雨が続く時期にお世話になるコインランドリー。そんなコインランドリーが今、大きく変化しているんです！

カフェ・雑貨屋・イベント会場など人々が集いたくなる“新たな場所”に進化。その筆頭として話題なのが2018年にオープンした「喫茶ランドリ―」。現在は東京と神奈川に3店舗展開しています。

今回ご紹介したいのは本店「喫茶ランドリー 森下・両国」。なんとこちらでは、コインランドリーだけどクラフトビールが飲めちゃう！　しかも、一度訪れると好きになってしまう魅力あふれた空間だったのです！

海外からの訪問も！ 喫茶ランドリーとは

墨田区・森下にある「喫茶ランドリー」の本店は、見た目はカフェのような店構え。中にはたくさんの椅子やテーブルが並び、雑貨の販売や、アート作品の展示も行われています。そして奥にあるのがランドリーです。

ミシンやアイロンも備えつけられ、柔軟剤も置かれていました。

海外からもファンが訪れる人気店に

「喫茶ランドリーは日々変化していく店ですね」と語ってくれたのは、喫茶ランドリーのオーナー大西正紀さん。

店内に飾られたアート作品はライブイベントでのプレゼント、販売している洋服はお客さんの手作り、子育て中のお客さんの声からトイレにベビーベッドが併設されているなど。訪れる人とのコミュニケーションによってどんどん変化しているのだとか。

「ただの店と客の関係ではなく、共に生きている」という愛情をあちこちから感じさせてくれる店内。そんな世界観に惹かれ、地元民のみならず、北海道やドイツ、台湾からもお客さんが訪れるほど。

なぜクラフトビールを始めたのか？

お店をオープンして1年後、特製のスパイスカレーをはじめたところ大人気に。すると「カレーにビールは合う！」という声がきっかけでクラフトビールの提供が始まりました。

ちなみに、喫茶ランドリーのビールは、なんと自分で注ぐスタイル！　

泡が多すぎたり、溢れちゃったり。お客さんはドキドキ楽しみながらビールの時間が始まるのです。

洗濯を回しながら飲むビールは、最高の味！

さっそく洗濯物が回る様子をみながら、自分で注いだよなよなエールを飲んでみたところ……この感覚は新しい！

洗濯という「家事」をこなした頑張った自分へのご褒美にもピッタリ。

さらに洗濯機の中で水がじゃぶじゃぶ踊る様子や、水の音は心とカラダが癒やされていく。これ……最高の時間です！

他のお客さんも、洗濯やアイロン作業をしながら飲む人が多いのだとか。ランドリーでクラフトビールを飲む……もの凄く好きになりました！

名物！無水調理のスパイスカレー

お客さんの声をもとに飲み物やスイーツなどのメニューを開発。中でも人気となったのが、野菜の水分だけで作った「喫ラのカレーライス」だったのです。

10種類ほどの野菜の水分だけで作ったカレーは、スパイスのいい香りがふわ〜っと広がり、食べると野菜の甘味とコクがたっぷり感じられる美味しさ。心が豊かになる、そんな味わいに満たされていきます。

ホッと自分らしくいられながら、息が抜けるような心地よさが溢れた喫茶ランドリー。来るたびに驚きと癒やしで包みこんでくれる不思議な空間でした。なんだか個性豊かな世界に、個性豊かなクラフトビールもゆるっと馴染んでいる……と思ったのでした。

募集中。#こんなところにクラフトビール

読者のみなさま、もし酒場とは違う、ちょっと変わった場所でよなよなエールなどを見つけたら「#こんなところにクラフトビール」をつけて、お教えください。クラフトビールの持つ、個性豊かな存在と可能性をたくさんの人と共有したいパイナポーでした。

（おわり）