インドの青鬼ってどんなビール?
こんばんは。よなよなの里の「いっくん」です。 今年で発売から12年目、お客様からの人気も高い 「インドの青鬼」をご紹介します。
ビアスタイルは「IPA」
「インドの青鬼」は「India Pale Ale(インディア・ペールエール)」、通称「IPA(アイピーエー)」と呼ばれるビアスタイルのビールです。
IPAの特徴はアルコール度数が高く、ホップの香りや苦味を強く感じられること。現在、世界中のクラフトブルワリーでつくられているといっても過言ではないほど、人気のあるビアスタイルです。
IPAの誕生、そして流行
IPAというビアスタイルが生まれたのは18世紀末のイギリス。当時植民地だったインドへの長く過酷な輸送に耐えられるよう、アルコール度数を高め、劣化防止効果のあるホップを大量に入れたことから生まれたと言われています。
その後も製造が続けられていたIPAですが、アメリカのクラフトブルワリーが、柑橘類のような香りを持つアメリカ産ホップをふんだんに使用した「アメリカンIPA」を作り出したことをきっかけに人気が爆発。流行が広がっていきました。
「インドの青鬼」はIPA、と説明しましたが、もっと細かく分類するとこの「アメリカンIPA」になります。ホップの青々しい香りだけじゃなく、パッションフルーツやパインのような香りがふんだんに楽しめるように、香味を設計しているんです。
苦味の強さだけに注目されがちな「インドの青鬼」ですが、ぜひ香りにも意識を向けてみてください!
飲み頃温度は、香りがふんだんに感じられる「13℃」です。
「こんなのビールじゃない!」
「インドの青鬼」が世に出た当時の日本のビール市場には、IPAはほとんど流通しておらず、
「こんなに苦いなんておかしい」
「こんなの飲めたもんじゃない!」
と言うお客様もいらっしゃいました。
それから12年。クラフトビールが好き!と言ってくれる方も増え、コンビニやスーパーにもIPAが並ぶようになり、「インドの青鬼」も、よなよなの里で確固たる人気を持つビールに育ちました。
こんな風に日本にクラフトビールやIPAが根付いていったのも、クラフトビール好きのお客様(今このページを読んでくれている皆さまのような!)の応援があったおかげです。
これからもよろしくお願いします!
辛い料理とあわせて
「インドの青鬼」は香りと苦味の強烈さが特徴なので、それを活かした料理と合わせてあげましょう。意外と相性が良いのが、スパイシーな中華料理!例えば「麻婆豆腐」や「よだれ鶏」のような料理と一緒に楽しんでみてください。
中華でよく使われるスパイス「山椒」や「花椒」の持つ香りは、どこか柑橘に近い爽やかな香りなので、「インドの青鬼」に使われているアメリカンホップの香りと相性抜群なのです!
辛味の効いた中華と一緒に苦味の強い「インドの青鬼」を楽しむと、口の中で辛味と苦味が次々に飛び交う、さながらボクシングのような様相を呈します。でも、このパンチの強さがクセになるのです。
「辛いの食べて、苦いの飲んで、食べて、飲んで……やめられない!」とやみつきになること間違いなし!
まだまだ寒いこの時期に、ぜひお試しください。
ビール情報
インドの青鬼
ビアスタイル:IPA
アルコール度数:7.0%
原材料:麦芽・ホップ
ホップ:Magnum、Columbus、Cascade、Citra、Mosaic、Simcoe