父の日限定ビール開発秘話 ~お父さんに飲んでほしいビールって?~

父の日限定ビール開発秘話 ~お父さんに飲んでほしいビールって?~

おじょー

こんにちは、おじょーです。 「父の日限定ビール」と言われたとき、あなたはどんなビールを想像しますか?


「全力で父の日を盛り上げたい!」

毎年よなよなの里がリリースしている「父の日限定ビール」。数年来「アイリッシュレッドエール」を全国のお父さんにお届けしてきましたが、今年はその中身を一新することになりました!

新作ビールの開発を担当したのは、私(おじょー)といたっちの2人。
今回は私から、このビールにまつわる話をお届けします。

“お父さん”に飲んでほしいビールって?


新しくビールを開発するにあたり、父の日盛りあげ隊で決まっていたのは「お父さんに飲んでほしいビール」そして「私たちも飲みたいビール」をつくろう!ということでした。

議論を重ねていくなかで、父の日にビールを贈るんだったら、私たちもお父さんと一緒にビールを飲みたいよね、という話になったんです。お父さんだけでなく、贈り主の方々にもこのビールを楽しんでもらいたいね、そしてこのビールが会話のきっかけになったら嬉しいねって。

私といたっちは、皆で決めたコンセプトを、ビールの色・香り・味わいに落としこむべく、さらに話し合いを続けました。私たちが飲みたいビール、お父さんに飲んでほしいビール、そしてお父さんが喜んでくれるビールってどんなビールなんだろう?会話のきっかけになるくらい、思い出に残るビールってどんなビールなんだろう??

そうして私たちがたどり着いた答えは、

・ゆったり飲みたくなる、落ち着いた色味
・ホップ由来の上品でフルーティーな香りを楽しめる
・モルトのやさしい味わいがホップ香をしっかり支える
やわらかな苦味おだやかなアルコール感

・・・一言であらわすなら、アロマティックな「アンバーエール」

琥珀を思わせるつややかな色味、エールビールならではのフルーティーな香り、そして飲み疲れないくらいの苦味・アルコール感。私たちが今回目指したのは、とても香り高い、アロマティックなアンバーエールです。

こだわり抜いて見つけた「アロマ」


開発にあたり、私たちが特に気を付けたのは「アロマの華やかさ」。

香りづけに使うホップの「個性」や、グラスに鼻を近付けた香りを嗅いだときの「第一印象」「余韻」を、特に大事にしたかったんです。香りの方向性を決定付けるドライホップ(※注1)にどのホップを使うか・どの比率で漬け込むかは、ホップティーテスト(※注2)をおこなって決めました。

今回用意したホップティーは「Amarillo」「Citra」「Simcoe」「Cashmere」「Centennial」「Nelson Sauvin」「Cascade」の7種類。どれも華やかな香りが特徴のホップです。無数に思い浮かぶ組み合わせの中から、私たちのイメージに合うホップブレンドを探していきました!

ああでもない!こうでもない!……調合し続けること、約1時間。

私たちが「これいいね!」と一致したホップブレンドは「Simcoe」×「Nelson Sauvin」。
シトラスや松のような香りを持つ「Simcoe」と白ブドウのような香りを持つ「Nelson Sauvin」を組み合わせることで、白ブドウのようにみずみずしくフルーティーで、華やかで、すごく上品な香りになることを見つけました。


実はヤッホーブルーイングのビールって、あんまり「Nelson Sauvin」を使う機会がなかったんです。私もいたっちもずっと気になっていた品種なので、これを使おう!と決めたときはわくわくしましたね。

モルトとホップの絶妙なバランス

このビールでは5種類のモルトをブレンドしています。アンバーエールの名の通り「琥珀色」を再現したかったので、濃色モルトを多めに配合しました。とはいえ、フルーティーなホップの個性をぼかしたくはなかったので……。モルト由来のコクや味わいはありながらも、ホップの特徴をしっかりと支えてくれるような味わいを目指しました。

また、飲みやすさを大切にしたかったので、苦味とアルコール感は強くなりすぎないよう、工夫を凝らしました。たとえば、苦味のもととなる成分値が低い「Tettnanger」を使用することで、やわらかな苦味になるよう心がけています。

試験醸造を繰り返すなかで微調整をおこない、私といたっち以外のブルワーも巻き込みながら、モルトの味わいとホップの香りの「絶妙なバランス」を探りました。
「お父さんに飲んでほしい」「私たちも飲みたい」、まさにそんなビールに仕上がったんじゃないかなと思っています。うーん、文章だけでは伝えきれないのが悔しいところ……!
ぜひ実際にアロマティックな“アンバーエール”を体感してみてください!

ぜひ「家族」と一緒に飲んでほしい

このビールが面白いのは、温度によって、香りや味わいの特徴がすこしずつ変化するところ。冷蔵庫から出してすこし置いた場合(7℃)は、すっきりした香味を楽しめるので、食中酒にピッタリ!さらに時間を置いていくと、どんどん白ワインを思わせるフルーティーな香りが増していくんです。ぜひ、グラスに注いで、家族とお話ししながら飲んでみてください。

ちなみに、私といたっちがおすすめしたい料理は干しブドウ。メインディッシュならチーズピッツァの蜂蜜がけなども合うんじゃないでしょうか。どちらもビールが持っている「白ぶどうのようにみずみずしい香り」にぴったり合いますよ!

いろいろと話してきましたが、私もいたっちも、このビールは「1杯目」にぴったりだと思っています。華やかながら上品な香りなので、前菜や軽いおつまみと一緒に飲んでほしいというか……。家族でひさしぶりに集まったときなどに、メインディッシュの完成を待ちながら、ゆっくり飲んでいただきたいビールです。

大事な誰かと話し始めるときに、このビールをかたわらに。私たちが造った「父の日限定アンバーエール」がすこしでも話のネタになったなら……そして贈り主の方にも、お父さんにも楽しんでいただけたなら、これほどうれしいことはありません。

あなたにとっての「父の日」が、素敵な「父の日」になりますように!

次回予告

次回は、こんどぅーのぶっ飛び企画「お父さんレンタル」シリーズ。
おっさんレンタルCEOの西本さんと、こんどぅーの対談が実現しました!
どんな話が飛び出すんでしょうか……?どうぞお楽しみに。

この記事を書いた人
おじょー

元ビールづくり担当のよなよな編集部員1年生。 酒場巡りがなによりも好き。今年こそロンドンのパブに飲みに行く!

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