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醸造工程のひとつ「パッケージング」をご紹介

醸造工程のひとつ「パッケージング」をご紹介

いたっち

みなさんこんばんは。 ダッチオーブン料理にハマッている、品質管理のいたっちです。

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製造現場で働く私たちが、醸造所の日常をお届けする「醸造所日誌」。
第4回目である今回は、醸造工程のひとつである「パッケージング」についてご紹介します!
あまり目立ちませんが、できあがったビールを、できるだけおいしい状態で缶に詰める大事な工程です。さっそく見てみましょう!

缶蓋と缶胴にわかれてやってくる

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パッケージングに用いる缶は「缶胴」と「缶蓋」に分かれた状態でやってきます。もーりすが右手に持っているのが缶蓋、左手に持っているのが缶胴ですね。ビールを中に詰めるときは、まず缶胴にビールを充填し、すかさずそれに缶蓋をはめているのです。(詳しくは後ほど!)

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このように、缶胴はラップで巻かれた状態で醸造所にやってきます。1つのかたまりには、なんと「6,783本」が入っているんです!1日1本飲んだとすれば、だいたい18年分にもなるんですよ。このかたまりが1日に何個も消えていくというのだから、驚きですね……。
ちなみに、ヤッホーブルーイングの製品の大半は「缶」に充填されています。瓶ではなく缶に力を入れている理由は「缶に詰められたビールは日光に当たらないため劣化しにくいから」。より新鮮なビールを、皆様にお届けしています。

いよいよ充填工程

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さあ、ここからは実際の充填工程を見ていきましょう!
機械にセットされた缶胴はものすごい勢いでレーンを流れていき・・・

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流れていき・・・・・・

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中にホコリやカスのようなものが入っている可能性があるので、「リンザー」と呼ばれる缶洗浄機を通ります。
中が綺麗になったら、いよいよ!

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「フィラー」という機械でついに缶とビールが出会います!この機械の中にはビールが入っており、ぐるぐると回転しながら順番に缶の中にビールを充填していきます。1分間におよそ160本というスピードでどんどんビールを充填してくれるすごいやつです。これ、国内クラフトメーカーの中では相当速いスピードです。

2018-12-03
ビールが入った後は、すぐに缶蓋が乗せられて「巻締め」が行われます。「巻締め」とは、缶蓋の出っ張った部分と缶胴を巻き込んで、圧着することを指します。この工程のおかげで、缶を密封することができるんです!すごい!

いよいよ皆様の元へ

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こうしてできあがった缶製品はコンベアーに乗って運ばれ、賞味期限やロットを缶の裏に印刷したあとに、ダンボールに詰められて出荷されていきます。ヤッホーブルーイングでは、1日に最大で86,400本のビールを充填しています。これ、1日1本ペースで飲んだとしても、なんと230年は消費できないんですよ!すごい量ですね~。

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できあがり!

というわけで、これからもゆるく醸造所の日常をお届けしていきます。
知りたいことや聞きたいことがあればどしどしリクエストください!

ではまた次回もお会いしましょう!いたっちでした。

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