辛い!でもクセになる!「炭火でシークカバブ」
こんばんは、ブルワー(ビール醸造士)の「なおG」です。今回は、苦みが強烈な個性派ビール「インドの青鬼」に合う「シークカバブ」のレシピをご紹介します。
「シークカバブ」はインドの家庭的な串焼き料理。「長い串で焼いた肉」という意味で、ひき肉を串に巻いて焼く、日本でいうと「つくね」のような料理です。インドでは羊肉を使ってつくることが多いそうですが、今回はご家庭でも作りやすいように、鶏ひき肉を使ったレシピをご紹介しますよ!(もちろん羊肉でつくってもOKです)
スパイシーな味わいの料理なので、あわせるなら「インドの青鬼」のようなパンチのあるビールがおすすめです。口の中がスパイシーになった瞬間にインドの青鬼を一口飲むと、ホップのフルーティーな香りとビールの甘みがより引き立てられますよ~!
材料(2人分)
- シークカバブのタネ
- 鶏ひき肉(または羊ひき肉):400g
- 玉ねぎ:半分
- にんにく:2かけ
- しょうが:2かけ
- クミンパウダー:小さじ1/2
- コリアンダーパウダー:小さじ1/2
- カルダモンパウダー:小さじ1/2
- ガラムマサラ:小さじ1/2
- パクチー:2束
- 黒胡椒:少々
- 青唐辛子:2本 ※チリパウダーでも可
- 塩:小さじ1
- グリーンチャトニ
- スペアミント:お好みで
- パクチー:2束
- 青唐辛子:1本
- にんにく:1かけ
- クミンパウダー:小さじ1/2
- カルダモンパウダー:小さじ1
- ヨーグルト:大さじ1
- 塩:少々
- レモン汁:大さじ2
つくりかた
1. タネをつくる
玉ねぎをみじん切りにする。パクチーは細かく手でちぎっておく。にんにくとしょうがはすりおろし、青唐辛子はみじん切りにする。
ボウルにシークカバブのタネの材料を混ぜ合わせ、粘りが出るまでしっかり混ぜる。混ざったら冷蔵庫で1時間ほど寝かせておく。
2. グリーンチャトニをつくる
ミントとパクチーは、芯の堅い部分を取り除いておく。青唐辛子をみじん切りにする。全ての材料をミキサーやすり鉢などでよく混ぜる(混ざりにくかったら少し水を足してもよい)。
3. 成形して焼く
手にサラダ油(分量外)を塗り、BBQ用のくしなどにタネを巻く。太さが2~3cmで均一になるよう成形したら、BBQグリルや七輪などの炭火で焼く(トースターやオーブンでもOK!)。
均一に焼き目がつくよう、回しながら焼く。くまなく焼けたら完成!グリーンチャトニをお好みで付けながら召し上がれ。
ペアリングのワンポイント
インドの青鬼に負けないくらい「強い香り」と、苦みと釣り合う「辛さ」を取り入れる!
インドの青鬼の特徴は、なんといってもホップの苦みと香り、それに負けないアルコールとボディ。このビールに合わせる料理には、ホップの苦みと香りに釣り合う辛さがあるといいです。適度な辛さはホップの苦みを強調し、モルトの甘みを引き立ててくれますよ!
今回のレシピでは、様々な香辛料やパクチーとミントで、しっかりとした「香り」をつけました。さらに、フレッシュな青唐辛子の「辛み」がホップの青々しい苦みを引き立てます。スパイスとホップの余韻により、料理もビールももう一口行きたくなること間違いなし!
ちなみに…「シークカバブ」より「シシカバブ」のほうが日本では耳馴染みがあると思いますが、「シシカバブ」はトルコ訛り(シシュケバブ)で、インドでは「シークカバブ(串焼きのケバブ)」と呼ばれます。「シークカバブ」は中東の一般家庭でも作られる料理で、羊肉・山羊肉・鶏肉で作るのが一般的だそうです。日本でいうところの「つくね串」みたいなものなんでしょうね~。
試食担当コメント
辛い!でも美味しい!!
辛い物ってたまに猛烈に食べたくなるじゃないですか。でも口が痛くなっちゃってそんなに食べられないじゃないですか。でもそこに「インドの青鬼」があることで口が痛くならないんですよ。毎口リセットされるので永遠に食べられるんですよ。ビールを口に入れるといい感じにホップの苦みが辛味成分を引き連れて胃まで落ちてくれるんです。
チャトニおいしい!これ何にでもかけたい!