「自宅で燻製」してみない?初心者でも簡単&ビールにあうレシピをご紹介
おうちの中でアウトドア気分を味わおう
アウトドア好きの方も、そうじゃない方も、こんにちは。よなよなの里のスタッフ「いっくん」です。普段は「 よなよなアウトドア部 」といった、ビールとアウトドアを一緒に楽しむ記事などを製作しています。
アウトドアで飲むビールは最高に美味しい……! というのが信条で、夏になるといつにも増して「お外で飲みたい欲」がムズムズしてしまうのですが、最近は、ここのところ増えているゲリラ豪雨などで「今週末は家にこもるか……」となってしまうことも(私と似たような経験をされた方も多いのではないでしょうか)
ということでこの記事では「家の中でもアウトドア気分を楽しめて、更にビールも美味しく楽しめちゃう方法≒燻製(くんせい)の楽しみ方」をご紹介します。家を出ずとも、おそと気分は楽しめる!
せっかくの夏なんですから、晩酌もちょっと美味しく・贅沢に楽しみましょう。
初心者の方でも試していただきやすいレシピや、とっておきの燻製方法もお伝えしますので、記事を読んだ後はぜひご自宅で試してみてくださいね。
意外と簡単な「燻製」
自宅でも気軽に挑戦できます
燻製(くんせい)は、肉や魚などの食材を、木などを燃やした煙でいぶすことによって保存性を高める調理法です。もともとは保存食づくりのための手法でしたが、今ではそういった意味合いは薄く、シンプルに普段と違う味わいを楽しむための手法になっています。
「木を燃やす=すごく煙たくなる」というイメージからか、なかなか自宅で燻製にチャレンジしたことがある方は少ないかもしれませんが、ご安心ください。おうちでもちゃんと、そして気軽に燻製を楽しむことは出来ます。
必要な道具もシンプル。燻製器とウッドチップ、そして食材だけ。
燻製器といっても、特別なものを買う必要はありません。ホームセンターなどで1000円くらいで購入することが出来ます(金属製のボウルと網などでDIYすることもできますが、そんなに費用は変わらないので買っちゃうのがおすすめです)。
ウッドチップも色々と種類がありますが、はじめのうちはクセも少なく、どんな食材にも使いやすい「りんご」のウッドチップなどにしておくのがおすすめです。
あとは、お好きな食材を用意して、燻製するだけ!
今回は「チーズ」「枝豆」「信州サーモン(生食用)」を用意しました。では、これらの燻製をいざ、やっていきましょう!
自宅で簡単燻製レシピ①燻製チーズ
まずは燻製初心者の方でも作りやすい「燻製チーズ」です。なるべくプレーンな味わいのチーズにすると、燻製による味の違いが感じやすいですよ。
チーズを剥き終わったら、ウッドチップをセットしましょう。燻製器のフタをあけると中に網がありますので、それをどかして、底にウッドチップを一つかみ分くらいセットします
その後、網をセットしたら、その上にアルミホイルをひいてからチーズをセットします。チーズがとけて網の下に落ちないようにするためです。
チーズのセットが終わったら、燻製器を火にかけていきます。最初は中~強火で熱して、ウッドチップから煙がたってくるのを確認したら、ふたをして弱火にします。「最初はやや強火で煙をたたせ、煙がでたら弱火でキープ」は、燻製をする時の基本的なやり方なので、覚えておくといいですよ!
「燻製すると家の中が臭くなるのでは…?」と心配な方もいるかもしれませんが、この燻製方法は、煙をモクモク出すものではありませんので、換気扇をしっかり回しておけば大丈夫ですよ(モクモクしてしまう場合は、チップの入れすぎや火加減が強すぎることが原因であることがほとんどです)。
弱火にして5分ほどしたら、完成です。
いい色がつきました! このままでも食べられますが、一度冷やした方が味も馴染むので、冷蔵庫に入れて、食べる直前に取り出すことにします。
自宅で簡単燻製レシピ②燻製枝豆
ビールのおともとしては定番の「枝豆」。あっさりしているため、 ピルスナー などのビールと一緒に楽しむイメージが強いですが…燻製することでコクがあるタイプのビールにもあうようになるんですよ!
ただ、枝豆を燻製するときには一点だけ注意することがあります。それは、ウッドチップの上にアルミホイルなどを被せてから燻製する必要があること。
枝豆は水分をかなり含んだ食材のため、燻製の過程でその水分が抜け出て、ウッドチップに垂れてしまう可能性があります。そうすると渋味や雑味の原因にもなってしまうので、ウッドチップの上にアルミホイル等を被せないといけないのです。ご注意下さい!
ウッドチップ・アルミホイル・網をセットしたら、その上に軽く塩ゆでした枝豆を並べていきます。こちらもチーズ同様5分ほど置いたら完成です。
出来ました。こんがりといい色になっています。冷蔵庫で少し寝かせて、味を馴染ませたら完成です。
自宅で簡単燻製レシピ③サーモンの燻製マリネ
今回ご紹介するレシピの中でもとっておきがこの「サーモンの燻製マリネ」!(「スモークサーモンのマリネ」ではないのがミソです)
スモークサーモンを家で作ろうとすると、準備や機材が必要になって初心者だと難しいのですが、この方法だとすごく簡単に燻製風味の生サーモンを楽しむことが出来ちゃうのです。
まずはサーモンをカットして、マリネ液(オリーブオイル2:レモン汁2.5:砂糖0.5:塩胡椒0.5)に漬け込みます。
その後、写真のようにお皿に積み上げます。
燻製器にウッドチップを大さじ1程度入れて熱し、その上で大きめのグラスを構えておきます。
しばらくするとグラスの中に燻煙が溜まっていくので……
これをそのまま、サーモンの上にかぶせます。こうすることで、サーモンの生の風味や味わいを残したまま、燻製風味をつけられるというわけです。スモークサーモンを作るよりも簡単で、おすすめですよ!(個人的にはスモークサーモンよりもこちらの方が美味しい、と思っています)
燻製で家飲みをちょっと贅沢に
燻製が出来上がったら、とっておきのクラフトビールと一緒に楽しみましょう。
最初に作った燻製チーズと燻製枝豆には、「軽井沢ビール クラフトザウルス ブラックIPA(以下、クラフトザウルス ブラックIPA)」があいます。焙煎した麦芽の風味が感じられる黒ビールと、燻製の相性は良いといわれていて、燻製チーズの濃厚な味にも負けないクラフトザウルス ブラックIPAはまさにピッタリのペアリングなのです。
枝豆も、燻製する前だったら黒ビールの味わいに負けてしまうところでしたが、燻製することによって味わいが立って、良いおつまみに……枝豆の燻製は皆さんもぜひ一度やってみてくださいね。
お次はサーモンの燻製マリネ。こちらには「軽井沢ビール クラフトザウルス ブリュットIPA(以下、クラフトザウルス ブリュットIPA)」をあわせるのがおすすめです。ブリュットIPAは、キレのある爽やかな味わいでありながら、ホップの香りを存分に感じられるIPA。シンプルな味わいのマリネとも相性がよく、また、燻製の個性にも負けません。
手前味噌なのですが、本当に美味しいペアリングでした……。また、グラスを被せたまま食卓に持て行って、ご家族の前で「お待たせしました」と言いながらグラスをとるという演出もいれると、楽しさも倍増します。ぜひこの夏にはご家族の方とも一緒に燻製づくり、やってみてくださいね。
ちなみに……今回ご紹介した「クラフトザウルス ブラックIPA」「クラフトザウルス ブリュットIPA」は、普段軽井沢エリアでしか販売していないクラフトビールです。ただ、不定期でオンラインストアで販売することもありますので、よかったらチェックしてみてくださいね。
皆さんのこの夏の家飲み・宅飲みが、より楽しいものになりますように。
それではまた!
(おわり)