“ブライダル”の語源はとあるエールビールだった?!結婚式とビールの意外な関係
こんにちは、よなよなスタッフの「いっくん」です。
6月というと
「梅雨でジメジメしてテンション下がるな~」
「祝日が一日もなくてしんどい……」
と、マイナスなイメージを持っている方も多いかもしれませんが、良いこともありますよ!
6月といえばジューンブライド!結婚式の季節です。
海外では雨季が明けてカラっとし始めるこの時期に結婚するカップルが多かったので、ジューンブライドという風習が生まれたなんて言われています(※諸説あり)。
日本でも数十年前からジューンブライドの文化が取り入れられたといわれていますので、なかには「6月に式を挙げたな~」なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ちなみに、この特集の舞台になっている軽井沢も婚礼会場が多いことで有名で、これまで数多くのカップルが挙式しています。
もともと軽井沢は、キリスト教宣教師をはじめ、多くの外国人が多く集まる避暑地として発展していった背景があるので、今でも教会などが多いのです。
↑軽井沢町を代表する「軽井沢高原教会」。大正10年(1921年)、キリスト教指導者・内村鑑三なをはじめ、北原白秋など多くの文化人が集った「芸術自由教育講習会」を原点に誕生。
結婚式というと「ウェディング」や「ハネムーン」等色々なカタカナ言葉が使われていますが、皆様はその中の一つ、「ブライダル(Bridal)」の語源をご存知でしょうか?
Bride=「花嫁」の形容詞系で、「花嫁の」という意味のブライダル。
…実はこの言葉、とあるエールビールがその語源だと言われているんです!
今回はそのビールとブライダルの関係について皆様にお伝えしていきます。
「ブライダル」の語源はビールにあり!
時は中世ヨーロッパ。
この頃の「ビール」といえば、一般的にエールビールが親しまれています。
主婦によるビールの自家醸造も盛んで、一般的な家庭でもエールビール造りが行われていました。結婚式がある際は新婦の友人たちが新婦のためにエールビールを造り、祝い酒として渡すこともあったそう。そのエールビールは、Bride Ale(ブライドエール/花嫁のエール)と呼ばれ、親しまれていました。
そして、このブライドエールこそが、ブライダルの語源!
ブライドエール→ブライデール→…ブライダル…
というように、短く省略されていく中で現在の「ブライダル」になったとされています。
結婚に関係する言葉の語源がビールにあるとはなんだか不思議ですが、それだけ人びとの生活にビールが密接に関係していたことを表してくれているようで、ビール屋としてはなんだか嬉しい気分になりますね。。
結婚式にはエールビールもいいですね
エールビールと結婚式の意外な関係性についてお伝えしていきましたが、いかがでしたでしょうか?
結婚式のお酒というとワインやシャンパンが主流かもしれませんが、「昔はブライドエールというものがあったんだよなあ…」と思いながら、エールビールで乾杯するのもオツなものです。
これからご結婚される方が近くにいらっしゃいましたら、「こんなのもあるらしいよ」と教えてあげてくださいね。
ちなみに、軽井沢の一部の結婚式場では「軽井沢高原ビール ワイルドフォレスト」をはじめとするヤッホーブルーイングのビールを、式のプランに組み込むことができます!※
結婚式でエールビール…というのを気軽に体験できますので、ご結婚を考えていらっしゃる方には軽井沢で挙式してみてもいいかもしれませんね!笑
※詳しくは個別に式場までお問い合わせください。
それでは今日はこの辺で。Cheers!
参考書籍:
『改定新版 日本ビール検定公式テキスト』
監修:日本ビール文化研究会 発行者:村山秀夫 実業之日本社