ゴールデンエール(Golden Ale)ってどんなビール?
世界中には、なんと100種類以上のビールが存在しています。でも日本国内で広く流通しているビールは、たった1種類。黄金色で、のどごしと苦みを楽しむ「ビール」以外にも、個性豊かなビールがたくさんあるのです。ビールの奥深さをもっと楽しんでみませんか?
この記事では「ゴールデンエール(Golden Ale)」というビアスタイルを紹介します。
ゴールデンエール(Golden Ale)とは
ゴールデンエール(Golden Ale)は名前のとおり、淡い金色をしたエールビールのことです。ブロンドエール(Blonde Ale)とも呼ばれます。アルコール度数は低め、ペールエールなどのビアスタイルよりはホップの香りは控えめで、モルトの甘みが穏やかに感じられるのが特徴です。アルコール度数が高いものは「ストロング・ゴールデンエール」に分類されます。
ゴールデンエールの基本情報
発祥国 | アメリカ |
発酵方法 | 上面発酵酵母(エール酵母)で発酵 |
アルコール度数 | 4.1-5.1% |
ビールの色合い | ストロー(麦穂のような色)~ゴールド |
ゴールデンエールの発祥・歴史
ゴールデンエールは、エールビールの中でもラガービールに特徴が似ているため、その飲みやすさからエールビールの「入門ビール」として位置づけられることが多いです。世界中のクラフトブルワリーで醸造されており、多くのファンに愛されています。
また、多くの派生ビアスタイルがあり、アメリカンホップと酵母を使ってつくられる「アメリカン・ゴールデンエール」やベルジャン酵母を使った「ベルジャン・ゴールデンエール」など、一概に「ゴールデンエール」と言っても個性豊かな味わいのものが存在しています。
エールビール入門!すっきり飲みやすいエールビール
ラガービールに馴染みが深く、エールビールを飲むのは初めて!という方はゴールデンエールがおすすめです。ラガービールのように、すっきりと飲みやすく、ホップの苦味も感じられます。どんな料理にもぴったり合うのがゴールデンエールの特徴。しっかり冷やしてゴクリと飲むと爽やかにのどを潤してくれます。
ゴールデンエールに合う一品
ゴールデンエールはどんな料理にもぴったり合うのですが、中でもおすすめしたいペアリングは「揚げ物」!すでに、ビールのおつまみ代表のような存在ですが、やはりゴールデンエールの苦味とのど越しがぴったりなんです。チキン南蛮などと合わせてみてください。肉の旨味とモルトの甘みがベストマッチです!
ブルワーおすすめのゴールデンエール
ヤッホーブルーイングのブルワー(ビール職人)がおすすめする「ゴールデンエール」は次の2本!
軽井沢高原ビール ワイルドフォレスト(ヤッホーブルーイング)
最初におすすめするのが、わたしたちが軽井沢エリア限定で販売している銘柄「軽井沢高原ビール ワイルドフォレスト」。私たちが一番最初に販売したビールです。
軽井沢で飲みたいビールってどんなビールだろう?と考えてつくった、軽井沢のためのビール。爽やかにのどを潤してくれつつ、モルトの甘みをゆったり感じられる味わいになっています。軽井沢にお越しの際は、ぜひお手にとってみてくださいね。
805(FIRESTONE WALKER Brewing.Co)
もう一本は、アメリカのクラフトビール界では「ビール品評会のメダルキラー」として名高いFirestone walker brewing.Coの「805」。ゆったりとしたカリフォルニアのライフスタイルにあわせて醸造されたゴールデンエールです。軽快で爽やかな味わい・のど越しが特徴で、アルコール度数も4.7%とひかえめ。どこにでも持って行って楽しんでほしい、という想いが込められているそうですが、まさにそんな味わい。ちょっとしたピクニックに持っていきたくなるようなビールです。
いかがでしたでしょうか。
ゴールデンエールの魅力が少しでも伝わったら嬉しいです。それではまた!
(おわり)
他のビールも知りたい方は
「クラフトビールの種類・一覧表」という特集がありますので、ぜひそちらもご覧ください。