新しくなった「僕ビール君ビール」の味わいの秘密とは?

新しくなった「僕ビール君ビール」の味わいの秘密とは?

がみた

ついに「僕ビール君ビール」がリニューアル!開発担当の「がみた」です。新しくなった味わいを紹介していきます。

新しくなった「僕ビール君ビール」

この度「僕ビール君ビール」が生まれ変わりました。発売から6年を迎え、パッケージだけでなく「味わい」もリニューアルしています。この記事では、リニューアルを担当した僕が、新しい「僕ビール君ビール」の味わいを解説していきたいと思います。

店頭発売日は4/14(火)ですが、公式ビアレストラン「YONA YONA BEER WORKS」では3/5(木)~開栓、全国の一部料飲店でも3/13(金)~開栓されます!

まだ巡りあえていない方はその味わいを想像しつつ、読んでいただけると嬉しいです。

現代のための「セゾン」を造りたい

ビアスタイルは「セゾン」。フランスで生まれた伝統的なビアスタイルで、夏の農作業の合間にのどを潤すために造られていたビールと言われています。18世紀ごろに暮らす人びとの「リフレッシュ」なビールとして愛されていたのです。

ビアスタイル「セゾン」を詳しく知りたい方はこちら

今回ビールをリニューアルするにあたって、セゾンというビアスタイルが元々持っている要素「リフレッシュ」を、時代を超えて、現代のみなさまにお届けしたいと思いました。今だからこそ「おいしい」と感じる、現代のための「セゾン」を造りたいと思ったのです。

キーワードは「リフレッシュ」

ビールのレシピを設計するうえで意識したのは「リフレッシュ」。食事のタイミングだけでなく、いろいろな「リフレッシュ」のタイミングで楽しめる味わいを目指しました。

僕が思うセゾンのもつ「リフレッシュ」な要素とは、若い果実を思わせる爽やかな香り、はじけるような酸味、後に残らないキリっとした飲み口です。これらが美しくバランスされてこそ、おいしい「セゾン」ができあがると考えました。

リフレッシュを感じさせる爽やかな香り

まずは「若い果実を思わせる爽やかな香り」。

以前の「僕ビール、君ビール。」も同じ要素を持っていましたが、より爽やかに香るホップの使い方を模索しました。使用しているアロマホップは、Citra、Amarillo、Mosaic。ホップの比率を変えたホップティー(麦汁にホップを溶かしたもの)を数種類つくり、最も「リフレッシュ」な香りを探しました。

「僕ビール、君ビール。」がもっていた、セゾンらしい複雑な香り(ホワイトペッパーのようなスパイシーな香り)を残しつつ、レモン、グレープフルーツ、マスカットを思わせる香りを、より前面に押し出せるホップを選んでいます。ビールにアロマをつけるための「ドライホップ」ではホップの投入量を倍に増やし、より華やかにホップの香りが楽しめるように仕上げました。

はじけるような飲み口

香りのほかに意識したところは「飲み口」です。

飲み口をより軽やかにするために、アルコール度数を調整し、今回のリニューアルで5.0%から4.5%に抑え、ビールのボディも少し抑えています。ただアルコール度数を下げてしまうと、香味を構成する他の要素とのバランスが悪くなり、薄い印象になってしまうため、調整に苦労しました。

少しマニアックですが、アルコール度数を下げ、ボディを抑えるために、モルトの使用量を少し減らすだけでなく、酵母の発酵温度を1~2℃下げることで、香味を損なうことなくアルコール度数を調整しています。また、モルトの糖をデンプンに変換する工程「糖化」の条件も調整しています。

そうすることによって、全体のバランスを崩すことなく、より「リフレッシュ」な印象にまとめました。

アルコール度数を抑えた代わりに、爽やかな「酸味」と「アロマ」に、より味わいのフォーカスが当たるように設計しているので、柑橘のような香りとの相乗効果を楽しんでいただけると思います!

・・・この微調整がみなさまに感じとっていただけたら、僕の苦労が報われます。ぜひ、飲むときに僕を思い出してください(笑)

あなたの「リフレッシュ」の相棒に

新しい「僕ビール君ビール」の味わいはいかがでしたでしょうか。18世紀からずっと愛されている「セゾン」を、僕らなりに現代に合わせて再定義した新しい「セゾン」です。気に入っていただけたら嬉しいです。

みなさんが「リフレッシュ」したい!と思ったときに相棒に選んでもらえるような、「僕ビール君ビール」になったらいいなと思っています。

Cheers!

この記事を書いた人
がみた

新進気鋭の若手ブルワー。ビールとエレファントカシマシがすき。最近のブームは、醸造所の隅でホップを育てること。

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