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ポーター(Porter)ってどんなビール?

ポーター(Porter)ってどんなビール?

ポーター(Porter)って?

ポーター(Porter)は、黒ビールの一種です。焙煎したモルト(麦芽)由来のコーヒーやココアを思わせるロースト香と、グラスの向こう側が見えない程の濃い色合いが特徴です。

ポーターの基本情報

発祥国 イギリス
発酵方法 上面発酵酵母(エール酵母)で発酵
アルコール度数 4.4%~6.6%
ビールの色合い ダークブラウン~ブラック

ポーターの発祥や歴史

ポーターというビアスタイルは、1722年にイギリスのロンドンで生まれたと言われています。

売れ残ってしまった「古いブラウンエール」と、「新しいブラウンエール」、そして「ペールエール」を混ぜてつくった「スリースレッド」という安いビールが庶民の間で人気を博したのが全てのはじまり。

「こんなに人気なら、わざわざ混ぜるのも大変だから、あらかじめ作ってしまったらいいんじゃないか」ということで生まれたのが「ポーター」というビアスタイルです。

「スリースレッド」を運んでくる人がポーター(荷運び人)だったからとか、ポーターたちに特に人気があったからとか、ポーターという名前になった由来は諸説あるようですが、
どちらにせよイギリスの庶民にとって、とても身近な存在のビールだったことが伺えます。

コク深い味わいの黒ビール

東京ブラックをシュピゲラウのグラスに注ぐ

「黒ビール」といっても、実は色々な種類があります。

「スタウト」「シュバルツ」「デュンケル」……などなど。これらと比べると、ポーターはコクがあり、丸みのある味わいなのが特徴です。

(黒ビールについてもっと詳しく知りたいという方は、 こちらの記事 をご覧ください!)

黒ビール特有の苦味等は比較的感じづらく、モルトのふくよかなコク・甘味を感じることが出来るので「黒ビールの中でもポーターが一番好き」という方もいるほど。

「黒ビールは苦手」という方も、ぜひ一度飲んでみてはいかがでしょうか。

※東京ブラックは2023年3月製造分をもって終売しております。

ポーターにあう料理

東京ブラックにあうレシピ「ビーフウェリントン」

ポーターは、ボディ(飲みごたえ)がしっかりしたビールなので、ローストビーフなどのお肉料理をあわせるのがおすすめです。

お肉のおともには赤ワイン……、という方も多いかもしれませんが、たまにはポーターをあわせてみて下さい。

牛肉が持っている香り成分は、淡色のビールや白ビールよりもポーターや赤ワインなどとの相性が良いのです。

ぜひお試しくださいませ!

ポーターにあうおすすめレシピはこちら!

※東京ブラックは2023年3月製造分をもって終売しております。

ブルワーおすすめのポーター

ヤッホーブルーイングのブルワー(ビール職人)がおすすめする「ポーター」はこちら!

TADDY PORTER(Samuel Smith’s Brewery)

Samuel Smith's BreweryのTADDY PORTER
出典:https://www.samuelsmithsbrewery.co.uk/shop/bottles/stout-bottles/taddy-porter/

ダークチョコレート・ブラウンシュガー・コーヒーのような香りの奥に、わずかに干しブドウの香りを感じることができます。ごくごくと飲むのではなく、ちびりちびりと啜りながら飲みたい、そんなビールです。

ゆっくり読書をしながら……なんていうシチュエーションがぴったりの、穏やかで丸みのある味わいですよ。

他のビールも知りたい方は

初心者におすすめなクラフトビールの記事やビアスタイルごとに詳しく解説している記事がまとまっているページもありますので、ぜひそちらもご覧ください。

この記事で、ポーターの魅力が少しでも伝わったら嬉しいです。それではまた。

(おわり)

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