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求めていたのは「余白のある暮らし」。東京から御代田に移住して築きたかった「コミュニティ」とは?【クラフトザウルス飲用者インタビューVol.1】

求めていたのは「余白のある暮らし」。東京から御代田に移住して築きたかった「コミュニティ」とは?【クラフトザウルス飲用者インタビューVol.1】

みなさん、こんにちは。よなよなスタッフの「ともとも」です。
じつはここ数年、軽井沢・御代田(みよた)エリアへ移住する方が増えているのはご存知でしょうか。特に軽井沢町は、町村レベルでは 日本一の増加率 。2020年には東京23区から510人もの方が移住しており、隣町である 御代田町 も同じように増加の傾向にあります。

そこで今回は、コミュニティ「ミヨタデザイン部 」を立ち上げた前村達也(まえむら・たつや)さんにお会いして、御代田町に移住を決めた理由や、理想の暮らしについて伺ってきました。また最後には、「クラフトザウルスのある休日の過ごし方」についても教えてもらいましたよ! 移住してまだ間もない方、また将来移住をお考えの方も、ぜひご覧ください。

御代田町から見た、美しい浅間山
御代田町のシンボルとして親しまれている浅間山(あさまやま)。
 

話を聞いた人:前村達也さん

前村達也さん
前村達也さん、41歳、神奈川県出身。3児のパパ。2020年9月に御代田町に移住。職業は「展覧会のプログラムディレクター」。コミュニティ「ミヨタデザイン部」を発足。「もし町役場にデザイン部があったなら……」の視点で、どうしたら町をもっとおもしろくできるかを日々思考中。好きな食べ物:砂肝。

「理想の暮らし」を実現するために、移住を決意。

ー御代田町に移住を決めた理由はなんだったんですか?

前村さん:
2017年に約3か月間長期休暇をとって、家族でヨーロッパ各地へ旅をして、現地に住む同世代の家族の暮らしを体験したんですが、それがとても素晴らしかったんです! 各国・各都市の行政が、社会福祉をはじめ、農業、学校教育、コミュニティにいたるまでをしっかりとデザインしているんですね。なのでとても暮らしやすいんです。それと同じことを東京で実現するのはかなり難しいと思いました。

ヨーロッパ旅行で楽しんだ、現地の友人との暮らし
ヨーロッパ旅行中のスナップ。現地の方とも、家族ぐるみのおつきあい。
  

御代田町のことを知ったのは、友人家族からの紹介です。ここなら自分たちの求める「理想のコミュニティや暮らし」を実現できるのではないかと思ったんです。購入した土地は、5世帯分の土地の他に、共有スペースもとれる広さ。かなり広いので、クリエイターの友人知人5世帯ほど同志を募り、一緒に移住しました。

自宅前の土地、これから少しずつ手を入れて整備していく
自宅回りの画像。これから少しずつ整備していくそう。
  

また仕事面で言うと「デザイン」について、解釈はいろいろあると思いますが、ヨーロッパ的な「生活に根付いている」スタイルが自分の理想だと思いました。例えば北欧では、日照時間が極端に短い冬でも、家の中でより心地よく過ごすために、シンプルで飽きの来ない美しいデザインの家具や雑貨がたくさんありますし、生活する人々の意識にもデザインが浸透しています。前村家のリビング、おしゃれな小物が並ぶ
しかし日本では「稼ぐデザイン」(企業広報のポスターなどの営業活動)は浸透しているものの、これはかなり頭が疲れて大変な作業。自分の理想とする「生活に根付くデザイン」を考えながら、満ち足りた仕事をするためには、東京は難しいと感じていました。


そして子育てのこともあります。IT化が進み身体性が失われて、情報や知識が偏る状態は子供にとって良くないと思いました。もっと子供が求めている、自然で遊ぶ機会を確保したかったのです。

末っ子のふきちゃんを膝にのせて
末っ子の「ふきちゃん」をひざに乗せて。
  

「自分のやりたいこと」で自分を満たすために必要だった「余白」

前村さん:
理想の暮らしとは、相対的に「仕事・家族などさまざまな暮らしの要素の満足度が全体的に高い暮らし」です。そして「自分のやりたいこと」で常に自分を埋めていたい。御代田町で暮らし始めてから、その土台ができたかなと思います。東京での生活に比べると、理想の過ごし方に向けた空間的、時間的な「余白」が大きいですね。

ー空間的余白とは何ですか?

自分たち家族にとってちょうどよい広さがあり、窓からは季節ごとに様子が変わっていく自然の森を臨む、気持ちの良い環境があることです。東京では季節を感じるのも難しく、家も今より手狭でした。

窓から臨む景色
  

ー御代田で暮らしているうちに、時間的余白もできたんですね?

はい、そうなんです。余白ができたのは、コロナ禍でリモートワークが進んだことが大きいです。オフィスにいない=遠方に住んでいてもよい、の仕組み・ルールが社内で整備されたことが、今の暮らしの実現にとても大きく影響しています。その時間的余白を使ってやりたいことの1つが、「ミヨタデザイン部」の活動なんです。

子供たちと一緒に、落ち葉で作ったオブジェ

御代田町在住のクリエイター同士で町を活性化させるためのプロジェクト「ミヨタデザイン部」

前村さんは、 「ミヨタデザイン部」 というプロジェクトを作り、そこの代表をされています。そのプロジェクトについて伺ってみました。

ー「ミヨタデザイン部」ってなんですか?

前村さん:
「もし町役場にデザイン部があったなら……」の視点で町を見つめ直し、御代田町とゆかりのあるクリエイターが町を活性化するためのプロジェクトです。

ーどんな活動をしているんですか?

前村さん:
2021年秋から2つを軸に具体的に活動していきます。

  • noteを活用したメディア事業:「ミヨタデザイン部」のメンバーと町民とが、テーマごとに対談を連載していきます。
  • クリエイターたちによるワークショップ事業:地域の交流を目的に「ミヨタデザイン部」のメンバーが実施。

ーなぜ御代田町でそういう活動をされているんですか?

前村さん:
じつは御代田町には、デザインの歴史があるのです。1960年代より、建築家やデザイナーが町内の「普賢山落(ふげんさんらく)」というエリアにコミュニティを形成し、自然を感じながらデザインの種を育てていました。柳宗理(やなぎそうり)さん(プロダクトデザイナー)や武満徹(たけみつとおる)さん(作曲家)などが滞在したり暮らしていたそうです。

それから60年以上たった現在、御代田町に再びクリエイターたちが移住し始めています。なのでクリエイターの知見を地域活性化に役立てることができたらと思っています。

御代田町を面白くしたいと真剣に語る前村さん

ー今後はどんな活動をしていきたいですか?

前村さん:
「ミヨタデザイン部」は自分が主導して活動するわけではなく、みんなで参加して作っていきたい。「集まることで発生する楽しみ」をつくり出したいのです。リアルで集まれるイベントは、コロナが収束したらどんどんやっていきたいと思っています!

「ミヨタデザイン部」の活動の詳細は、ぜひ こちら をご覧ください。

ーコロナが収束したら、やりたいことがいっぱいありますよね。わたしたちと一緒にできることもありそうです! ワクワク

さて次の章では、「クラフトザウルス」のある休日の過ごし方について伺ってみました。

理想の休日の過ごし方は、友人と家族ぐるみのつながりを持つこと。

前村さん:
東京での休日は、「外出をして、その先でお金を消費して対価を得る」という過ごし方でした。しかし御代田では、お金を消費しなくても「家族ぐるみのおつきあい」で友人と時間を過ごせる。それに「何かを作る楽しみ」を味わうのがいいですよね。最近では「パン作り」に夢中なんです!

前村さんが酵母から手づくりした全粒粉パン。素朴な風味で美味しかったです!
  

前村さん:
休日はほぼウッドデッキで過ごしていて、なるべくスマホを見ないようにしています。自分の周囲を充実させるための(オンラインでなく)リアルに根付く活動ができることが理想。地域の友人や、東京の友人。またコロナが収束したら、海外の友人も招きたいと思っているんです。

ーお客様がいらした時は、必ずクラフトザウルスをふるまっていただいているそうですが(ありがとうございます!)、それはなぜ?

前村さん:
地域の集まりや東京の友人にビールを出す時は、「 クラフトザウルス 」か「よなよなエール 」です。友人に「地元の良いものを飲ませたい」と思いますし、もちろん食べ物も「地元のもの」をすすめたいです。

また特に海外から来てくれた友人には、「御代田の暮らしを見せたい」と強く思いますね。なのでやっぱりビールは、ここにしかない「クラフトザウルス」。グラスを片手に気の置けない友人とかけがえのない時間を過ごしたいです。もちろん日本に滞在中は、自宅に泊まってもらいます。海外の友人との異文化交流は、子供にとってもいい経験になると思いますから。

「クラフトザウルス ペールエール」を飲んで笑顔になった前村さん
  

ー貴重なお休みの日に、お時間をいただきありがとうございました!

コロナが収束したら、やりたいことがたくさんありますよね。そんな時に、軽井沢・御代田エリア限定販売の「クラフトザウルス」を飲むことで、コミュニケーションが活性化されて、つながりの輪が広がっていって、さらに何かクリエイティブな活動を生むことができれば、こんなにうれしいことはありません!

「ミヨタデザイン部」の集合知(たくさんの人の知識が蓄積されたもの)×「軽井沢ビール クラフトザウルス」で、御代田町をもっともっと面白くしていきましょう!

それではまた~

(おわり)
 

この記事に出てくる商品
軽井沢ビール クラフトザウルス ペールエール
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