
「ビールの楽しさを伝えていくことが、私たちの使命」ローソンが僕ビール君ビールに込めた想いを聞いてきた
「若い世代にビールの魅力を伝えていきたい」
そんな想いから生まれたのが「僕ビール君ビール」。
2014年に全国で販売を開始し、2020年4月には初の大幅リニューアルを実施。「リフレッシュ」というコンセプトのもと、パッケージデザインや味わいを大幅に刷新しました。

「僕ビール君ビール」のリニューアル一周年を記念して、今年1月に実施したのが「僕ビール君ビール復活総選挙」。過去にリリースされた限定品の中から一種類を、お客様の投票で復活させるキャンペーンです。
投票で1位になり、復活が決まったのは、2016年に発売したシリーズ初の限定品「僕ビール、君ビール。よりみち(以下「よりみち」)」。来週4月27日(火)から全国のローソン・ナチュラルローソン・ポプラの酒類取り扱い店で販売されます※。
※取り扱いのない店舗もございます。ご了承下さい。

今回は「僕ビール君ビール」ブランドを一緒に共同開発している株式会社ローソンの中村良平さんに、改めて「ローソンがクラフトビールに取り組む意義」や「僕ビール君ビールに込めた想い」について話を伺いました。

【プロフィール】中村良平さん
株式会社ローソン シニアマーチャンダイザー
ローソンの新製品開発・採用をはじめ、流通・店頭販促までを請け負う。仕事終わりに「僕ビール君ビール」と「からあげクン」で一杯やるのが何よりの楽しみ。
「クラフトビールなんて、売れるわけないだろう!」

-「僕ビール君ビール」が世に出てから今年で7年になります。改めて「僕ビール君ビール」が誕生するまで、ローソンの中でどんなことがあったのか教えてもらえますか。
中村さん:2014年ごろは「若者のビール離れ」がメディアなどで大きく言われていて、ビールの元気がどんどんなくなっていた時なんです。
私たちも若い方に「ビールのどんなところが嫌いなのか」のリサーチを行ったことがあって、その時に「苦い」「アルコール度数が高い」「付き合いで飲んでいる」「どれも味が同じ」という意見を多くもらったんですね。
ですが、当時のローソン社内には「よなよなエール」や「水曜日のネコ」を飲んだことのあるスタッフも多くいて、ビールの世界はもっと広いことを知っていて。
だったら、会社としてクラフトビールを本気でやったら面白いのではないか?ということになったんです。
-今までにない「クラフトビール」を導入する中で、課題などはなかったのでしょうか。
中村さん:ビールって意外と地域に根ざしている飲み物なんですよ。「この地域はこのメーカーが人気」「この地域はあのメーカーのビールじゃないと売れない」ということが実際にデータとしてあって。
そうすると必然的に、そのエリアで支持されているものしか店頭に並ばないような状況になりますよね。「ここの地域はあそこのメーカーのものじゃなきゃダメだ」という文化があったんです。

中村さん:なので、「大手メーカーのものですら売れてないのに、クラフトビールなんて売れるわけないだろう!」という声も多かったですね。
首都圏は流行に敏感なので、クラフトビールも比較的ウェルカムムードでしたが、前述のような文化が色濃いエリアでは、なかなか定着するのに時間がかかりました。

-それを、どう乗り越えていったんですか?
中村さん:こういった意見も多かったので、最初は実験的に導入(期間を区切って限定販売)をしたんです。販売を開始したときはドキドキでしたが、蓋を開けてみたら非常に好評で。「定番の商品として採用しよう!」とすぐに決めました。
東京以外のエリアでも、総じて好評だったのが記憶に残っています。いわゆる「その地域に強いメーカー」以外のビールも、それがちゃんとおいしいものであれば、支持してくれる方はいるんだ……と認識しましたね。
「ビールの魅力を引き続き伝えていくことが、僕らの使命」
-ローソンが「僕ビール君ビール」をはじめとする、クラフトビールに力をかけているのには、どういった想いがあるんでしょうか。ビール以外のアルコール類に人気が集まっていたり、そもそも飲酒習慣のある方が減っていたり……という環境ではありますが……。

中村さん:逆に、まだまだ世の中にビールの魅力を伝えきれていないな、という感覚があります。
今でも、ヤッホーブルーイングのビールを飲んだ20~30代の方から「ビールってこんなに美味しいと思わなかった」って言われたこともありますし。まだまだ「伝えていく余地のある飲みもの」だと思うんです、ビールって。

中村さん:例えばクラフトビールも、ここ数年で認知自体は高くなりましたが、数が多くて、「何がおいしいか」はしっかりと伝えられてないと思うんですよ。
ただ商品が販売されているだけだと、「このビールはこんなビールで……」というような情報って、お客様には伝わりませんよね。
だからもっと、ビールの良さや、これがビールの楽しさなんだっていうことを伝えていく努力を、僕らもしなくちゃいけないなあと思ってますね。

中村さん:そのためには若い方にも、ビールの楽しさや美味しさというものを伝えていかなければと思っていまして。それが僕たち小売に携わる者の使命だと思ってるんです。
日本のビール市場、これからのビールの世界を、僕らで守っていかないと。そう思ってます。
その想いをヤッホーブルーイングさんと形にしたのが「僕ビール君ビール」なんですよね。
「僕ビール君ビール」と「よりみち」にかける想い

-今年実施した「僕ビール君ビール復活総選挙」、最初は中村さんのアイデアがきっかけだったと、社内の担当者から伺いました。どんなことを思われていたんですか?
中村さん:リニューアルした「僕ビール君ビール」を飲んでくれた方に、過去リリースされた素晴らしいビールを、もう一回飲んでもらいたいなと思って、提案させてもらったんです。定番の「僕ビール君ビール」と飲み比べてもらったら、もっと「僕ビール君ビール」のことを好きになってくれるんじゃないか……と。
-2016年に販売した時のエピソードを投稿してくださるお客様も、沢山いらっしゃいました。
中村さん:嬉しいですよね。愛飲されている方から「もう一回飲んでみたいな」というお声もよくいただいていていました。いつもはお断りするしかなかったんですが、今回はこういった形で、そういうお声にもお応えできてよかったです。
中村さん:一方で、まだ「僕ビール君ビール」を飲んだことのないお客様も沢山いらっしゃると思っていて。そういった方にはぜひこの機会に「僕ビール君ビール」や「よりみち」に触れていただきたいなと。
「世の中にはこんなビールがあるんだ!」という体験をして、もっといろんな味を体験してみたいな、冒険してみたいな……と思っていただくきっかけが「僕ビール君ビール」や「よりみち」だったら嬉しいですね。

-中村さんおすすめの「僕ビール君ビール」と「よりみち」の楽しみ方を教えてください。
中村さん:「よりみち」のビアスタイルは、アメリカンウィート。小麦を使っているから、通常の「僕ビール君ビール」とは違う優しい口当たりですよね。そういう意味では、飲み比べをしっかりと楽しんでもらえるんじゃないかなと思ってます。
また、「よりみち」は初夏にピッタリの味わいだと思うので、ぜひこの季節に飲んでみていただきたいですね。
-ちなみに、中村さんおすすめのペアリングは?

中村さん:断然「からあげクン レッド」と「スモークタン」です!(笑)自分の中では鉄板のペアリングですね。
-ありがとうございました!
「僕ビール、君ビール。よりみち」は、4/27(火)に復活!

ビールの魅力をまだ知らない方に、ビールの魅力を届けたい。そんなローソンの熱い想いと、ヤッホーブルーイングのブルワー(醸造士)のこだわりがつまった「よりみち」。ぜひご賞味下さいませ!
ローソンとナチュラルローソンでは、4/27(火)~5/10(月)まで「僕ビール君ビール」と「よりみち」を2本同時に買うと20円引きになるセールも実施予定。ぜひ「僕ビール君ビール」と「よりみち」の飲み比べもお楽しみください。

また、「よりみち」の復活を記念して「僕ビール君ビール 専用グラス」の再販も行っております!

販売の度にご好評いただいている「 僕ビール君ビール 専用グラス 」。「僕ビール君ビール」や「よりみち」を飲むときのマストアイテムです。ぜひこの機会にどうぞ!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
「よりみち」の発売まで、もう少々お待ちくださいませ!それではまた。
(おわり)
