軽井沢産ホップでつくった「フレッシュホップエール2021」数量限定で解禁します!
みなさん、こんにちは!よなよなスタッフの「ともとも」です。
軽井沢は落葉樹が色づき始めました。もうすっかり秋ですね。
さて、まずはみなさんにお知らせです。
8月に収穫した軽井沢産ホップ「カスケード」を使って仕込んだ、「軽井沢ビール クラフトザウルス フレッシュホップエール2021」が出来上がりました!(パチパチパチ!)
10月8日(金)より数量限定で、ツルヤ軽井沢店・ツルヤ御代田店にて販売致します。
そこで今回は、フレッシュホップエールの魅力や、それに込めたわたしたちの思いをご紹介します。最後には製品情報もお伝えしますので、ぜひご覧ください。
フレッシュホップエールって、どんなビール?
フレッシュホップエールは、ホップの収穫時期に合わせてつくるため、この時期にしか味わえない特別なビール。生のホップでしか表現できない、若葉のような香りと優しい苦み、クリーンなみずみずしさが特徴です。
よなよなの里では、ホップを収穫後すぐに瞬間冷却して香りを閉じ込めています。そして仕込み時には、ワールプールと呼ばれるタンク(澱を集めて除去するタンク)に収穫した丸のままのホップを投入します。
しかしフレッシュホップエールは大変傷みやすいため、取り扱いには注意が必要です。
- 賞味期限は製造から20日間とかなり短い。(よなよなの里内での品質管理の観点より)※クラフトザウルス ペールエールの賞味期限は、製造より5ヵ月間です。
- 保管は要冷蔵。
- ホップの収穫量に限りがあるため、数量限定。
なので今までは樽へ充填し、よなよなエール公式ビアレストラン「YONA YONA BEER WORKS」やイベントなど限られたところでのみ提供していました。
でも「軽井沢のホップ畑で収穫したホップを使っているのだから、地域のみなさんにもお届けしたい!」「クラフトビールのある幸せな日常を、わたしたちの地元であるこの町で実現したい!」「ホップやビールで地域を盛り上げて、軽井沢・御代田エリアを日本一のクラフトビールの街にしたい!!」
そんな思いが募りに募って溢れ出し、軽井沢でホップ栽培を開始してから6年目にして初めて、数量限定ではありますが「瓶製品」として地元で販売できることになりました。
さらに今年は、新しい製法に挑戦しています。詳しくは記事の後半でお伝えします!
過去のフレッシュホップエールについては、こちらの記事もぜひご覧ください。
失敗の連続だった長い道のり
初めてフレッシュホップエールをつくったのは、2014年のこと。使用したホップは、スタッフの家庭菜園で育てた「信州早生(しんしゅうわせ)」種でした。しかし収穫日や仕込み日が雨だったこともあり、濡れたままのホップをつかうことに。そして出来上がったビールは……「酸っぱい!」「苦い!」「土臭い!」つまり、とってもマズイビールになってしまいました(涙)
しかし、その失敗がよなよなスタッフを奮起させることに。
岩手県遠野市
まで、有志でホップ畑を視察に行ったり、収穫祭に参加して勉強してきました。
また、JA(農業協同組合)佐久浅間の子会社である、(株)グリーンフィールドとともに、本格的に「カスケードホップ」の栽培を開始。その畑は、軽井沢町内の休耕地を使用しており、地域の活性化にもつながっています。
しかしホップは農産物。株の大きさやその年の気候など、自然条件によって収穫量や品質にばらつきがあります。ある年はホップが小ぶりで香りが弱かったりと、なかなか満足のいくビールはできませんでした。しかし根気強く栽培を続けているうちに、少しずつ収穫量や品質が安定してきました。ホップもプリプリとよく太り、成分やオイルなどのコンディションもよくなってきています。
2019年には、イベント「クラフトザウルスを楽しむ会」を開催!
2019年には30kgほどのホップを収穫することができました。美味しいフレッシュホップエールができたため、イベント「クラフトザウルスを楽しむ会」を開催。ほんの一部の方向けではありましたが、軽井沢・御代田のみなさんにお披露目することができました。
このイベントを継続して、軽井沢・御代田エリアにフレッシュホップエール文化を根付かせるきっかけにしたかったのですが、2020年には新型コロナウィルス感染拡大により中止に。しかしコロナが収束したら、ぜひまた開催したいと考えています。
さて次の章では、いよいよ今年のフレッシュホップエールで挑戦した、新しい製法についてお伝えします。
よなよなの里初!「ホップ蒸留液」を使用したビールづくりへのチャレンジ
今年のフレッシュホップエールは、今までよなよなの里ではやったことのない、新しい製法に挑戦しました。それは、「ホップ蒸留液の抽出」です。
収穫したホップの半量をすぐに水蒸気蒸留し、アロマ成分を液体として保存。それを、仕込みの時に行う「ドライホップ」(発酵中のビールにホップを添加し、香りづけをする手法)という工程で使用します。
ドライホップは多くのブルワリーで行なわれていて、香りづけにとても効果的な製法です。しかし後からホップを除去する必要があるため、ビールの出来高が減るというデメリットがありました。
ですがホールのホップから液体にしたことで、ビールのロスやホップ除去の手間が減らせ、そして香り豊かな美味しいビールができました。まさにブルワーにとっても、ビールを楽しんでいただくお客様にとっても、いいことだらけのホップ蒸留液。今後もこの製法を継続していくかも…… どうぞお楽しみに!
来年はもっとたくさん収穫して、より多くのみなさまにお届けできますように……
来年以降も軽井沢産ホップは継続して収穫していきます。収穫時には、ホップ畑で収穫祭をしたり、ビールに収穫したてのホップを浮かべてみんなで乾杯したり……!イベントを開催できるようになったら、やりたいことがたくさんあるのです。一日も早くコロナが収束するよう、心から願っています!
それではまた~
(おわり)
【製品情報】
製品名:
軽井沢ビール クラフトザウルス
フレッシュホップエール2021
内容量:330ml瓶
アルコール度数:4.5%
原材料:大麦麦芽、小麦麦芽、ホップ
賞味期限:製造より20日間
保存方法:要冷蔵
価格:572円(税込)/本
数量限定のため、なくなり次第終売となります。
【買えるお店】
ツルヤ軽井沢店
住所 〒389-0111 北佐久郡軽井沢町長倉2707
電話番号 0267-46-1811
営業時間 9:00~20:00
駐車場 400台
ツルヤ御代田店
住所 〒389-0207 北佐久郡御代田町馬瀬口1743-1
電話番号 0267-32-7811
営業時間 9:00~20:00
駐車場 315台