【区界で飲む】第14回:(最終回)  ~境界で飲んでみえたモノ編 / 群馬県・埼玉県・栃木県 | よなよなエール公式通販 - よなよなの里  
区界で飲む

【区界で飲む】第14回:(最終回)  ~境界で飲んでみえたモノ編 / 群馬県・埼玉県・栃木県

みんも

「区界で飲む」はついに最終回!!
区界から県境にバージョンアップです。

県境。それは日本という国を分ける、目に見えない線。
県と県の界には、目に見えない線がある。
人と人の界にも、目に見えない壁がある。
界を越えて心をつなげ、乾杯をしよう。

みなさま、こんにちは。ヤッホーブルーイング「境界を愛でる会」会長、みんもです。今回は「区界で飲む(最終回)」ということ、長年の夢だった境界マニア(人は彼らをボーダーと呼ぶ)の聖地、群馬県板倉町、栃木県栃木市、埼玉県加須市の三県境が接する境界にいって、みえたモノの話をしたいと思います。

アラフォーは人生の折返し

そもそも「区界で飲む」とは、よなよなエール醸造所 ヤッホーブルーイングのFacebookで2013年に始まった企画でした。この企画をはじめた当初は「モノゴトの境目についてハッキリさせよう」をテーマに、当時のSNS担当メンバーあづあづげん、そして私みんもで、区の境に行って境界を愛でながら「よなよなエール」で乾杯をしていました。

あれから5年。当初のメンバーも順調に5歳年をとり、アラフォーに突入。人生80年時代の今、ちょうど折り返しです。ここのところ、「この生き方でいいんだろうか?」と、突如大きな不安に襲われ、人生の迷子だと感じることが増えてきました。

そこで私たちは、境界を愛する人たちの礼服「ボーダーTシャツ」をよなTの下に着こみ、これからの生き方について考えながら、境界マニアの聖地的なポイント「群馬県板倉町、栃木県栃木市、埼玉県加須市の三県境」で、「よなよなエール」で乾杯をする旅に出ることにしました。”人生迷子”から抜け出すヒントがつかめるかもしれない。


スタートは東京駅傍にある迷子の石標


■集合場所:東京駅傍にある「一石橋迷子しらせ石標」江戸時代の迷子のお知らせ掲示板です。

人生折り返しのげんあづあづと3人で目指すは、群馬県と栃木県と埼玉県の三県境(トリプルジャンクション)。平日の昼間に電車の旅です。

東京駅から電車で1時間半の移動


■東京駅「丸の内北口」前。素で写真を撮ると、表情に迷子感が出てしまう二人。


■東京駅から上野東京ラインで栗橋駅下車。東武日光線に乗り換えました。


■栗橋駅から二駅。柳生駅で下車。

アラフォーは、もう若くはないけれども、何かを達観するほど大人でもない。今どこにいて、何を目指して走っているのか、これからどんな世界が待っているのか。

県境を楽しむ前に腹ごしらえ、道の駅「きたかわべ」

東武日光線、柳生駅から徒歩10分。道の駅「きたかわべ」でお昼を食べました。


■道の駅「きたかわべ」は地元密着型の道の駅。

「きたかわべ」の目の前は、ハートをちょっとくずしたような形、日本最大の遊水地、渡良瀬遊水地が広がっています。駅のまわりは田畑ばかり。言い方をかえると、緑に囲まれている道の駅です。平日だというのに道の駅の食堂「いな穂」は、地元のおじいさんとおばあさんで満員。地元の人に愛されている場所でした。


■遊水地そばセットには、川魚の天ぷらが入っていました。

渡良瀬遊水地にちなんだ手打ちそばセットはとても贅沢でしたが、境界を愛するボーダーとしては、せっかくならば、三県境にちなんだ、三色そぼろ丼など、ボーダーを意識したメニューを食してみたかったところ。(※「きたかわべ」企画担当の方ご検討いただけると幸いです。)

三県境を俯瞰で眺める

道の駅の隣にある、北川辺スポーツ遊学館の展望台から、複雑に入り組む「群馬県板倉町、栃木県栃木市、埼玉県加須市」の三県境を俯瞰で眺めることができます。


■「北川辺スポーツ遊学館」の展望台


■さて、どんな景色がみえるでしょうか?


■県境が渋滞している県境カオス。

渡良瀬遊水地の土手道は、西から東に歩くと、1kmの範囲のなかで、群馬県→埼玉県→群馬県→栃木県→埼玉県と、4回の県境が出現します。さらに、そこから1km進むと茨城県に入ります。

展望台から見下ろすと、下校途中の高校生が見えました。


■土手道を歩く高校生は4回の県境を越えて帰路につく

渡良瀬遊水地の土手道をてくてくと歩く高校生達がいました。何回も県境を越えなくては帰れないということを、彼らはどのように思っているのでしょうか?

アラフォーが県境でやりたかったこと


■渡良瀬遊水地の土手道には県境が明記されています。

わたしたちが県境でやりたかったこと。それは、、、。

1.県境をダッシュで駆け抜ける

2.県境で反復横跳び

私たちは、まだまだ華麗に動き、全力で駆け抜けることができました。そして動いているうちに、少しずつ元気が出てきました。


■最後に振り返れば人生はただの一本道なのかもしれない

県境が入り乱れている土手道は、県境の印さえなければ、ただの一本道。人生は山あり谷ありといいますが、山や谷は実はただの県境ラインのようなものであって、振り返ってみればただの一本道なのかもしれない。わたしたちは途方もなくデカデカと県名が書かれている道を眺めながらそんなことを思いました。

今、人生が迷子だと思っていたのは、ただ足が止まっていただけなのかもしれないと。人生は進むしかないのだ。

三県境を目指す

渡良瀬遊水地の土手道の県境ラインで散々遊んだ後、今回の目的の地、三県境を目指しました。三県境に行くまでの道のりは、地元の人たちからのこの境界への愛情をひしひしと感じとることができます。


■手書きの看板が要所要所に。


■「こんにちは3県境にお越しいただきありがとうございます」とお礼をいわれて「こちらこそ」と思わず返したくなる看板。


■三県境は田畑の真ん中に!


■三県境への道

愛おしい!ここが三県境だ!


■ここが栃木県、埼玉県、群馬県が隣接するところ


■三県境スタンプ台。(このスタンプは1つ)


■この地を訪れた人たちの寄せ書き。内容は感想や俳句や思いのたけなど。


■県境の説明看板と、お手製の自撮り用スマホ台(カメラ台もありました)


■三県境を一人で制覇するときの正しいポーズ

わたしたちがここに滞在した1時間30分の間にやってきた観光客は約10人ほど。平日の昼間にかなりの客数です。すべての人が、一人もしくは少人数でやってきて、県境にまたがって立ち、自撮り台を使って記念撮影をし、満足げな表情を浮かべて帰っていきました。

大型バイクで一人でやってきたある青年が、スマートフォンで自撮りをして、帰りがけに、県境に立つ自分の写真をみながらスキップした瞬間を私は見逃しませんでした。自分が好きなもの、大切にしていることを自覚し、楽しみ、喜びを感じることのできる生き方って、なんて素晴らしいんだろう。

三県境で「よなよなエール」を飲む

県境を越えて心をつなげ乾杯をすることで、人と人との目に見えない壁を越えていこう。
この企画で大切なことは、県境を超えて杯を合わせ、心をつなげて「よなよなエール」を飲むこと。

実はこの日、この時、この場所の外気温は、よなよなエールが一番おいしく飲める適温の13℃でした。常温で持参したよなよなエールが、今、飲み頃なのです。


■外気温は13℃。綺麗に注ぐことができました。

「乾杯!」「乾杯!」「乾杯!」
最高の状態の「よなよなエール」を開けて、私たちは、県境を越えて乾杯をしました。


■埼玉県と栃木県と群馬県の境界を越えた壮大な乾杯!
(筆者&カメラマンみんもも、お手製カメラ台のおかげで登場)

県境を境に学区が違うだろうし、お世話になる警察の管轄も違う。目に見えない線は、確実に存在しているけれども、私たちが今「よなよなエール」を飲んでいるこの地は、のどかな田畑の真ん中でしかない。


■三県境きた喜びを分かち合いながら、香り豊かな「よなよなエール」の味で言葉を失う人たち。最高の乾杯に言葉はいらない。

三県境を楽しむ

さて「よなよなエール」をしっかり味わった後、今回のテーマであるアラフォーの人生迷子に決着をつけるべく三県境を愛でながら、ボードゲームの「人生ゲーム」を始めました。


■田畑の真ん中で、げたげた笑いながら遊ぶ人生ゲームには重みがあった。

人生ゲームは全員がスタートから始まって、そして、ゴールにたどり着く。いろいろな道はあるけれども、振り返るとその人の一本道を進んでいただけ。決して迷子なんてことはない。

大切なのは、どこで、誰と、何を大切に想いながら進んでいるか?ということだけ。人生はその積み重ねでしかない。アラフォーの私たちは、平日の昼間に、電車で1時間30分かけて三県境に行き、よなよなエールを味わい、笑いながら人生ゲームを講ずる今がいかに宝物かということに、なんとなく気付いたのです。


■人生ゲームが終わるころにはすっかり夕暮

三県境でよなよなエールと、人生でたいせつなことの意味に気づいた私たちは、日が暮れてゆくのを眺めながら、言葉少なく、とぼとぼと歩き、帰りの電車に乗り込みました。人生の中でたった1日。三県境を越えてよなよなエールで乾杯した、そんな日があったことを、決して忘れないでしょう。

県境。それは日本という国を分ける、目に見えない線。
県と県の界には、目に見えない線がある。
人と人の界にも、目に見えない壁がある。
界を越えて心をつなげ、乾杯をしよう。

よなよなエールで乾杯した先には、きっと大切な仲間がみえるはずです。

~完~

この記事を書いた人
みんも

みんも
散歩と工作が大好き。高低差と古墳とガードレールをみると興奮します。
日常で必要なものは、なんでも自分で作れると信じているので望遠鏡から被り物までいつも何か作っています。



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