っているのを見かけた方もいるのではないでしょうか。
ギネス オリジナルエクストラスタウト（スタウト）
画像引用元：
キリンビール
オリジナルのギネスに近い味わい、ローストの香り、キレのある爽やかな苦みを味わいはそのままに、よりフルーツのような風味を楽しめるようになりました。（引用：キリンビール）
軽井沢ビール クラフトザウルス ブラックIPA（ブラックIPA）
私たちヤッホーブルーイングが軽井沢エリア限定で販売している黒ビール。フレッシュな香りと先進的なほろ苦さが特徴です。期間限定で軽井沢エリアのスーパー・コンビニ・小売店などでお買い求めいただけます。
※現在（2024年2月）販売休止中です。3月から再販予定ですので、ご了承くださいませ。
軽井沢ビール クラフトザウルス ブラックIPAの開発秘話はこちら
「軽井沢ビール クラフトザウルス ブラックIPA」こだわりの製法の秘密
キリン一番搾り＜黒生＞（ダークラガー）
画像引用元：
キリンビール
芳醇なうまみが味わえながらも、雑味のない飲みやすい味わい（引用元：キリンビール）
ほのかな甘みと雑味のないキレの良さがあります。黒ビールは苦く重厚感のあるものもありますが、こちらは苦味がおだやかで、料理とも合わせやすいといえるでしょう。
エルディンガー・ヴァイスビア デュンケル（デュンケル）
画像引用元：
Amazon
ドイツ・バイエルン地方で創業し、世界でも有数の小麦ビールのつくり手として知られるエルディンガー社の手がける黒ビールです。深いコクと、小麦ならではの甘みの絶妙なハーモニーが楽しめます。
ベルチングビーバー ピーナッツバターミルクスタウト（スタウト）
画像引用元：
アンテナアメリカ
アメリカのベルチングビーバーが有名になったきっかけとなった、ピーナッツバターを使った傑作ミルクスタウト。濃い黒色で強く重たいイメージが先行するが、ローストしたピーナッツやチョコレートのような香りが広がり、とても飲みやすい。
ローグ チョコレートスタウト ナイトロ（スタウト）
画像引用元：
MMM booze shop
クラフトビールが盛んなアメリカ・オレゴン州をリードするローグのスタウト。パッケージのチョコレート感が印象的で、クリーミーなきめ細かい泡とトリュフチョコレートのような後味が楽しめます。
ケストリッツァー シュヴァルツビア（シュヴァルツ）
画像引用元：
Amazon
旧東ドイツの歴史ある醸造所でつくられた黒ビールで、上品で軽快かつビターチョコのようなまろやかな苦みが特徴です。ドイツの詩人・ゲーテが愛したビールとしても知られています。
ライオン・ブルワリー ライオンスタウト（スタウト）
画像引用元：
池光エンタープライズ
アジア最古の醸造所を持つスリランカの代表的なビールメーカー「ライオン・ブリュワリー」のスタウトビール。モンド・セレクション最高金賞を受賞するなど世界的にも高く評価されています。リキュールのような上品な甘さ、ほのかな甘い香りの後に感じられる濃厚な味わいが特徴です。
サミエルスミス タディポーター（ポーター）
画像引用元：
日本ビール株式会社
1758年にイギリスで設立された歴史ある醸造所でつくるポーター。深いコクや黒ビール特有の甘味だけでなく、ほのかな酸味のバランスがとれています。常温でじっくりと飲む楽しみ方もおすすめされています。
サミエルスミス スタウト（スタウト）
画像引用元：
日本ビール株式会社
黒ビールのまろやかなコクや口当たりが特徴。泡持ちも良いので、じっくりと上品に味わいたい1本です。食事の邪魔をしない飲みやすさもあり、チーズとのペアリングもよく紹介されています。
黒ビールの楽しみ方
麦芽の深いコクや甘味を感じられる黒ビールですが、「どんな食べ物と合わせるのがいいかわからない……」という方もいるのではないでしょうか。ここではそんな方のために、黒ビールを使った「大人のアフォガード」をご紹介します。
☕黒ビールでつくる大人のアフォガード🍨
— よなよなエール｜ヤッホーブルーイング公式 (@yohobrewing) December 6, 2023
軽井沢限定ビール「クラフトザウルス ブラックIPA」のほろ苦さとバニラの甘さに酔いしれて。
もちろん他の黒ビールでもおいしいので、ぜひ試してみてくださいね！ pic.twitter.com/hBhV7EMbz7
そのほか黒ビールはビーフシチューやステーキなど味の濃いお肉料理から、チョコやナッツといったおつまみにもマッチします。ぜひ試してみてくださいね。
「白ビール」もある
黒ビールと反対に、「白ビール」と呼ばれるビールがあるのもご存じですか？ 原料に大麦麦芽だけでなく小麦麦芽を使っており、フルーティーで飲みやすいのが特徴です。スーパーなどで見かける白ビールとしては、ブルームーンやヒューガルデンがあります。私たちヤッホーブルーイングからも、白ビールの「水曜日のネコ」を発売しています。
白ビールについて詳しく知りたい方はこちら！
白くないのに白ビール？白ビールについてクラフトビールメーカーが解説します！
おわりに
「黒ビール」といっても、ビアスタイル（ビールの種類）も違えば、味も香りもちょっとずつ違います。苦みやコクの違いを楽しんで、ぜひ自分好みの黒ビールを見つけてみましょう。一気にビールの世界が広がりますよ！
