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【よなよなエールが飲める山小屋に泊まろう】登山初心者にもやさしい北八ヶ岳の「しらびそ小屋」を取材してきた。

【よなよなエールが飲める山小屋に泊まろう】登山初心者にもやさしい北八ヶ岳の「しらびそ小屋」を取材してきた。

こんばんは、よなよなスタッフのおっくーです。

暖かくなり、からだを動かすにはもってこいの季節になりました。
私たちの醸造所がある長野県で運動といえば、やはり登山! 私も長野への移住をきっかけに登山を始めた身です。

プライベートでちょくちょく山にのぼっています

そんな登山初心者の私にとって、とっても気になる存在が……。それは、「山小屋」!なんとなく玄人のみに立ち入りが許される空間というか、一見さんお断りというか。とにかくハードルが高い印象があるんですよね。

そこで今回は、醸造所からほど近い北八ヶ岳にある「しらびそ小屋」を取材し、山小屋でのおすすめの過ごし方を調査してきました。

そして、全国のよなよなエールファンの皆さんに声を大にして言いたい!
しらびそ小屋ではなんとなんとなんと!!! よなよなエールが楽しめるんです!

ぜひ、最後まで読んでいただければうれしいです。

登山初心者にも易しい道を抜けて、いざ小屋へ

しらびそ小屋は北八ヶ岳のみどり池湖畔に位置します。登山ルートはいくつかあるのですが、今回は登山初心者にもやさしい稲子湯スタートの最短コースを進むことに!

※登山口までは小海線「小海」駅からタクシーで約20分。もしくは小海町営バス松原湖線『稲子湯行き』で約30分。「稲子湯」 または 「みどり池入り口」で下車(冬季運休)。自家用車で来る方向けの駐車場もあります(台数制限あり)。
アクセス方法詳細は こちら

登山道は、傾斜も比較的ゆるやかで、かつ、きれいに整備されているので登山初心者にとっても歩きやすいコースでした。何より自然の中を歩くのって、とにかく気持ちいい! カラマツ林やダケカンバ、シラビソなどの原生林に囲まれ、澄んだ空気を吸い込むと気分がとてもリフレッシュできますよ。

そして歩き続けること、約2時間…!

無事、しらびそ小屋に到着! さて、ここからはしらびそ小屋の魅力とおすすめの過ごし方をご紹介します。

しらびそ小屋での過ごし方の正解は、これだ!

①見渡す限りの大パノラマでのんびり過ごそう!

まずはなんといっても、最高のロケーション! しらびそ小屋のすぐ真横には美しい「みどり池」が広がります。苔や藻でみどり色に見えるのが特徴なんです。近くで見ると、水が透き通っており、太陽の光が反射してキラキラと輝いていました。

そしてその奥にそびえたつのは、北八ヶ岳の最高峰の「天狗岳(てんぐだけ)」。とにかく圧倒的迫力! 天気のいい日には、みどり池の水面に天狗岳が姿を現し、何とも幻想的な風景を見ることができるんです。
 

冬の天狗岳。朝焼けで赤く染まっています。

季節ごとに顔を変える北八ヶ岳の大自然。同じ景色は二度となく、いつ訪ねてもおすすめなのですが、イチオシの季節は「冬」!
朝焼けで赤く染まる天狗岳は思わず息を飲んでしまう程の美しさなんです。
(これは今年の冬、ぜったいプライベートで行かねば……!)

②「よなよなエール」や「水曜日のネコ」など、よなよなのビールを楽しもう!

そしてよなよなスタッフとしてどうしてもお伝えしたい......! しらびそ小屋では、よなよなエールをはじめとしたヤッホーブルーイングのクラフトビールを常時3〜4種類、たのしむことができるんです。
さっそく私、おっくーもよなよなエールをいただくことに。

大自然にかんぱーーい!

くぅ~~~~!沁みる……!
からだを動かした後に飲むビールってなんでこんなにもおいしいんでしょう。これぞまさに至福の時。八ヶ岳の原生林に囲まれたなかでゆったりと楽しめるので、心もからだもリフレッシュし、普段の何十倍もおいしく感じました。このおいしさ、一度味わってしまうとやみつきになること間違いなし! 個人的に、湖畔にアウトドアチェアを置いて大好きな本を読みながらビールを飲みたいな〜なんて思ったり。

※飲酒しての登山は大変危険です。宿泊時のみ、適量のお酒を楽しみましょう。

③リスや小鳥を眺めながら、名物「厚切りトースト」をたのしもう!

食事へのこだわりも、しらびそ小屋の魅力のひとつ。ここでは、軽食からがっつりランチまでバリエーション豊かなメニューがあります。

イチオシは、「厚切りトースト」。こちらは予約必須で、宿泊の方限定の朝ごはんとして提供されているメニューです。
辞書よりも分厚いであろうトーストの上には、季節によって変わる手作りジャムが2種類のっています。この日は、マーマレードとブルーベリージャムがのせられていました。表面にはこんがり焼き目がついており、香ばしい香りが漂います。はい、THE・おいしそう。

思いっきり頬ばると、表面はサックサク、中はもっちもち! また、口の中でバターの風味とジャムの程よい酸味が広がり、何とも言えない多幸感で満ち溢れます。かなりボリュームがあるんですが、あまりのおいしさにパクパク食べれちゃうんですよね。

しかも、カウンター席に座ると、窓から天狗岳やみどり池、北八ヶ岳の原生林をみながら厚切りトーストを楽しむことができるんです。ああ、もう最高だ……。
美しい景色をみながら夢中でトーストを頬張っていると、窓越しにとってもかわいらしいお客様が!!

リスだーーーーーー!
しらびそ小屋には、リスをはじめホシガラスなどかわいらしい動物たちが餌を食べにやってくるんです。運が良ければ、こんな風に窓越しに一緒にお食事を楽しめちゃうのも嬉しいポイント。動物にも愛されている山小屋なんて、とってもステキですよね。

④居心地の良い空間でゆったりと過ごそう!

しらびそ小屋の中は、景色をみながらお食事や飲み物を楽しめるカウンター席が数席と食堂がひとつあり、清潔感がありながら、とても落ち着く空間が特徴的です。

宿泊棟は、写真のこたつのある個室に加え、相部屋があります。コロナ以前は毎週土曜日に宿泊者のなかから希望者が食堂に集まって、みんなで唄をうたったり、音楽イベントを開催したり、ガヤガヤとたのしんでいたそう......! 天気のいい日の夜は、満点の星空に癒されること間違いなし。宿泊の際は、事前予約はマストです!

ちなみに、小屋のすぐ隣にはテントを張れるキャンプ場も完備されていますよ。

雨の日も雪の日も、とにかく登山者の安全のために。

さて、ここまでしらびそ小屋の魅力をたっぷりとお届けしてきました。初心者にもやさしい登山道に美しい自然、そして居心地の良い小屋。実はその陰には、そんなステキな空間を守るために尽力されている方々の存在があったんです。ここからは、柔らかい笑顔が印象的なしらびそ小屋3代目ご主人・今井孝明さんにお話を伺いました。

今井孝明(いまい・たかあき)さん。しらびそ小屋3代目ご主人。木工や大工の経験を積んで、しらびそ小屋の管理人に。

おっくー:
今井さん、こんにちは。実はわたし、山小屋に来たのがはじめてでして……!

今井さん:
そうでしたか! うちには、おっくーさんみたいに比較的登山初心者の方が来られることが多いんですよ。中には天狗岳に登る途中に立ち寄って行かれる方もいますが。大半が、しらびそ小屋に宿泊すること自体が目的の方です。

おっくー:
たしかに、ここに来るまでの登山道、とっても整備されていたので歩きやすかったです!

今井さん:
そう言っていただけるとうれしいですね。山小屋の運営の仕事には山道の整備もありますから。

おっくー:
え! そうなんですか? そういえば、恥ずかしながら山小屋のお仕事ってどんなものかわからず……!

今井さん:
食事や燃料などの荷運びや山小屋の管理はもちろん、山道整備が多いんです。例えば、倒木や落石があれば除去したり、山道が雨で流されないように水切りをしたり。時には、山岳会のみなさんに協力していただき傷んだ木道を修繕することもあります。

おっくー:
それはとても大変ですね……。

今井さん:
しらびそ小屋は通年ひらいているので、特に冬が大変ですね。除雪作業や荷運びなど肉体労働が増える時期ですから。大雪の時は、登山口から1週間かけて山小屋まで来たこともありました。

おっくー:
この2時間くらいのルートを1週間!? 山小屋の運用って、タフじゃないと続かないお仕事だ! 

今井さん:
やはり、山小屋はホテルとは違いますから。あくまで避難所としての側面が強いんですよ。お客さんに楽しんでいただくことはもちろん、一番は事故に合わないよう安全に登山をしていただきたいんです。そのために大変な作業もなんとかこなしているんです。

おっくー:
この安全で歩きやすい登山道は、今井さんの努力のたまものだったんですね。

今井さん:
大変ですけど、整備してお客さんに楽しんでもらっている様子をみるととても嬉しいんです。自分の成果が見えるというか。一番をやりがいを感じる瞬間です。

おっくー:
今井さん、本日はありがとうございました! 次回ぜったいにプライベートで遊びに来ます。

しらびそ小屋情報

公式HP: https://shirabisogoya.com/about
Facebook: https://www.facebook.com/shirabisogoya/
Instagram: https://www.instagram.com/shirabisogoya_mt8/
電話番号:0267-96-2165
現地電話:090-4739-5255
FAX:0267-96-2195
営業期間:通年営業
定休日 (※コロナ禍): 月曜日・木曜日
予約方法:電話またはFAXで事前にご予約ください


(おわり)
 

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