夏にピッタリな「Brut IPA」を知ってる? 「軽井沢ビール クラフトザウルス ブリュットIPA」のこだわり教えます
「ビールの概念を覆すビール」として、最新かつ尖ったビアスタイルを採用してきた「クラフトザウルス」の最新作である「軽井沢ビール クラフトザウルス ブリュットIPA(以下、クラフトザウルス ブリュットIPA)」 。チャレンジングな手法を取り入れながらつくったIPAです。この記事では「クラフトザウルス ブリュットIPA」にこめたこだわりについて、お伝えします。
そもそも「ブリュットIPA」とは?
「ブリュットIPA(Brut IPA)」は、クラフトビール先進国であるアメリカのサンフランシスコで生まれた新しいIPA。ビールに含まれる糖分が非常に少ないため、ドライで爽やかな口当たりに仕上がっており、ドリンカビリティ(飲みやすさ)が高いのが特徴です。
(Brutとは「辛口の」という意味の言葉。辛口のシャンパンのボトルに「Brut」という表記がありますが、それと同じ意味合いですね)
このスタイルの特徴は、酵素を用いて、麦汁の糖分を完全に発酵させること。完成したビールには糖分がほとんど残らないため、非常にドライで、キレのある味わいになります。同時に、IPAならではの鮮烈なホップアロマも感じられるのです。
今回の「クラフトザウルス ブリュットIPA」も、スッキリとした味わいながら、トロピカルフルーツやライチ、マスカットを思わせる香りを引き出しているため、夏に飲むにはピッタリの味わいなのです。
原材料や製法をアップデートした、挑戦的なビール
今回の「クラフトザウルス ブリュットIPA」の開発には、よなよなの里のブルワー(ビール職人)たちが、今までにはなかった「新たな挑戦」を原材料や製法に取り入れています。
缶製品で初めて「CRYO HOPS」を採用
今回のブリュットIPAには、米Yakima Chief Hops社が開発した「CRYO HOPS©(以下、CRYOホップ)」を採用しました。缶製品としては初めて取り入れた原材料です。
ホップには、摘み取ってそのまま乾燥させた「ホールホップ」のほかに、乾燥させてからペレット状に固めた「ペレットホップ」があります。
今回使用した「CRYOホップ」は、ペレットホップの一種。ホップを超低温下で粉砕した後、苦味とアロマ成分の元となる「ルプリン」のみを抽出したものです。ホップアロマと苦味だけをギュッと濃縮しているイメージですね。
CRYOホップは、ホールホップや通常のペレットホップと比較すると、余分な枝葉や花弁が取り除かれているので、渋みや青臭さが少ないのが特徴。そのぶんホップアロマだけをクリーンに出すことができるのです……!
ドライホップの投入タイミングを大きく変更
CRYOホップの採用に加え、ドライホップ※のタイミングも大きく変更。
従来は二次発酵のタイミングでドライホップすることが多かったのですが、今回は、一次発酵が始まってすぐのタイミングでドライホップ。発酵が進んでいる最中にドライホップすることで、酵母の働きにより、アロマ成分の抽出が良くなることを狙いました。
※ドライホップ…発酵~熟成中のビールにホップを浸漬する手法のこと。ホップの香りを強調したい場合に使うことが多い。もっと詳しく知りたい方は こちらのよみもの をどうぞ。
このビールに求めていたのは「ライチ、トロピカルフルーツ」を思わせる華やかな香り。これらの香りを引き出すにはぴったりの手法だったのです。
さまざまな工夫を凝らしてつくった「クラフトザウルス ブリュットIPA」。
普段は軽井沢エリア限定で販売しているビールですが、不定期でよなよなの里・オンラインストアで販売することも。よかったらチェックしてみてくださいね。
ブリュットIPAのペアリングにはあっさりしたものを
「クラフトザウルス ブリュットIPA」は、アルコール度数が7.0%とやや高め。一杯目からゴクゴクいくよりは、食中酒として、もしくは食後に飲んでいただくのがおすすめです。
食事に合わせるなら、味が濃いものに合わせるとビールが負けてしまうので、あっさり塩味のものと食べてみてください。手に入りやすいものでいうと、「塩焼き鳥」などはおすすめ!ビールのアロマがさらに引き立つはずですよ。
ブリュットIPAで、夏を軽やかに楽しもう
まさに、夏に飲みたいIPA!なブリュットIPA。日本ではつくっているブルワリーもまだ少ない、珍しいIPAです。飲んだことのない方は、ぜひいつかトライしてみてください。
皆様のおうち時間のおともに、このビールを選んでいただけたら嬉しいです。
軽井沢の風をすこしでも皆さんに感じて頂けますように。
それでは、また!
(おわり)