今さら聞けない、正しいテント&タープの張り方
よなよなアウトドア部、いっくんです。 今回は「よなよなエールの超宴 in 新緑の北軽井沢」でもお世話になっている「北軽井沢スウィートグラス」に伺って、キャンプのあれこれを教わってきました! この回でご紹介するのはキャンプには欠かせない「テント」と「タープ」の張り方。初心者の方はもちろん、中級者の方もおさらいを兼ねて要チェック!
こんばんは、よなよなアウトドア部のいっくんと申します。
4月に入り、いよいよ本格的なアウトドアシーズン到来ですね!
丁度、ゴールデンウィークに行くキャンプの準備をしているよ、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「クラフトビール×アウトドア」の良さを広めていく「よなよなアウトドア部」、第3回のテーマはずばり「キャンプ」です!
…キャンプといってもかなり幅広いので、今回は初心者の方はもちろん、アウトドアに慣れてきた中級者の方に役立つ「テント&タープの張り方」をご紹介します。
後日公開予定の記事では、簡単に出来るアウトドア料理もご紹介予定!そちらもお楽しみに!
今回伺ったのは「北軽井沢スウィートグラス」
はい、というわけで今回は「
北軽井沢スウィートグラス
(以下、スウィートグラス)」さんにお邪魔しました。
ヤッホーブルーイングのファンイベント「
よなよなエールの超宴 in 新緑の北軽井沢
」は毎回ここで行っており、ヤッホースタッフにとってはゆかりのあるキャンプ場です。
で、上の写真を見てお分かりかと思うのですが…
雪がメチャクチャ積もっています(取材日は4月。長野おそるべし…)
あろうことか取材の2日前にここ一番の雪が降りまして、辺り一面真っ白に…。
「雪中キャンプってことは、上級者向け?」と思われるかもしれませんが、雪の中のキャンプでも、芝生の上のキャンプでも、テントやタープを立てる時の基本は一緒=初心者の方にも役立つ内容ですのでご安心ください!
そして、今回教えてくれるのはこの方!
北軽井沢スウィートグラス・サブマネージャー企画担当。学生時代に山の魅力に目覚め、冬山に一人で挑戦するほどどっぷりハマる。以来アウトドアに親しむ。「よなよなエールの超宴 in 新緑の北軽井沢」第1回目から運営に携わってくれている、ヤッホーブルーイングの心強いパートナー。
テントを立てる前に
雪かきをして、テントを張るスペースを確保します。(腰にキます)
テントを立てよう!
まず何からしましょうか?
雪がまだ残っているので、シートやすのこを敷いて、テントが汚れないようにしてから立て始めましょう!
シートを持っていなかったので、レンタル品のすのこをお借りしてセットしていきます。
今回のような雪の時や、雨が降ったりして地面がぬかるんでいるときにはこういったものがあると便利ですね。
シートがない!という方で、見た目をあまり気にしない方だったら、ブルーシートでも十分機能しそう。テントを設置する位置には何か気を付けたほうが良いんですか?
サイトに傾斜がある場合は、なるべく高く、平らな場所にセッティングする方が良いです。水がたまりやすい低い位置に設置すると、テントが水没してしまうこともあるので。
ではいよいよテントを立てるのですが…その前に風向きを確認します。
強風が吹いた時に入り口が風の方に向いていると、そのまま風が中に吹き込んで、テントが飛ばされてしまうことがあるので、入り口は風向きと逆になるように設置するのが良いです。
焚き火の煙なんかが入ってきても嫌なので、風向きには注意!です。
スウィートグラスは浅間山から吹き下ろす風が吹くので、浅間山を背にして設置することにしました。
まずはこんな感じで広げて置いて…
次にテントに通すポールを組み立てます。
今回持ってきたテントは「ドーム型」と呼ばれる一般的な形状のモノ。
居住空間をつくるインナーテントと、風や雨を防ぐフライシートの2つに分かれたダブルウォール式のテントです。まずは、インナーテントを立てていきます。
テントの対角線上にポールをセットして…
グイっとポールの中心部を立てれば、原型はほぼ完成!です。
その後、フライシートがかぶさるためのポールを通したら、ペグを打って位置を固定します。
ペグは、地面の方にやや傾けるようにして打つのが良いです。傾けすぎないのがコツ。また、ロープを張る際は、テントの中心に向かってピン!と張っている状態が理想です。そうすることで、テントの歪みが矯正され、悪天候時にもより強くなります。
ぐるぐるのアドバイスを受けながらペグを打っていきます(ちなみに「ペグを打つこと」をかっこよく言うと「ペグダウン」と言います)。
地面に少し傾けて…打つ!
インナーテントの固定が終わったら、フライシートをかぶせていきましょう。
よっこら
しょ!
フライシート用のポールを組み立てて、
固定すれば、大枠が完成です!
そしてここからが、脱初心者のためのテクニック。
フライシートの内側にあるマジックテープと、インナーテントのポールを連結します。これは意外とやらない方も多いんですが、こうしておくことでテントの耐久性がかなり高くなり、安定するんです。
知らなかった…!
こんな感じで、フライシートをしっかり固定したらOKです!風のある時のキャンプなどでは勿論、いつものキャンプでも忘れずにやっておくと吉です。
※テントの種類によっては、連結するためのテープなどがないものもあります。
フライシートのペグ打ちにもちょっとしたコツが!
フライシートは可能な限りピン!と張った方が良いですね。見栄えが良いですし、さらにインナーテントの中に結露を発生させない効果もあるんです。
見栄えは確かに、って感じですが、結露対策にもなるんですか?
フライシートをピンと張るとインナーテントとの距離が出来るので、その隙間から湿気が抜けていくんです。これをしないと、朝起きた時にテントの中が結露でびっしり…なんてことになります。
ぐるぐるに教わった通り、フライシートをピンと張っていきます。
これで、テントは完成!
タープを張ろう
お次はタープ(注:屋根みたいなものです)を張っていきます。こっちは、意外と簡単!
まずはポールを2本、対角線上に立てていきます。
そうしたら、ポールの先についているロープをペグで固定します。
コンコンっと!
反対側も同様にペグで固定していけば…
出来上がり!良い感じに張れました。
そして、ここでもちょっとテクニックを。
タープを平らに張ると、雨などが降ってきたとき上に溜まってしまうので、水が抜けられる道を作っておきましょう。
↑このように、タープの1か所を凹ませるような形でロープを張ってあげると雨水などがここを通って落ちてくれます。
テントとタープの設営が完了!
これにて、テントとタープの設営は完了です!
ただ張るだけでなく、ちょっとしたことに気を付けるだけで、より快適なキャンプが出来るんだなーと改めて実感しました。
今回教わったコツをまとめておきます!
・高低差を考えて張ろう!
・入口から風が入ってこないように、風向きを見てから設置しよう!
・ペグは地面の方にやや傾けて打つ!また、ロープはテントの中心に向かって張られているとベスト!
・フライシートとインナーテントをしっかり連結させよう!
・フライシートはしっかり張ろう!見栄えだけでなく、機能的にもそっちの方がベスト!
タープ設営のコツ:
・急な雨などにも対応できるよう、雨の落ちるルートを作っておこう!
さて、よなよなアウトドア部第3回「テント&タープの設営」特集はこれにて終了です。
が、実はスウィートグラスでの取材内容はまだまだ盛りだくさんでして…後日公開予定の記事では、取材で教わった簡単に出来るアウトドア料理をご紹介予定です!公開まで今しばらくお待ちください。
それではまた~!
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(後半へ続く)
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おまけ
最後に、ハンモックを立てました。これが、超快適…!ずっと揺られていたかったです。
スウィートグラスではハンモックのレンタルも行っているそうなので、皆さんも是非試してみてくださいね~!
(おわり)