黒ビールに合う料理といえば「牡蠣の茶わん蒸し」
こんばんは、なおGです。今日は黒ビール、とりわけ「東京ブラック」に合う一品をご紹介します!
英国では昔から「牡蠣とビールは最高の組み合わせ」として知られていました。
当時ロンドンで良く飲まれていたのはポーターと呼ばれる黒ビール(東京ブラックはこのスタイルです)。
牡蠣の磯の香りとポーター・スタウトなどの焦がした麦芽の香ばしさが合う、と言われています。
牡蠣のうま味と磯の香りを存分に味わうためには……そう、「茶わん蒸し」にして閉じ込めてしまいましょう!
材料(2人分)
- 牡蠣:200g
- 塩:大さじ1
- 片栗粉:大さじ1
- 日本酒:100ml(1/2カップ)
- 銀杏(水煮):お好み
- 玄米:お好み
- 三つ葉:お好み
- 卵液の材料
- 一番だし:150cc
- 干し椎茸(冷水で一晩以上さらしておく):2個
- 干し椎茸の戻し汁:150cc
- 卵:3個
- 醤油:大さじ2(好みで調整)
- オイスターソース:大さじ1
つくりかた
1. だしを作る
干し椎茸の汚れを軽く洗い、できれば時間をかけて冷水で戻す。昆布・鰹節の一番だしを作る(粉末だしでもOK)。一番だしと干し椎茸の戻し汁100ccを合わせて、合わせだしを作る。
2. トッピング用炒り玄米を作る
洗った玄米を30分ほど水に浸けておく(忙しければ省略可)。ザルでしっかり水気を切った玄米を、油をひかずにフライパンで15分炒る。全体が香ばしくきつね色になれば取り出す。
3. 牡蠣の下ごしらえ
軽く水気を切った牡蠣をボウルに入れ、塩と片栗粉を入れて10秒くらいもみ洗いする。そこの50mlの水を入れて30秒ほど混ぜ、牡蠣の汚れを取り除く。汚れた水を捨て食塩水(分量外)を加えてすすぐ、を3回繰り返し、牡蠣がキレイになったらザルにあげる。
洗った牡蠣と日本酒を鍋に入れ、汁気が無くなるまで炒りつける。
トッピング用の牡蠣を残し、残りの牡蠣を裏ごしする。
4. 卵液を作る
卵液の材料と、粗熱を取った(1)のだしを混ぜ、裏ごしする。裏ごしした卵液と(3)の裏ごしした牡蠣を合わせる。
薄切りにした干し椎茸、銀杏をうつわに入れ、牡蠣卵液を静かにそそぐ。
5. 蒸す
水を入れ沸騰した鍋にうつわを入れ、鍋の蓋を閉めて弱火で10分ほど蒸す。卵液が7~8割固まったところにトッピング用の牡蠣・三つ葉を乗せて、さらに3~4分蒸す。蒸しあがったら炒り玄米を散らして完成。
ペアリングのワンポイント
牡蠣とポーターは相性抜群
これからの冬、牡蠣のおいしさを楽しめる料理として「牡蠣の茶わん蒸し」をご紹介しました。前述のとおり、牡蠣といえばスタウトやポーター等の黒ビール。牡蠣×黒ビールの良さも存分に味わえること間違いなしです。また、椎茸入りの出汁の強いうまみも東京ブラックと相性◎。トッピングに添えた香ばしい「炒り玄米」も食感のアクセントになるはずですよ。
牡蠣の下処理だけは忘れずに行いましょう。塩と片栗粉の揉み洗いはマスト。食塩水で洗うことで牡蠣の水分が保たれて、ぷりぷりの食感になります。牡蠣を裏ごしするのが大変!という場合は、裏ごしせず、すべての牡蠣を具にしてしまってもOKです。ただし、卵液はザルで濾すなどしたほうが絶対に美味しいので、ぜひ試してみてくださいね。
試食担当コメント
このペアリングは目からうろこでした!めちゃくちゃ合う!!東京ブラックの香ばしい風味が、牡蠣の磯の香りを一層引き立ててくれます。野生動物の共生を感じるドキュメンタリーを見ながら、東京ブラックと牡蠣の絶妙な「共生」をぜひ体感してほしいです!