花椒ダレとパクチー香る!「四川風よだれ鶏」
こんばんは、ブルワー(醸造家)の「なおG」です。 今回は「インドの青鬼」のおともに食べたい料理をご紹介!「苦味が強烈すぎて、何を合わせればいいかわからない……」という方、心配ご無用です。
インドの青鬼(IPA)にあう「よだれ鶏」のレシピをご紹介します。よだれ鶏は中国・四川地方の料理で、よだれが出るほどおいしい、ということからこの名前になったそう。花椒のピリッとした辛味と香りで、やみつきになる味なんですよね(よだれが出てきました……)。
ホップの苦味と香りが特徴の「インドの青鬼」にあうようにつくったアレンジレシピです。ぜひ一緒に楽しんでみてくださいね。
調理に使用したお鍋は、STAUB製の「 ピコ・ココットラウンド24cm 」。抜群の密閉性があるので、蒸し鶏がいつもよりしっとり、ふっくらと仕上がります。
材料(2人分)
- 鶏むね肉:1/2枚
- 塩胡椒:少々
- 長ネギの青い部分:あれば
- 生姜(スライス):1枚
- タレ
- ごま油:大さじ2
- 唐辛子(ホール):1本
- 黒胡椒(ホールか粗挽き):少々
- 花椒(ホール):小さじ2
- にんにく:1かけ
- ★醤油:大さじ2
- ★豆板醬:小さじ1
- ★甜麺醤:小さじ1
- ★鶏肉のゆで汁:お好みで少々
- トッピング
- もやし・パクチー・ピーナッツ・ねぎ:お好みの量
つくりかた
1. ゆで鶏を作る
鶏むね肉は皮を取り、黄色い脂肪があれば取り除く。塩・胡椒を全体にまぶし、長ネギの青い部分・生姜と一緒にビニール袋に入れて、空気をよく抜いておく。
沸騰したたっぷりの湯にビニール袋ごと入れ、お湯が再度沸騰したところで火を止めて蓋をし、余熱で火を通す。そのまま粗熱がとれるまで放置する(1時間以上が望ましい。一晩放置してもOK!)。
2. 花椒タレを作る
唐辛子は輪切りに、にんにくはみじん切りにする。黒胡椒と花椒はポリ袋に入れ、麺棒や包丁の背などで叩きながら粗く砕く。
これらを耐熱皿に入れ、煙が出るくらいまで熱したごま油を注ぎ入れる。ごま油の粗熱が取れたら★と混ぜ合わせる。(※油が飛び散ることもあるので注意!)
3. 仕上げ
もやしをさっと茹で、水を切って皿に盛る。茹で上がった鶏肉を5mm厚くらいにスライスして乗せ、タレを鶏むね肉全体に回しかける。粗く砕いたピーナッツ、一口大にちぎったパクチー、みじん切りにしたねぎをトッピングしたら完成!
ペアリングのワンポイント
「強い香り」と「辛味」を合わせる!
インドの青鬼はホップの特徴が全面に出たビール。香りと苦味の強烈さが特徴なので、ペアリングでもそれを生かさないともったいない!
今回ご紹介した「よだれ鶏」は、ホップの香りに負けない「花椒のスパイシーな香り」と、ホップの苦味を強調する効果がある「辛味」を持ち合わせている料理です。タレはアレンジ可能ですが、花椒はぜひ入れてみてください。どこか柑橘に近い爽やかな香りなので、果実感のあるホップの香りとはすごく相性がいいんです。
試食担当コメント
わっ、辛い!でも辛いだけじゃない!!
何層にも重なった辛味がじわじわ押し寄せてきますね。でもインドの青鬼を飲んだら苦味と辛味が一瞬で混ざり合って、口の中に残るのはホップ・花椒・パクチーの華やかな香り。なんて幸せな余韻なんだこれは……。インドの青鬼にはパンチが効いている料理を合わせたくなるものですが、まさにこれ!鉄板料理にしたいです!
次回予告
次回のG’sキッチンは、まさかの「番外編」!?
料理部長「なおG」と料理と珈琲を愛する「ぽむ」が、インドの青鬼にぴったりの餃子を作ります。
お楽しみに!