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微アルコールとは?定義や楽しみ方、おすすめの銘柄をビールメーカーが紹介

微アルコールとは?定義や楽しみ方、おすすめの銘柄をビールメーカーが紹介

わずかにアルコールを含む飲料を楽しむトレンドが海外で生まれてからというもの、日本国内でもそのような「微アルコール」カテゴリーの飲料が増えてきました。

その中で「微アルコールとは何なのか?」「いつ飲むのか?」「どんな製品があるのか?」……そんな疑問を持つ方もいらっしゃいます。この記事では、微アルコール好きなビールメーカースタッフがそれらの疑問に答えます。

この記事を書いた人

ヤッホーブルーイング よなよな編集部:松原豪希(ニックネーム:豪ちゃん)

クラフトビールメーカー・ヤッホーブルーイングに勤めながら、時には進んでお酒を飲まない選択もする“ソバキュリアン”。アルコール度数0.7%のIPA「正気のサタン」発売をきっかけに、日々の晩酌に微アルコール飲料をチョイスすることもしばしば。

微アルコール(微アル)とは

メーカーによっても定義は異なりますが、ヤッホーブルーイングでは微アルを「アルコール度数が0.00%より高く1%未満であるもの」と定義しています。

同じ微アルコール飲料でも、メーカー(製品)によってアルコール度数は0.3%~0.7%程度とバラつきはありますが、総じてアルコール度数が1%未満のものであることが多いです。

【ご注意】
・アルコール度数が1%未満の「微アル」は法律上ノンアルに該当しますが、ソフトドリンクとの差別化やアルコール摂取の規制の観点から「微アル」と分類されるケースがみられます。
・「微アル」に法律上の定義はなく、あくまで会社独自の見解により異なります。アルコール度数1%未満の飲料全てが微アルコールに該当するわけではありません。

微アル・低アル・ノンアルの違い

しばしば同列で語られる「微アル」「低アル」「ノンアル」ですが、実は少しずつ違いがあります。

「微アル」はアルコール度数が1%未満であるのに対し、「低アル」は明確なルールこそないものの“比較的アルコール度数が低いもの全般”について語られることが多いです。アルコール度数が2%前後のチューハイやサワーから、アルコール度数10%未満の蒸留酒を低アルと呼ぶ人もいます。一方で「ノンアル」は法律上はアルコール度数1%未満のことをいいますが、完全にアルコールがないもの、もしくはアルコール度数が0.05%以下のものを指すことがほとんどです。

「微アルコール」の法律上の分類はノンアル(ソフトドリンク)と同じ

実は「微アルコール」はお酒には該当せず、ジュースなどのノンアルコールと同じ分類にあたるのです。これは日本の法律で、「アルコール度数1%未満のものを清涼飲料水として分類する」と定められているためです。

↑ヤッホーブルーイングのアルコール度数0.7%のIPA「正気のサタン」の名称は炭酸飲料として記載されている

したがって世の中のアルコール度数1%未満の製品を見ると、品目は「炭酸飲料」「清涼飲料水」などと記載されていることが分かります。
(※微アル飲料はわずかながらアルコールを含んでいるので、20歳未満・妊娠中や運転をされる方の飲用はおやめください。)

微アルコールの種類

正気のサタンは微アルの種類で言えばビールテイスト飲料に該当しますが、微アルコールの種類はビール系だけにとどまりません。スーパーやコンビニで見かける種類としては、他に「ワインテイスト飲料」や「ハイボールテイスト飲料」などがあります。いずれもアルコールが少ないながら、本格的なお酒のような味わいを持つ製品も増えてきています。

微アルコールの楽しみ方

微アルコール飲料の楽しみ方は様々。酔いにくいので、お酒よりもシーンを問わず楽しめるのが特徴です。その中から一部をご紹介します。

①お酒を飲みたいけど、その後の時間を有効活用したい時に飲む

「週の真ん中の仕事終わり」や「溜まっていた作業が早く終わった」といったシーンで、お酒でリフレッシュしたい人もいるでしょう。もし夜に集中したいことがあったり、翌日朝早くから大事な予定があったりするときはあえて微アルを飲むことで、酔いを残すことなくその後の時間を活用しやすくなります。

②趣味時間のお供に飲む

読書やゲーム、キャンプなどの趣味に合わせてお酒を飲む人も多いもの。そのお供に微アルを選ぶことで、酔わずに集中して楽しむことができます。「酔うとすぐ眠くなってしまうけどお酒は味わいたい……」という方にもおすすめです。

③お酒を控えたいが、お酒を飲んでいる気分を味わいたい時に飲む

お酒に強くない方や、体調を気遣ってアルコールを控えている方もいるでしょう。それでも中には仲間と一緒に乾杯したり、お酒を飲んでいる気分を味わいたい方も多いはず(私たちヤッホーブルーイングのお客様にもいらっしゃいます)。そんな時、微アルを飲むことでアルコールを控えながらお酒を飲んでいる気分を味わうことができます。

▼お酒に強くない方やアルコール摂取量を控えたい方がどんな風に微アルを楽しんでいるのか、こちらが参考になれば幸いです。
アルコール度数0.7%のIPA「正気のサタン」に寄せられた口コミを見てみる

微アルコール飲料を飲む際に注意すること

お酒よりも安く、幅広いシーンで楽しめる微アルコール飲料ですが、注意しなければならないこともあります。

完全なノンアルコールではない

「炭酸飲料」などと記載があっても、微アルコール飲料にはわずかながらアルコールが含まれています。したがって飲み続けると酔ってしまう可能性もあるので注意しましょう。微アルコールといえど、節度をもって楽しむことが大切です。

妊娠中・20歳未満・運転する方の飲用はNG!

微アルコールはわずかながらアルコールを含むため、20歳未満はもちろん、妊娠中の方や運転する方は飲用をおやめください。SNSや口コミで「ノンアル」と紹介されている製品でも、実はアルコールが含まれている場合があります。必ず商品パッケージなどを確認し、ご自身でアルコール分が含まれているかの確認をしましょう。

※20歳未満の飲酒は法律で禁止されております。
※飲酒運転は法律で禁止されております。
※妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。

微アルコールのビールテイスト飲料のおすすめ銘柄

ここまで微アルコールの定義や楽しみ方を解説してきましたが、実際に世の中にはどんな製品があるのでしょうか。ビールテイスト飲料に絞っていくつかご紹介します。

正気のサタン

ヤッホーブルーイングのAlc.0.7%のIPA。シトラスやトロピカルフルーツを思わせるフレッシュな香り。世界5大ビール品評会の一つである「インターナショナル・ビアカップ2021」の「ノンアルコールビール部門」では金賞を受賞。

▼正気のサタンについて詳しく知りたい方はこちら
正気のサタン 製品詳細ページ

常陸野ネストビール ノン・エール

厳選した麦芽とホップのみを原料に、添加物を使わず、ビール本来の旨味を残し醸造した本格的なビールのような味わいのビールテイスト飲料。アルコールを0.3%含みます。

2020年「インターナショナルビアカップ」銅賞、2021年「ジャパン・グレートビア・アワーズ2021」「AUSTRALIAN INTERNATIONAL BEER AWARDS」それぞれで銀賞を受賞。
(ノン・エールの製品ページは こちら

CIRAFFITI(シラフィティ)

微アル専門ブランド「CIRAFFITI(シラフィティ)」。まるでクラフトビールのような、ホップの香りや苦味をしっかり感じながら、多様なスタイルや個性豊かな味わいを実現。ラインナップは左からSession IPA・Sour Ale・Salty Saunaの3種。(シラフィティブランドサイトは こちら

BEERY(ビアリー)

醸造したビールからアルコール分のみをできるだけ取り除く脱アル製法を採用。麦のうまみとコクを楽しめるラガータイプの微アル。(ビアリーブランドサイトは こちら

まとめ:微アルコールとは大まかにいえばアルコール度数1%未満の飲料のこと

「微アルコール」というのは、(メーカーによって捉え方は異なるものの)アルコール度数が1%未満の飲料を指すことが多く、「低アル」とも「ノンアル」とも異なるカテゴリーです。また微アルコールは法律上の区分はノンアルに該当しますが、わずかながらアルコールを含むため、20歳未満・妊娠中や運転される方は飲用をおやめください。

微アル飲料は酔いにくいので様々なシーンで楽しめるほか、アルコールに弱い方がお酒のように楽しむ時のアイテムとしてもおすすめ。自分のライフスタイルや体調に合わせ、“微アルを選ぶ”という選択肢を入れてみてはいかがでしょうか。

世界のビール品評会で金賞を受賞した微アル「正気のサタン」は、全国のセブン-イレブン、スーパーで販売中(一部取り扱いのない店舗もございます)。
通販サイトでは正気のサタンを含めた5缶セットもご用意しています(送料無料)!

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