こんばんは。よなよなスタッフの「いっくん」です。

学生時代に「オリーブオイルで煮るだけで、こんなにおいしいものができるのか！」と感動して以来、アヒージョというものが大好きです。お高くないスペインバルみたいなお店で出てきた、エビやマッシュルームが入ったシンプルなアヒージョでしたが、「油で煮る」という調理法に出会った時の驚きや、そのおいしさをいまだに覚えています。

以来、家飲みの時によくつくるようになりました。味付けも塩胡椒とシンプル、調理手順も簡単。私の晩酌のおともの、鉄板メニューです。

小さめの鍋でつくると、一人で晩酌をする時の量にちょうどいいんです。週の真ん中、水曜日に「あと二日頑張るか～」の気持ちでサクッとアヒージョをつくり、クラフトビールと一緒に楽しんでいます。Netflixで気になっていた映画を見ながら楽しむのが、最近の定番コースです（つい最近見たのは『隔たる世界の2人』）。

ただ、毎週のようにアヒージョを食べていると、やっぱりマンネリが生まれるもので。最近は「今までに使ったことのない具材でおいしいアヒージョをつくれないものか」と一念発起、色々な食材を使ったアヒージョづくりに傾倒していました（大失敗したのは「納豆のアヒージョ」でした）。

今回ご紹介するのはそんな過程で出来上がったアヒージョのレシピです。旬の食材を使ったものや変わり種など、3つのレシピをご用意。つくるのはどれも「超簡単」なので、みなさまもぜひ試してみてくださいね。

「週の真ん中にサクッと飲む」時のレシピを考えていたので、自然と自分が水曜日に飲むことが多い「水曜日のネコ」との相性がいいレシピになっております。水曜日のネコとの相性についても載せているので、よかったら一緒に楽しんでみて下さい。

基本のアヒージョのつくり方

アヒージョのつくり方は本当にシンプル。この後のレシピも、ベースは全てこのつくり方になっています。

菜の花としらすのアヒージョ

旬を迎えた菜の花は、スーパーで見かけると嬉しくなってしまう食材の一つ。「ああ、春が来るんだなあ」という気持ちにしてくれる、大好きな食材です。

そんな菜の花をオイルで煮込むと、甘みが増してトロッとした食感になり、おいしいのです。同じく春を思わせる食材のしらすを最後にのせると、気分が上がりますよ。

材料（1人分）
・菜の花…5～6本程度
・しらす…食べたい分だけ

作り方
１．菜の花の固い茎は落とし、鍋に入るサイズにカットする。
２．「基本のアヒージョのつくり方」の手順③まで済ませたら、菜の花を入れて煮る。
３．菜の花の色が鮮やかになり、柔らかくなったら、シラスを入れてサッと煮る。胡椒を振って完成。

菜の花の爽やかな風味・ほのかな苦味・オイルで煮たことによって出てくる甘みが、水曜日のネコの味わいにマッチしていて、相性ピッタリです。

バゲットに乗せて食べてもおいしい！

新玉ねぎとたらこのアヒージョ

菜の花と同じく、今の時期見かけると嬉しくなってしまう食材が新玉ねぎです。一年の中でこの時期にしか巡り合えない新玉ねぎ。やわらかく、甘みがあってどんな料理にも使いやすいのが、もう最高です。

新玉ねぎだけでアヒージョにするのも美味しいのですが、彩りや味わいにアクセントがつけられるようにたらこを加えてみたら、大正解でした（明太子でつくったところ、口の中でニンニクと明太子が喧嘩してしまい、味がガチャガチャしてしまったので、使うならたらこがおすすめです）。

材料（1人分）
・新玉ねぎ…食べたい分だけ
・たらこ…1本程度

作り方
１．新玉ねぎは薄切りに、たらこは1本を半分程度にカットする。
２．「基本のアヒージョのつくり方」の手順③まで済ませたら、新玉ねぎを入れて煮る。
３．新玉ねぎが柔らかくなったら、たらこを入れてサッと煮て完成。

たらこをほぐしつつ、甘くなった新玉ねぎを味わうと至福です。やさしい甘みと塩気、油分が、水曜日のネコの持つフルーティーな香りを引き立ててくれますよ。

バナナのアヒージョ

最後は変わり種をご紹介。「バナナのアヒージョ」です。

東南アジアではバナナを揚げたお菓子が楽しまれている、という話を聞いたことがあったので「アヒージョでも美味しいのでは？」とつくってみたのがきっかけ。恐る恐る食べてみると……やわらかくトロッとした食感に！　「スイカに塩」の原理か、甘みも濃くなっているような印象で、とてもおいしかったのです。だまされたと思ってつくってみてください。

材料（1人分）
・バナナ…1本

作り方
１．バナナを一口大にカットする。
２．「基本のアヒージョのつくり方」の手順③まで済ませたら、バナナを入れて煮る※。胡椒を振って完成。
※……煮込みすぎるとバナナの形が崩れてきてしまうので、サッとでOK。

バナナの香り・甘みが水曜日のネコによくあいます。ちょっと変わったデザートみたいな感覚で楽しんでいただくのもいいかもしれません。

平日の夜でもサクッとつくれる、アヒージョのレシピをご紹介しました。

具を食べた後に残ったオイルは、ぜひ捨てずに取っておいて下さい。晩酌後「ちょっと〆が食べたいなあ」なんて時に、残ったオイルをつかってオイルパスタをつくったりできますよ（カロリーは、恐ろしいですが……！）

おいしいおつまみとビールで、活力をチャージしていきましょう！

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ここまでお読みいただきありがとうございました。
よなよなの里では他にも、クラフトビールにあう料理のレシピを多数ご紹介していますので、よかったら他のレシピも見てみてくださいね。

それではまた！

（おわり）

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